らくがき帖

ノンジャンル心象風景

一歩一歩

2011年03月21日 | 生活
水、
出るようにはなりましたがやはり
震災前と同じ快適な生活、というわけにいはいきません

まず第一にお湯。
うちは暖房と湯沸しを屋外の灯油タンクでまかなっています
それで、生協の灯油の宅配に登録していました
毎週決まった曜日に、どれだけ灯油が減っていようとも
タンクを満タンにしてもらえるシステムです
今、その灯油の宅配は、18日から再開はしたけれども
宅配車のガソリンが調達できれば巡回、上限18リットル補給
という状況です
まだまだ寒いこの時期、暖房のことを考えると
思い切ってお湯を使う勇気はなかなか出ません

うちばかりでなく、
ガスのお宅は復旧が早くて1ヶ月半後らしいですし
エコキュートのお宅も倒れて損壊して
使えなくなっていたりします
お風呂は日帰り温泉を利用したり、
やかんで沸かしたお湯を水で割って洗面器で頭洗ったり、
がまんしたり、です


それから下水の問題。
仙台市の下水処理場は3ヵ所あったらしいのですが
いずれも海沿いにあったため津波で大ダメージを受け、
電気が復旧しても下水を処理できる状況にないとのこと。
水道が復旧してきた今、
ついに下水が逆流して、県南ではマンホールから
外へあふれ始めたというのです

洗濯のすすぎは1回、食器はため洗い、
トイレを流すのは「大」のときだけ・・・
と気をつけはしても、
全市民が使う水の処理を一体どうしたらいいのか。
下水処理場なんて一朝一夕には直らないし、悩める仙台です


ガソリンも、
テレビなど見ていると
「支援してもらっている、大丈夫!」
と思えますが
今のところ身の回りの状況はまだあまり変わっていません
我が住宅地から半径5㎞の範囲に食品を売っているお店はなく、
バスも多くの路線が運行休止
動いている路線でも5割程度の不定期運行です

家にいても灯油も食糧も手に入らずに過ごしている人もたくさんいて、
そういう人たちは今、支援物資が届き始めた避難所の人よりも
大変な暮らしをしている場合がある、ということで
「在宅難民」「自宅難民」と呼ばれ始めています

私は何日か前、「マイカーは我慢を」と書いてしまいましたが
車社会の東北地方、その我慢はたやすいものではないのです


でもきっと、もう少し、もう少しですよね!
毎日の変化は少しでも、あと1週間も経てば
見違えるように状況はよくなっているはず!
みんなみんなが、助けようとしてくれているのだから。
今までの1週間を考えれば、そう信じることが出来ます


さてこんな状況の中、
いよいよ私も明日からパート勤務再開です
私が今やっている仕事は、会計事務所のデータ入力です
確定申告の真っ只中で忙しすぎて戦々恐々と仕事をしていたのです

まだライフラインが復旧していない地域もたくさんあり、
まだ肉親と連絡がつかず必死の思いの人もたくさんいる今、
「正直確定申告とか、それどころじゃないっちゃ!」
と思わないでもありません

でも私には仮設住宅を建てることはできないし
行方不明の方を探し出すこともできない
今はだれもが
自分のできることを精一杯にやる、それしかないと思います


どんな状況でも毎日を元気に生きる、
子供を将来社会の役に立つ人間に育てる、
ダメージの少なかった会社の財務をしっかり管理できるようにパート先に赴く、
そのどれもが、仙台の、東北の、日本の復興につながると信じて、
私は明日から
いつ来るか分からないバスを頼りに仕事に行きます

水が!

2011年03月19日 | 
水が!!!

水が出ました・・・(滂沱)

今までも、地域の防災用給水ポンプのおかげで、
飲料水に困ることはありませんでした。

でも!

それと、好きなだけ水を使える、というのとは
別の世界の話、ぐらい差があるのです。

お風呂、トイレ、洗濯、食器洗い・・・
一体今まで、どれだけたくさんの水を
当たり前のように使ってそして簡単に捨てていたか!!!


どうやら2、3日前の吹雪の日、
仙台市水道局の職員の方が
我が地域の壊れたポンプの修理に来てくれていたようなのです
感謝です
心から、感謝です


震災直後は、電話もメールもまったくつながらず、
(171さえもクソの役にも立ちませんでした!)
電気も水もガスも不通、
ガソリンもない、灯油もない、お店にも何もない、
こんな状態が一体いつまで続くのかと
不安でたまりませんでした。

でも今は、少しずつですが確実に、
たくさんの人の助けを借りて、
状態がよくなっていくのを実感できます

きっともうすぐ、燃料や流通の心配もしなくて済むようになる、
そう信じることができます

皆さんありがとう
ありがとう!!

仙台市泉区周辺のみなさんへ

2011年03月18日 | 生活
私のブログ読者に仙台市民はあまりいないとは思うのですが…
(こちらの知り合いにはほとんど教えていないので)
検索していらっしゃる方に、私の知っている情報を。


・生鮮食品が買えるお店
 
 ヨークベニマル野村店
   シェルコムの近くに最近出来たお店です
   建物の損傷があまりないので
   お店の中に入って商品を選べる上、
   野菜やパンなど新しいものが入荷しています

 その隣のカワチ
   同じく中に入って買い物できます
   不定期でお米やパンが入荷しています

 仙台市街に行けばダイエーや朝市など
 買える場所はいろいろありそうですが
 ガソリンを消費してしまう、駐車場に困る、
 3時間以上並ぶ、など考えると野村ヨークは貴重です


