【文字起こし】「2005 年忘れタイガースまつり」川藤＆井川対談

水戸・偕楽園にて―。

川藤（以下、川）：わし、ここ初めて来たけどこんな（すごい？聞き取れなかった）とは思わへんかったもん。こういう中で、まさかこうしてゆっくり話させてもらえるとは思わへんからよ～。今日はうれしいわ。
井川（以下、井）：はい。
川：どう思う？この８年間。
井：８年間すか？うーん、まあひとことで言ったら長かったなぁって感じはしますけどね。まあ、うーん、ケガなくね、１軍でできたのはよかったですけど。まあもちろん、数字には満足してないですし、うん。まあ、また来年がんばるぞっていう気にはなりますね。
川：三振に対するこだわりは？
井：まずはチームが勝つっていうことを考えてますから、まあそれでやっぱり三振が取れればなおさらいいですけどね、はい。
川：うん。だけど、わしは前にもお前に聞いたことあるわな？一番のこだわりはなんやって言うたら、「三振です」って言ったよな。
井：はい。
川：あの勢いはどこ行った？
井：なんか、なんて言うか・・・。まあこういう、ね、やっぱり自分は勝たないといけない立場であるっていうのはわかってるんで。うーん、まあ自分のね、その～、喜びよりも、チームの勝ちが優先かなぁっていうのはありますね。
川：だけど、寂しい！
井：うーん。なんかちっちゃい感じがしますね。
川：ちっちゃい。うん。
井：自分の、ちっちゃいっていうか、うーん、やりたいことが出来てないですよね。
川：わしゃ、今年お前と約束した姿、守ってくれてねえなぁ。
井：あはは。あのー、降板する時、こう堂々と歩けっていうやつですか？
川：そうや～。
井：はい。まあ、あの～、堂々とではないですけど、ゆっくり観客を見てたんですけど、それが反感買って、なんかすごい球団に文句が来たらしくて・・・（苦笑）。
川：だけど、あの～、ファンがそうしてお前に対していろんな意味で今年バッシングかけとるわな。これはどう思う？
井：まあ、ね。やっぱりいい時もあれば悪い時もありますけど、まあもちろん、その～、やってることは一緒なんで、それを崩さずやっていってるんですけどねぇ。
川：例えばよく言われるやないか。髪型がどうだとか。
井：あ～、はい。だから、これで短くして～、ね、その～、誰かの言う通りにしたみたいなのが一番イヤですよね。自ら切るんだったらいいんですけど。
川：そうそう。こだわりっちゅうのは自分の中にあるんですよ、と。だから、人から言われてやるもんじゃありません、と。
井：はい。
川：来年のスタイルができたな。
井：そうですね。大きく、はい。
川：井川慶の９年目というのは、何？
井：ま、どっしりとした勢い、っていう感じですね。
川：どっしりとした勢いな。
井：そうすね。
川：当然、スピードにも・・・。
井：もちろん、そうですね。
川：まず第一はスピードにこだわりを？
井：スピード、はい。（こだわりを）持ってますね、うん。
川：メジャーへの夢っちゅうのはどうなの？
井：もちろんありますけど、まあ、そこはあまり考えず、ほんと９年目に専念したいなあとは思ってます。
川：やってくれ！
井：はい。
川：もう、わしゃホッとしたわ。
井：はい（笑）。
川：この偕楽園で、まさかここまでいろんな話が聞けるとは思わへんかったわ。

【ファンに向けてメッセージ】
井：え～、来年９年目になりますけど、え～、また、ね、一味違う自分を見せられたらいいなあと思ってます。え～、応援よろしくお願いします！
川：あかん！やり直し！
井：え～？え～～～？？？（笑）
スタッフ一同（笑）
井：２回目すか？ＯＫです。
＜ＴＡＫＥ２＞
井：え～、ね、９年目で、とにかく自分の投げる姿を見てください！それだけです。以上！
川：（拍手しながら）いいねえ～、いい！
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昨年の大晦日に放送された特番の中の対談です。
９年目の今年のテーマは「どっしりとした勢い」だそうです。なんかすごくいいテーマだと思うんですが！そして、三振とスピードにこだわりを持ってくれてるのはうれしいですね。やっぱり、井川からその２つを取ってしまうと魅力が半減してしまう気がして...。今はまだそこにこだわりを持ち続けてほしい。ちっちゃくまとまらないように。
それと、髪型に関して、「誰かに言われたから切ったと思われるのがイヤ」と言うのを聞いて、ほんっとにあまのじゃくっつーか負けず嫌いだなーと思いました。

てゆーか、“ＴＡＫＥ２”の時のピースサインがかわいすぎるぞこのやろー！