感謝の言葉には私達を幸せな気持ちにしたり、自分に自信を持たせてくれたり、浄化してくれたり元気にしてくれたりとポジティブな力が秘められていると私は信じています。
私が海外で語学学校に通っていた頃、クラスメイトに日本人は私だけで。
イースターやクリスマスなどのイベントのたびに持ち寄りパーティーがあって、各自料理を持参していたのですがその時にとても悲しい気持ちになったことを思い出しました。
私はアジア食材店で材料を買ってちらし寿司といなり寿司を作り持っていきました。
日本食に興味を示してくれるクラスメイトも多く、初めて食べた、美味しいと感想を貰えてとても嬉しかったです。
私もクラスメイトの出身国の料理をいろいろと食べることができたので持ち寄りパーティーはとても楽しかったです。
そんな中で、クラスメイトの1人が料理の感想を発表した時に国の名前を挙げてそれについて感想を1人1人に感謝を伝え始めて。先生も生徒達もその行動にとても喜んでいて。
でも、日本料理にだけ感想がありませんでした。
先生が「日本料理についても感想があるでしょ？」と声をかけたら
「日本料理は私が期待した好む味ではないので感想も感謝もありません」と笑顔で答えたのです。
私はその時にとてもショックで悲しくなり泣いてしまいました。
先生とクラスメイトから「これは貴方を否定しているのではなく日本料理に対する正直な感想だし、嘘をついて美味しかったありがとうと言うほうが酷いことだと思う」と慰められてさらに価値観の違いというかその正直さに深く傷ついて1週間くらい学校を休んだ記憶があります。
私は美味しいと嘘をついて喜んでもらいたかったわけではなく、頑張って作ったことに対して感謝の気持ちを少しでも伝えてくれたら嬉しかったのです。
私は料理が苦手でこのパーティーの為には自分なりにかなり頑張っていたという自分側の事情もあったのでその気持ちが加算されてしまったのも事実ですが・・
私は料理や品物や行いそのものに対してだけではなく、それを自分に与えてくれたことにも感謝の気持ちを持つことは大切だと思っています。
誕生日プレゼントで自分が欲しいと思う物以外を貰うこともありますよね？
それでも、自分の誕生日を覚えていてくれてその為にプレゼントを買ってくれた相手の優しさや思いに心から感謝を伝えたいです。
自分が欲しくない物、期待していない物をプレゼントされても感謝できないというのは私には理解できないです。
受け取った物や相手を【選別して感謝の意を表明する】のは、意図的な感謝であり本来心から自然と出る感謝の気持ちとは程遠いものだと思います。感謝されたければ自分が希望してる物を贈りなさいといったメッセージすら浮かんできます。
私は感謝を気持ちよく伝え合えない人間関係は自分にとってネガティブな影響と結果しか持たないと確信していますので距離を置き、何もアクションしないことに決めています。
感謝されることを期待して何かをしてはいけない、感謝されなくても自分がやりたいなら続ければいいといった考え方もありますよね。
私はそれは向ける相手や状況にも寄りますが、意図的に贔屓に感謝を表明する相手に対しては完全に宇宙ギブアンドテイクの法則に反していつか歪が出たりその気持ちを利用されてしまう危険すらあると確信しています。
自分を含めこの宇宙全てに存在するものに感謝の気持ちを持つことはとても大切なことだと私は信じています。