・営業しているお風呂

 リフレは燃料を使い切ってしまったため
 今日(18日)までで営業を一旦終了しました
 根白石の「明日の湯」は今日から営業スタート
 無料だそうです どのくらい並ぶのかなど分かりません


ガソリンは皆さん悩んでいらっしゃると思いますが
バス、自転車、乗り合いなど工夫してなるべく節約し、
緊急車両や自衛隊、支援物資輸送、物流業者などに
優先してガソリンが行き渡るよう、
お互いにもう少しだけ我慢しましょう
結局はそれが復旧を早める道のはずです

1週間経過

2011年03月18日 | 生活
昨日、おとといよく吹雪いて、
一気に15cmくらい積もりましたが、
今日は気温が低いながらもよく晴れて、
道路の雪は溶けました。
明日は最高気温10℃の予報です。
灯油の残量が気になる今、暖かいのはありがたいです
反面、花粉症の薬はあと5日でなくなるので
その後はくしゃみ地獄かもしれませんが、
そんなの贅沢な悩みというものでしょう

うちの地域はまだですが、
仙台市内はかなり多くの町で水道が復旧してきました

今、被災地で最も欲しいもの、それはガソリンです
スーパー、ホームセンター、青空市、
どこに行ってもお店の人は同じことを口にするのです。

「仕入先に商品があるのは確認できている
ただガソリンがないのでここまで持って来ることができない」

そうなのです
内陸部は震災の被害はそれほど大きくなかったので、
農家さんには野菜があるし、
牧場には牛乳があるし、
大型チェーン店の倉庫には品物があるのです
でも運ぶ手段がない
個人、業者、ガソリンスタンドにさえ、
ガソリンがまったくないのです

家にいて備蓄食糧を持っている私たちはまだいい
激震地の避難所では、
「このままでは、餓死者が出る」
とまで言われるほど事態は深刻です
県庁の前では県外ナンバーのトラックが
支援物資を下ろしていると聞きますが、
その物資を運ぶ車が…ガソリンがありません

国は一両日中に、
北海道や西日本の製油所から、
大量のガソリンを東北地方に運ぶと言ってくれています
そのガソリンがうまく、
緊急車両や支援物資輸送、商品の物流に使われるよう、
私たち個人のマイカーはもう少しだけ
我慢しなければと思っています

正直、来週からパート先の会社普通に再開と言われて
ガソリンないのは超ツライですけどね・・・

現状

2011年03月16日 | 生活
電気はおとといの夜に復旧しましたが
水道、ガスはまだです
うちはIHなので料理に支障なくなりましたが、
ガスコンロのお宅は食事をちゃんとできているか心配です

でも、電気が復旧したおかげで
中学校の非常用給水ポンプが動くようになり、
無制限で飲料水がもらえるようになりました!

それまでは2時間おきに町内各所の公園に順番に給水車が来てくれて
一家庭3リットルまでの制限つきの給水に
並んでもらっていました
顔も手も洗えないつらさを味わいながらの暮らしより、
今はだいぶましです

食料、ガソリン、灯油は非常に、
非常に入手が難しいです。
震災前の在庫を放出してくれるスーパーや
ガソリンスタンドの情報があると
3~10時間の行列に並んで買う状態でしたが
今はもうほとんどの店で在庫切れ。
これからは買い物はほとんどできないと思ったほうが
いいかもしれません

失礼しました

2011年03月16日 | 生活
震災後、今まで携帯から記事を投稿していた、
つもりだったのですが、
うまく投稿できていませんでしたね・・・
ご心配いただいた方、申し訳ありませんでした
さっきまとめて送信し直してみましたが…
今度はうまく投稿されているでしょうか

家族4人、プラス1匹、怪我もなく無事です
自宅も建物自体は全く損傷なく、無事です
家具はチェストが一つ倒れたほか、
小型テレビとパソコンが吹っ飛んでいました
あとは食器棚の扉が開いてしまって
食器の大半が損壊
何かの上に置いていた物はほとんど落ちました

でも今はほとんど片付いています
この程度で済んで幸せです

けっこう積もりました

2011年03月16日 | 生活
黒森山が白森山になってます
ぼたん雪ではありますが、7、8センチにはなったかな?

今日のような日は車の窓ガラスが曇るのでエアコンを使わなければならず、ガソリンを大量に消費してしまうので出掛けられません

でもうちは昨日、おとといと在庫放出のスーパーに行って、生鮮食品や日用品などかなり買えたのでまだいい方です

水道、ガスの復旧は早くて1ヶ月後らしいし、次に食糧を買えるのはいつになるか…

もちろん、避難所で困っている人たちを助けるのが先ですが、やはり不安も拭えません

放射能も…
うちは原発から100キロぐらいしか離れていません
今は冬型で北西の風だけど、チェルノブイリ並みの爆発がもし起きたら死の町圏内です


いろいろ言っても、とにかく今は今日を元気に生きるしかない
みんなみんな、できることをがんばってる

心配してくれてるみんな、ありがとう
大丈夫です
まだまだ元気です!!

(3/16 9:00)

電気復活!

2011年03月16日 | 生活
電気が復活しました!!
携帯も、通話はまだ不調ですがメールは快調になりました
復旧作業に尽力していただいている皆さんに感謝です

でもまだ水、食糧、ガソリン、灯油と自分たちにも不安があるので、いろいろなニュースに触れるのが少し怖い気もします

(3/14 19:00)

愕然

2011年03月16日 | 生活
さっき、2日ぶりに新聞が届きました
新聞屋さんのがんばりに感謝
今までラジオだけが情報源だったのでよく分かっていなかったのですが、津波被害の深刻さに愕然としました
この世のことと思えません

(3/13 16:15)