風車
父がまづ走つてみたり風車 矢島渚男
不器用は我に似てをり風車 拙
今は風車で遊んでいる子供は見受けない。50年ほど昔のことを思い出した。子供向けの店で竹製の手持ちの風車を売っていた。 それを買って手に持ち駆けだせば勢いよく回る。または手にもって振り回してもまわる。疲れたら口で拭いても回る。要は風にさえ当てれば回る単純な玩具である。小学校の中学年になれば、自分でも作れる。親が子供へ作ってやったり、合作するすることもある。この季語が春にあるのは春風に遊ぶ子供も多く、春風駘蕩の季節だからかもしれない。
父がまづ走つてみたり風車 矢島渚男
不器用は我に似てをり風車 拙
今は風車で遊んでいる子供は見受けない。50年ほど昔のことを思い出した。子供向けの店で竹製の手持ちの風車を売っていた。 それを買って手に持ち駆けだせば勢いよく回る。または手にもって振り回してもまわる。疲れたら口で拭いても回る。要は風にさえ当てれば回る単純な玩具である。小学校の中学年になれば、自分でも作れる。親が子供へ作ってやったり、合作するすることもある。この季語が春にあるのは春風に遊ぶ子供も多く、春風駘蕩の季節だからかもしれない。