17音の記録 やぶにらみ

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2 コメント

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卒業 (願船)
2018-03-10 07:21:24
 天井を見て卒業の歌うたふ           本井 英

 卒業の季節である。昔は「蛍の雪」や「仰げば貴し」などの定番があったが、今頃はどんな歌をうたうのだろうか。歌は違っても歌に寄せる卒業生の心情は今も昔も変わらないのではないか。この句の「天井を見て」の楚辞だが、溢れる涙がこぼれないように上を見ているのだと解したい。学校に馴染めなかった生徒が白けた気持ちで天井を見ているとも取れそうでああるが。

  卒業や心配事はさておいて

 進学や就職のこいとでいろいろと思い悩むことの多い季節であろう。「心配事はさておいて」は、いろいろなことはあるが、心配事はさておいて卒業できた自分をよかったなと讃めてやりたい気持ちを詠ったのであると思う。  
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有難うございました。 (阿部)
2018-03-10 09:43:28
願船さん
うれしいコメントを有難うございました。
卒業と同時に起こる身の回りの些事も沢山あり、いろいろと心配もしていましたが、当日はすっかり忘れて喜びに浸っていたことを思い出しました。別れ・就職が大きな問題でした。
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