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2 コメント

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晦日蕎麦 (願船)
2017-12-31 16:28:56
家中を点してふたり晦日蕎麦 遠藤梧逸  
大晦日の夜の句だ。これから年越しそばを食べるのであるが老夫婦ふたりの家庭である。何時もは薄暗いのであろうが、大晦日の日でも家中の電灯を点して気持ちを明るくしようというのであろう。
「家中を点してふたり」の表現に侘しさを感じる。

   叱らるることも承知の晦日蕎麦

 阿部句も晦日蕎麦の句である。 「叱らるることも承知の」という表現をどのように解するか。読んだ感じではどうも叱られるのは晦日蕎麦と関係があるらしい。
作者はスーパーかどこかで蕎麦を買ってきたのであろう。奥さんが何時も使っている好みの銘柄でない蕎麦を買ったのだろ。食卓に座って晦日蕎麦を食べる時に、なんでこんな蕎麦を買ったのと言われるだろうと思っているのだ。


 
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有難うございました (阿部)
2017-12-31 16:56:11
願船さん
うれしいコメントを有難うございました。
取り合わせの句はいろんな解釈が出来て楽しいですね。
叱る人は医者です。おおよそご想像できると思います。当地では大晦日にはご馳走を食べ残りは元日に回すのがしきたりでしたが、大晦日に蕎麦をたべるのは夜中に紅白を見終わってからと変わってしまったのです。当然食べすぎです。  仙台ではご馳走を食べるのは商店以外の家で、蕎麦は商店で食べていたと母が言っていました。
農家ではなめた鰈 鯉 きちじが多かったそうです。拙宅では今夜はマグロの刺身でしょうか。 
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