17音の記録 やぶにらみ

気が向いた時の記録

 俳句・無季の句 川柳と 関連記事

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
茅の輪 (願船)
2017-05-30 19:59:02
天地の力もて結ひ茅の輪かな  長谷川 櫂

 神社の境内に夏祓いのために設えた茅の輪。それをくぐって身の汚れを祓う。懐かしい夏の行事だ。この句は『 天地の力もて結ひ』という表現で山川草木に宿るという八百万の神々を寿ぐ感じがする。

   荷を友に預けて茅の輪くぐりかな 阿部

 阿部句は茅の輪くぐりを詠ったものである。
はっきりしたことは覚えていないが、茅の輪をくぐるには昔から守られているルールがあるらしい。作者は持ってくぐるには邪魔になる荷物を友に預けてくぐったのだ。句の感じからすると、茅の輪くぐりを目的にして来たのではなく、友達と何かの用事か遊びで出かけていて、通りかかった神社の茅の輪を見て汚れ落しの行事をしたように思うのである。
返信する
有難うございました。 (阿部)
2017-05-31 13:51:12
願船さん
うれしいコメントを有難うございました。
中尊寺の山内を歩いていた時のことで、
観光客が山内の一番奥にある能楽堂付近の茅の輪での様子でした。
其処は木陰があり一休みをするには格好の場所でしたので、たくさんの人で混雑していました。それで荷物の携帯になったわけです。
返信する

コメントを投稿