らくがき帖

ノンジャンル心象風景

年の瀬ですね。

2014年12月23日 | 大河ドラマ

お久しぶりです。

養命酒の飲みすぎで、アル中になっちゃうんじゃないかっつう勢いのaricaです。
だって、寒いんですもん!
ロシア人がウォッカ飲むの分かるわーと思いながら飲んでます。

ちなみに養命酒ね、14度ですよ。アルコール度数。
これを、食前と就寝前、1日4回、20ccずつ飲んでたらね、
毎日コンスタントにウィスキーロックでツーフィンガーと大体同じじゃないですか?

アルコール弱い方や運転する方は、就寝前だけにしておくことをおすすめします!



ところで・・・もう今年も終わりが近づいてますよ。

軍師官兵衛も昨日終わりました。
忘れないうちに感想を書いておきたいと思います。



まあなんと言っても今年はね。

岡田さんあっぱれ

これに尽きますね。



お話がはじまったころは、ちょっとさわやか好青年過ぎやしない!?
と思ってたんですよ。
まじめで、誠実で、情熱的で、
去年の夏に見た「清須会議」の寺島さんとあまりにも違っていて・・・。

でもそれは若いときの表現だったんですねー。
幽閉から生還したあとは、
「地獄から戻ってきた男」
にしっかり豹変してましたし、
老後に天下狙う辺りではもう不気味なまでの怪演。
なんかこの1年で、実際に食えないジジイに歳取っちゃったんじゃないか、
と心配になるくらいの役作りでした。

すごいなあ。

岡田さん、1年間おつかれさまでした。
見事でしたよ!
ゆっくり休んで、鍛えて、またキレキレのアクション見せてくださいね!


そう言えば私思ったんですけど、今回の岡田さん、
脚が不自由になってしまう役だったので
後半ほとんど殺陣をできなかったじゃないですか。
私としてもそこはちょっと見足りなかった感があるんですよね。

そして、それとは別の話で、映画るろ剣3部作を家族で全部見たわけなんですけど、
もう健くんのアクションが神過ぎて!
1人で多数の敵を猛スピードで倒していくところはいいんですけど、
1体1の戦いのとき、相手によっては健くんが動きをセーブしてるように見えるところがあって。
これは・・・健くんの能力を最大限に生かしてサシの勝負をできる役者さんとの戦いを見たい!
と思ってしまったんですね。


はい、つながりました。

岡田さんしかいなくね?

もうるろ剣は完結しちゃったので無理ですけど、
なんらかのアクション映画でこの2人の対決を見たい、と思うのは私だけではないはず!
どなたか関係者の方、よろしくお願いします。




さて大河の話ですが。
岡田さん以外の役者さんも、皆さんすばらしかったです。

やっぱりまず恭兵さん。
かっこよかったなー。
官兵衛に大事なことを伝えて、ご隠居として家を守って、
松寿丸を溺愛して、穏やかに天寿を全うして。
こういう役で、うれしかったです。

その松寿丸の子役の子もすごくよかった!
男の子らしく元気でまっすぐで、でも愛らしさもあって、
おねが心を捉まれちゃうのもしょうがない感じがよく伝わってきました。

成人した長政は松坂桃李くんでしたが、
彼はこの大河で大成長しましたね!
最初はもう周囲の大俳優の皆さんに気圧されて、
焦りと緊張感でいっぱいいっぱいなのが伝わってきて、
この子、本当に大丈夫なのか?と心配になりましたが、
長政の成長とともに桃李くんも成長して、
最後は立派な武将、立派な当主になり、なんだか感動しました。
今後期待の役者さんになったね!


あと私の中で忘れられないのは永井くんの武兵衛。
最初この配役知ったとき、すごいうれしかったんですよ。
何せ永井くんは元タイムレッド。
スポーツ万能空手経験者じゃないですか。
これは、今年の大河は、岡田さんといい永井くんといい、
本当に体が動く人で、殺陣にリアリティを持たせるってことだね!?
って思ったんですよね・・・。
それがもうあんなに初期の初期で討ち死にしてしまって
乳兄弟だったのに。
善助ともいいコンビだったのに。
若を守って。
ああひどい・・・思ってもみなかったショックからしばらく立ち直れませんでした


でも、NHKのホームページで、善助が
「武兵衛さんのことは黒田家家臣として、忘れてはいけないと思う」
って言ってくれてたから、
武兵衛の魂は善助に、そして家臣団に受け継がれているんだ、
と思って乗り越えることができました。
善助、ありがとう。


家臣の皆さんも本当にみんなよかった!
役だけじゃなくて、本当にみんなが岡田さんについていく、
岡田さんを支える、岡田さんを守る、っていう気持ちで団結しているのが伝わってきましたよ。
幽閉から救い出すときの心配だけど絶対助ける、っていう感じとか、
クールな九郎右衛門の最終回の涙とハナでぐちゃぐちゃの顔とかね。


あとは・・・つるちゃんの食えない殿もよかったし、
高岡早紀さんのお紺も美しかった。
黒木瞳さんのおねはチャーミングで魅力たっぷり。
かわいそうだったけど気が強い糸も憎めなかったなぁ。
初期では江口君の信長と内田有紀ちゃんのお濃もビジュアル系カップルでよかったし、
あと「だし」ね! えっと、桐谷美怜ちゃん!
本当にきれいで優しくて強くて、マリア様みたいだった!
いまでもCMとかで見ると、家族で「あ、だしだし!」って言っちゃいます。


そうだ。
かっこよかったのは鶴見辰吾の小早川隆景。
今回の大河までどういう人か全然知らなかったけど、
毛利元就の三本の矢の三兄弟の末弟なんですね。
強くて賢くて落ち着いていて信頼できる人。

ああ、なのにその息子が秀秋なんだよなあ!!!
で、また小早川秀秋を演じた浅井陽介さんがもううますぎて!
BASARAの鍋奉行秀秋とほとんど同じキャラなんだから笑ったよ!



・・・って、キリがないのでそろそろにしますが。
全体に完成度の高い見応えのある大河だったと思います。
関係者の皆さんありがとうございました。



来年の大河には、私が「イケメン」とあだ名をつけている
伊勢谷さんが重要な役で出ます!
が、おそらく見ない気がします。
(関係者の皆さん、ごめんなさい)

早くも再来年の真田幸村が気になって仕方がありません。
幸村の子供達は、伊達家筆頭家老の片倉小十郎が引き取って育てたんですよ!
BASARAではヒメちゃんが幸村使ってるし。
もう他人の気がしないんです。
楽しみだなー



ではでは、このカテゴリーは再来年また、ということで




P.S.

一つだけ、釈然としなかったことがあるので言わせてください。
官兵衛は地獄から帰ってきてキリシタンになったのに、
あっさり出家して「如水」なんてなっちゃったんですけど・・・
だしや右近殿の影響で洗礼を受けたけどそれほど信心は強くなかったんですかね?
まあ出家自体、仏法云々よりも秀吉の手前、保身のためだったんでしょうけど。
キリシタン官兵衛の心情がどんなものかよく分からなかったのが残念です。
だって石野真子は秀吉のすぐ近くにいても
けっこう最後の方までマグダレナでしたからね!