らくがき帖

ノンジャンル心象風景

あー焦った……!

2004年12月20日 | 子供


タローのサンタさんへの希望の品、
提案、ごり押し、譲歩、説得…
と話し合いを重ねた結果、
ポケモンのボードゲームで
めでたく合意。
よかったー♪

つうことで昨日、サンタさんに成り代わって
プレゼントを買いに行ってみたところ、
ボードゲームが特売だったのはよかったのだが、
ヒメ所望の「ディズニープリンセスの宝石箱」が
なんと売り切れ…。

タローと違って
わりと早い段階で決意を固め、
その後何度かおもちゃ屋で見かける度に
「サンタさん、いい子にしますから、
これを下さい。ぜっったいに下さい…。」
と念じていたヒメだから、
今さら代替品というわけにはいかない。

血の気が引き、足が震えつつも次の店へ。
クリスマス前の最後の週末だけあって
おもちゃを売っている店は
どこもかしこもすごい混雑だ。
親は苦労しますなぁ、ご同輩。

…あった…。
最初の店で売っていたはずの値段より
1000円高かったけれど、
無事にゲットできたよ…。
おーいおいおい(感涙)

プレゼントの準備は万端だ。
ケーキは各人の好みのショートケーキを
当日買いに行く予定だし。
鶏肉なんてまだ小さいから唐揚げで十分。
いつでも来やがれッてんだ。
クリスマス!

クリスマス子供会

2004年12月19日 | 子供
ヒメの幼稚園は、
とても小さくて、素朴で、
まあ…おんぼろだ。
英語や音楽や体育の
授業がないどころか、
ひらがなさえも教えない。
「え?じゃあ何するの?」
ってそりゃあもちろん、遊ぶのだ!
幼稚園からのお便りには
「水遊び、泥遊びは幼児の心身の
健やかな発達に欠かせません」
とか書いてある。
最高でしょ?

きょうはクリスマス子ども会。
内容は歌や劇、お遊戯の発表会だ。
普段が普段なので
統一された整然とした動きなどは
望むべくもないが、
この幼稚園のいいところは、
ある程度子どもの創作意欲を
汲み上げてくれるところ。
配役は子どもたちが話し合ったり
じゃんけんしたりして決めるし、
振り付けに子どもの案が採用されることもある。

ヒメのことしの演目は
「ドラゴンボールZ」のお遊戯。
いや、最初はオペレッタのお姫様役に
立候補するつもりだったらしいが、先生の
「女の子の中で、
男の子の漫画も好きな人ー?」
の声に思わず手を挙げて
決まってしまったというから、
最初は少し心配していた。

だが、ふたを開けて見れば…
我が娘のダンスのうまさと言ったら!!
衣装のかわいらしさ、
振り付けのかっこよさも申し分ない。
名前を呼ばれて
一人でポーズを決めるところも
ほぼ練習通りにできたし。
私のほうが誇らしさで胸が一杯になった。
画像は「かめはめ波」を決めたところ。
あぁ、かわいかったなー…(^。^)

もちろんたくさんのお友達の
個性あふれる熱演も楽しみ、
ママモードを堪能できた1日になった。
みんな、おつかれさま。

きょうは昨夜仕事で完徹だったため
ぶっこわれぎみです。
親バカ大放出ですが
私にもこんな側面があるっつうことで
ご辛抱下さい…。

クリスマス

2004年12月15日 | 生活
幼稚園の母の会
(↑早い話がPTA)主催の
フラワーアレンジメント講座で、
直径40cmのクリスマスリースを
作ってきた。
材料費、講習費、託児など
すべて込みで1000円。
来年タローが入園するから、
この催しにあと3回は出席できると思うとうれしい。

高校生のころは、
「何ゆえキリスト教徒でもないのに
キリストの誕生日を祝わねばならんのかっ。
日本人はどうかしちょるっ!!」
と、昭和ヒトケタのおやじのように
息巻いていた私だが、その後、
「せっかく楽しむ機会があるんだから、
楽しまなきゃ損じゃない。
ケーキだって食べれるし…」
という母の意見を受け入れ、
今は人並みにクリスマス行事に便乗している。

だが受け入れたきっかけは、
決して人格が丸くなったとかではなく、
甘いものの誘惑に負けた、
と確かに記憶しているので、
こんな自分とクリスマスの大騒ぎに
ひっかかりがないわけではない。
一般市民が自宅をぴかぴか光らせたりとか…
やっぱり日本人、どうかしちょる!
と思いつつ、リースを作って飾り、
子供にプレゼントを買おうとしている自分が
何者なのか正直言ってわからない(-_-)
あ、意志軟弱者?


