17音の記録 やぶにらみ

気が向いた時の記録

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風車

2017-03-26 11:26:53 | 日記
風車
父がまづ走つてみたり風車    矢島渚男
不器用は我に似てをり風車      拙

今は風車で遊んでいる子供は見受けない。50年ほど昔のことを思い出した。子供向けの店で竹製の手持ちの風車を売っていた。 それを買って手に持ち駆けだせば勢いよく回る。または手にもって振り回してもまわる。疲れたら口で拭いても回る。要は風にさえ当てれば回る単純な玩具である。小学校の中学年になれば、自分でも作れる。親が子供へ作ってやったり、合作するすることもある。この季語が春にあるのは春風に遊ぶ子供も多く、春風駘蕩の季節だからかもしれない。