田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

あこがれ

2009年03月16日 | 日記
阿部さんの『欲望』を久しぶりに聞いて、思い出した作品があります。
20代半ば頃に作った曲です。
『欲望』に触発されて作ったので、珍しく鍵盤で作りました。
当時漸くオリジナル曲らしきものが作れる様になったのですが、
演奏も歌唱も出来なくて、歌詞だけをワープロで打って、
何人かの役者仲間に読んで貰ったのを覚えています。
かなり照れくさかったんですけど、
芝居の稽古帰りにこっそり渡したりなんかして。
もう10年以上も前のことですね・・。
相変わらず歌詞しかUP出来ませんが、
よろしければ読んで下さい。



あこがれ 

つかのまの夢を見ていた様な気がする
一瞬にして消えたシャボン玉の様だった
サラサラの君の髪が風に揺れるのを見て
僕は春が来たのかなと思ったりしたけれど

回る季節は足音さえもたてないで
僕の目の前をスルリと通り過ぎてしまう
日曜日の公園 恋人達の笑い声
風船が飛び上がる 小さな手のひら離れ

優しくなれそうな予感は何だったのか
いい人と言われても
慰めにもならないよ

イブの夜にバイト入れたのは君のことを
この頃やっと忘れかけてきた証拠だろう
それなのに神様は何故だか意地悪をする
あいつと二人でいる君を見つけてしまった

回る地球を取り囲んでる星の数ほどいる
人の中から一人を選ぶだなんて
そんなにすごいこと僕ら皆頑張っている
だから君に逢えた事実を大切にしたい

日曜日の公園 恋人達の笑い声
風船が飛び上がる 小さな手のひら離れ

つかのまの夢を見ていた様な気がする
一瞬にして消えた
シャボン玉の様だった
コメント
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