終わっちまった… その2

2004年12月15日 | 大河ドラマ
前回の続き

慎吾もよくがんばったと思う。
初回を見たときは、正直言って、
「なんか慎吾は慎吾そのもののまま
やってるんですけど…。
近藤さんのことはよく知らないけど、
これでいいの?」
と思った。
が、回を追うごとに近藤さんも慎吾も成長し、
池田屋辺りからは、SMAPの慎吾くんと
近藤さんはきっちりと別人であったと思う。
伊東さんを説き伏せたときは、
「あ、近藤勇の器の大きさって、こういうこと…!」
と納得できた。

ただやはり、近藤勇という人に関しては
今回の慎吾の演技だけでは
つかみ切れないものを感じる。
だからだれならよかった、という問題ではない。
何しろ、30歳前後にして、
会う人をことごとく惹きつけ、
命を預けようという気にさせるカリスマ性の持ち主だ。
そのくせ、考え事をするときには
拳骨を口に入れる癖があったって…(-_-;)
そんな現場を見たら、
命を預けるのはやめたくなりそうなものだが。
恐らくだれが演じても、
この人物を表現し切れることは
ないのではないだろうか。

もう1点、今回の大河で描き切れて
いなかったのではと思われるのが、
新選組の負の部分。
三谷さんはこのドラマを
小学生に見てもらいたいと言っていたから
無理もないかもしれないが、
ちょっと不自然に清潔感にあふれていた気がする。

実際にはやはり酒宴や女遊びは
猛烈に繰り広げられただろうし、
「男色が流行」していたのも確かなようだ。
それにあれだけ京都での乱暴狼藉を
取り沙汰されるからには、
隊士の普段の態度も
粗野で横柄だったのではと推察されるが、
ドラマの中では素行の悪いのは
鴨一派だけだった。

なあんて。
散々虚構に楽しませてもらっておきながら、
こんなところを突くのは卑怯かもしれない。
ここは現実と大きくかけ離れて美しかった
斎藤ジョーに免じて、目をつぶろう。

そういえば、斎藤さんの剣技は
大きなアクションでほとんど型が存在せず、
逆に総司の剣は
最小限の動きで目にも止まらぬ早業。
その違いが素人にもきちんと分かった。
こういうところはとても史実を大切に
表現されていたと思う。

初回に竜馬と黒船を見に行ったことで、
「史実を無視している」などと
ひどいバッシングを受けていたが、
これはまったくお門違い。
漫画「日出づる処の天子」を見よ!
年表には忠実でありながら、
聖徳太子をゲイのエスパーに仕立てあげ、
なおかつ読者を捉えて離さない
魅力的な作品を作り上げた
あの山岸涼子の力量を!
そんなに史実がお好きな方は
古文書を紐解いていればよろしい。
アーティストの作品が、
史実を羅列していて面白いものか!!
芸術作品は、モチーフをいかに個人のイメージとして
ふくらませ具現化するか、でいいのだ。
三谷さんは正しいのだ!

私の新選組はまだ始まったばかり。
今回の大河以外のことはほとんど知らない。
だからこれから、
新撰組を扱ったたくさんの作品に触れ、
私個人の新選組像を作り上げていこうと思う。
まずは王道、「燃えよ剣」からでしょう。
実は既に購入済。
それからいろいろな映画やドラマを
ビデオレンタルしてと…


本当に本当に、大好きだった。
来年もまた毎週、
1年間「新選組!」を見てもいいと
思えるくらいだ。

オープニングの歌詞は、
近藤さんの最期の思いを考えて
三谷さんが作詞したものらしい。
さあ、みんなで歌いながら泣こう!
「愛しきー 友はいずこにー
この身はー 露と消えてもー
忘れはーせぬッ 熱きおーもいッ
誠のー旗に集いしー あの日々をー
あの旗ーにー託した ゆめをーーーーーっ!」

終わっちまった… その1

2004年12月15日 | 大河ドラマ
昨日の朝は総司の大量喀血シーンで目覚め、
今朝は斎藤さんが虎徹を背に
官軍を切りまくっているシーンで目が覚めた。
まさに寝ても覚めても、
ふと気がつくと最終回の映像が蘇ってくる。
それほどに印象的で、名残惜しくて、
大好きだったよ! 新選組!!!

近藤さんの最期はもう、言うことはない。
「徳川家への恨みを
すべて背負って死んでもらう。
それほどの器の者は近藤以外にいない。」
っていう意味付けがされていて、
それをみんなが―勝さんや、西郷さんや、
隊士のみんなや、近藤さん自身も―
理解した上での処刑だったから、
不条理に死ななくてはならなかった
河合さんなんかより
はるかに納得して見ることができた。

でも殿は…容保はどうなの!?
あっさり「余にはどうすることもできん」って…。
今まであんだけ「余の頼りはそちだけじゃ。」
そちだけそちだけ言ってたのに!
斎藤さん、そんな薄情なヤツは切ってしまえ!
と思ってしまったよ。
もう少し無念さを滲ませてくれてもよかったんじゃ…。

無念といえばお孝!
お孝が斬られるとは全然思ってなかったから
すごいショックだった。
総司の最後の光だったのにね。
優香も深雪太夫のときより
生き生きしててよかったのに。
「しょうがねぇよ。
沖田総司は独り寂しく
死んでったことになってんだから」
とこれはうちのオット。
そういうことじゃなくて!!

予期せぬ死と言えば捨助……!!
あれだけ世間を騒がせた捨助が、捨助だけが、
近藤さんとともに死ぬことを選んだんだよね。
今までの問題児ぶりも、ただただ
かっちゃんの仲間になりたかっただけなんだよ。
そう思うとね、獅童さんの好演とあいまって、
急激に愛すべきキャラに…。
そういう、だれにでもそう生きた理由がある、
みたいなところが、
三谷さんの脚本のカラーだったのかな。

…さて。
具体的な思い出に浸っていたら切りがないが、
終わってしまったのだから
総括しないわけにはいかないだろう。

今回の新選組、
何と言ってもキャスティングの妙に尽きる。
「キャラが立っている」とはよく使われる言葉だが、
本当に1人1人が、役にぴたりとはまっていた。
トシ、総司、観柳斎、河合さん、松原さん、喜慶ら、
舞台で活躍している役者さんはさすがだし、
佐之助、島田、山崎さんなども、
ほかの人は考えられない。
配役が決まった上で、
その役者さんに合わせてセリフを考えるという
三谷さんならではの成せる技だろう。

私が特に気に入っていたのは、
前にも書いたが源さん、山南さん、平助の3人。
ガラスの仮面の北島マヤは、
自分のセリフがないときでも
表情まで役の人物になりきっていたが、
この3人も、どんなに画面の端でも、
いや私生活までも、役の人物そのものなのではと
私には思えた。

それから特筆すべき人物がもう1人。
それは…斎藤・ジョー・一だ!
史実上の斎藤一は、もっともっと「人斬り」感が
強く、近寄りがたかったのではと思われるし、
オダギリジョーはナイーブな青年役で
いい味を出すこともよく知っている。
でも、斎藤・ジョー・一はかっこよすぎたから
あれでいいのだ!
ライフカードのオダギリジョーはどうでもいいけど、
斎藤・ジョー・一からは目が離せない。
寡黙で腕が立って、
恩義に報いようとするところは言わずもがな。
目を開けたまま眠ったり、
へんてこな木彫り人形を結婚祝にしたり、
にんじんを買ったはいいが
名前も摂り方も「知らん」だったり…
彼の登場するシーンはすべてが輝いてたよ!
このまま会えなくなるのはあまりにも惜しい!
オダギリジョーにはいっそのこと、
芸名を「斎藤・ジョー・一」と改め、
髪を伸ばして一つに結い、
常に着物+袴で今後の芸能活動をしてほしいくらいだ!
…と声高らかに主張していたら、オットが一言
「…食ってけねぇよ。」とつぶやいたが。
そのぐらいよかった。斎藤さんも。

えーっと…容量をこえてしまったようなので
その2へ続く。

早く決めてくれ!

2004年12月10日 | 子供


この期に及んでまだ、
タローはサンタさんに何をお願いするか
決めていない。
尋ねる度に答えが違うのだ。

デカマスターのDソードベガ、
ウルトラマンネクサスの変身する棒、
デカブレイクのブレスロットル、
ブレイドの武器、
シュレックのビデオ、
カリスの武器…



1番多く口にするのは
「ブレイドの武器」だが、
仮面ライダーブレイドは
来年2月にはテレビ放送を終了してしまう上、
タローが挙げた中で最も高価で6000円くらいする。
親としては最も買いたくないおもちゃだ。

どれをもらっても喜ぶかもしれないが、
逆にどれをもらっても不平を言いそうだ。
サンタのふりをするからには
願いをかなえてやりたいと思うが、
こっちにも予算とか割引券とか、
乱暴しないかとか飽きないかとか、
いろいろと都合があるのだ!!

この様子ではきっと、
24日の夜まで変更の可能性有りとみた。
一体どうしたものか……。

悪ガキ タローくん

2004年12月08日 | 子供


最近タローがすぐ物を投げるので困る。

もちろん単に投げるだけなら
今に始まったことではない。
忘れもしない、
お座りがしっかりしてきた7ヶ月のころ、
タローはおやつを平らげて空になったお皿を
力任せに投げて割ってしまったのだ。
しかも「割れにくい」と折り紙つきの
「コレール」というシリーズのお皿を。
恐るべし、乳児の投擲力…。

あのころはただ、
おもしろ半分で「投げる」という動作を
楽しんでいただけなのだろうが、
今の彼は、ある明確な目的のもとに投げている。
それは…ポケモントレーナーになるためだ!

アニメのポケモンでは、
ポケモントレーナーがポケモンボールを投げると
中からポケモンが飛び出すわけだが、
いくらタローがおもちゃのポケモンボールに
ピカチュウやグラードンを仕込んだところで、
彼らは投げてもピクリともしない。
これが気に入らないタローは、
もうなんでもいい、頼むから飛び出てくれと
言わんばかりに、部屋じゅうのものを投げるのだ。
あらゆるおもちゃはもちろん、
本、筆記用具、調理用具、コップ、薬…
壊れるおもちゃ続出、惨憺たる室内、
響き渡る私の怒声…。

この叱り方がまた難しい。
静かに教え諭すように話し掛けても、
「サトシ(←ポケモンの主人公)は投げてるよ。
投げるとポケモンが出てくるんだよ!」
の一点張りで、
何事もなかったかのように投げ続ける。
こちらもエキサイトしてきて
「大事にしないならおもちゃ捨てるよ!」
と大声を出し始めると
「ママかいじゅうが出たーっ!
やっつけてやる!とおおーーーっ!」
戦いごっこにすりかわってしまう。

で、イライラも最高潮に達する私は
やはりどうしても手が出てしまうのだ。
手首をぐっと持つか、耳を持つか、
はたまた抑え込むかして、
とにかく顔が私の方を向くような態勢にさせる。
そして眼の奥を覗くように顔を近づけて、
タローがしぶしぶ「わかった」と言うまで
強い調子で説教。
あまりやるとヒメの方が怖がって泣き出すから、
私の方も気が引けるのだが、
こんなことでは奴は決して分かりはしないのだ。
拘束を逃れた途端、安全圏まで小走りで逃げて、
「ママなんかだいっきらいだぴょ~ん。
バーカバーカ。あっかんびぇーーーん」
とかなんとか言いながら踊ってるし…。
数日後には同じこと繰り返すし…。

一体だれに似たのだろう。
確かに私は、
「もしも男に生まれ変わることができたら、
双子のウィーズリーみたいになりたい。
かっこいいし、楽しそう…♪」
と常々言っていた。
それは認めよう!
だがしかし、
今生でモリーおばさんの苦労を味わう予定は
全然なかったのに…。
私とオットの子ならば、どんなに
内向的なおとなしい子になるだろう、
うまく励ましてやらねば…と思っていたのに!

がんこでいたずらな男の子を
効果的にしつける方法、
どなたか知っていたら教えてください(泣)

一瞬の

2004年12月06日 | 大河ドラマ
一時期あまり寝ていなかった反動で、
最近は寝てばかりいる。
しかもまた風邪気味…。
やはり夜は寝なければいけませんな。

新選組はあと最終回を残すのみだよ…!
昨日も、近藤さんの命運が尽きてることは
分かりきっているのに
やっぱり悲しくて泣いてしまった。
「加納君、お久しぶりです。」
って、あんな静かに微笑んで…。
そのセリフで打ち首決定なのにね!
トシが聞いたら鬼ギレだよ!

対する加納さんも、
一度は近藤さんを狙撃する場にいながら、
「ごぶさたしております、局長!」
深々とお辞儀してたね。
泣かせるよホントに。
三谷さんにこんなに泣かされるとは、
全っ然思ってなかったよ…!

約1年前の初回のストーリーも
はっきりと覚えていて、
だからよけいにあっという間に感じる。
この1年も。
新選組の時代も。

なんか一瞬の夢のようだ、新選組。
江戸幕府、武士の時代が、
散り際に抜いた一本の刀の
一瞬のきらめき。

来週も心して見よう!
それにしても、
キャッツアイでいい味出してた
古田新太さんが、かっこよすぎてびっくりした…。

アトピー

2004年12月02日 | 子供



子供のアトピー性皮膚炎を苦に、
一家が心中してしまうという
事件が起こったようだ。
「疲れた」との書置きがあったという。

実はうちのタローも、
生まれついてのアレルギー体質で、
乳児のころのアトピーはひどかったから
他人事ではない。

「赤ちゃんの肌」と言えばだれもが
つるつる、ぴかぴか、もちもちとした
柔らかくて張りのある肌を想像するだろうが、
タローは生後間もなくから違っていた。
ぶつぶつ、かさかさ、などというのは
非常に良い方で、
大抵掻き傷だらけで血が滲んでおり、
ひどいときには
皮がずるりとむけてじくじくしていた。

会う人会う人
「顏、どうしたの?」
と驚きの声を上げるから、
私は一時期、タローを連れて外に出るのが苦痛だった。
何より、痒がって眠れずに泣くタローが不憫でならない。
ようやく眠れても朝起きたらシーツが血だらけなど
日常茶飯事だ。

直接的な原因も、
効果的な治療法もわからない。
わからないから躍起になって調べていると、
「胎児期の母体のミネラル不足」とか
「母乳の不足」とか
「生活環境が…」とか、
無責任にもさまざまな憶測があちこちで語られ、
どれを見ても自責の念に駆られる。
良いと言われるあらゆることを片端から試すが、
即効性のあるものは一つもない。
その上、
「親が思い悩むと子供にストレスを与える。
アレルギーには何よりもストレスがよくない。」
などと言われるから、もう八方塞だ。
一体どうしろというのか。
生まれていくらも経たない我が子が、
血にまみれて泣いていれば
何とかしてやりたいと必死になって当たり前ではないか。
救ってやりたい。
でも良くならない。
助けてやりたい。
でも悩んではダメ…。

あのころの自分の状態を考えると、
もしタローよりも重度の症状が長く続いていたら、
死を考えることもあり得るのかもしれないと思う。
でも。
アレルギーの子をお持ちの皆さん、
それでも、生きていてこそですよ!

お子さんに合った治療法が、
明日分かるかもしれないし、
少しずつ少しずつ良くなって、
何年か後には治ってしまうかもしれない。
現に今、アレルギーに即効性のある菌類が研究されていて、
数年後には注射1本で症状が緩和されるかもしれないそうだ。

タローは幸い、アトピー症状はかなり抑えられて、
3歳になった今はかなりつるつる、ぴかぴかに近い。
代わりにぜんそくや鼻炎が出てしまっているから、
アレルギー体質そのものが治ったわけではないが、
それぞれの対処法も分かってきて、
日常生活に支障をきたすことはほとんどない。
せいぜい、ぜんそくの予防薬を飲んだり、
ヴェポラッブを切らさないようにしておく程度だ。

「人事を尽くして天命を待つ」
アレルギーとのお付き合いのコツはこれに限る。
情報にアンテナを張り、できることは何でもする。
だが結果を期待しない。
何年か後に、少しでも改善していればよし、
というスタンスを持って、
子供の体力、発育を信じるのだ。

アレルギーっ子を持つ皆さん、がんばりましょう!

そうでない皆さん、
周りにアレルギーっ子を持つ人がいたら、
暖かい目で見守り、励ましてあげてください。
私も、公園ママ友達の励ましが
どんなに力になったか分かりません。