中共、それマジで言ってんの?

だって言論統制要請ですよ、これって。QQQQさんからコメントを戴きましたので、今話題沸騰中の孔泉発言を訳出してみました。

http://www.fmprc.gov.cn/chn/xwfw/fyrth/t230353.htm(外交部1月10日)

記者:中国の高官が日本との協議の席で、「日本のマスコミはいつも中国のマイナス面ばかり報道している。日本政府は管理すべきだ」と言ったそうだが、事実だろうか。もし事実なら、これは個人の考えなのか、それとも外交部の正式な見解なのか。これは日本への内政干渉に当たらないか。

孔泉:中国側高官の発言だが、あなたの引用は正確ではないと考える。我々は中国にいる日本のマスコミ、記者が中国で起こる全てを報道してもらいたいし、日本との友好関係を発展させる中国の積極的姿勢を報道している点を前向きに評価している。しかし、日本の一部メディアは対中報道で日中関係及び日中関係で生じた問題を報道する際、遺憾なものがあると言わざるを得ない。

中日双方の当局者は協議でこの問題に触れている。なぜこれらのメディアが中日関係にある摩擦や問題に熱心に騒ぎ立て、歴史問題など重大な原則において、何度も中国を含めたアジア人民の感情を傷つけるのかという点だ。逆に、2005年4月23日にジャカルタで小泉首相と会見した際に、胡錦濤主席が提起した中日関係発展に対する五点の提案など、中国政府についての報道が非常に少ないなど、深く考えさせられる点だ。

我々はメディアが両国人民の相互理解を高め、相互信頼を深めるという重要な役割を果たし、中日両国関係の友好という大局を重んじ、これらのメディアが両国国民の相互理解を深めるような報道をするよう期待している。

曲解報道しまくりのお前らが言うな的内容ですねえ。全てを報道した『新京報』は本気出したらすぐに潰されましたけど。

 日本に報道規制を要求 中国「対中批判多すぎ」  2006/01/09 20:51

 【北京9日共同】中国外務省の崔天凱アジア局長は9日、北京での日中政府間協議で「日本のマスコミは中国のマイナス面ばかり書いている。日本政府はもっとマスコミを指導すべきだ」と述べ、日本側に中国報道についての規制を強く求めた。

 メディアを政府の監督下に置き、報道の自由を厳しく規制している中国当局者の要求に対し、日本外務省の佐々江賢一郎アジア大洋州局長らは「そんなことは無理」と説明したという。

 日本側によると、崔局長はまた、小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題や日本国内での「中国脅威論」の高まりなども挙げ「(日中間にあるのは)日本が起こした問題ばかり。中国は常に守りに回っている」と批判した。

注目すべきは孔泉が個人の意見であると否定していない点。外交部、ひいては中共が日本政府もメディアを規制してしかるべき、規制できて当然と考えているからでしょう。でなきゃ個人的な発言であると訂正するはず。

コメントと重複しますが、「日中友好を促進する記事をもっと書け」という要請があったと明かすマスコミ関係者もおりましたし、メディアをただの宣伝機関だと本気で信じている中共人は存在します。

しかし、他国に向けてメディア統制するよう要請するとはあまりに軽率。「中国は言論統制国家です」と世界に向けて発信してしまっているのですが、そのメリットは無さそうですし。どういう意図があるのかさっぱり分かりません。

生ガキで大当たりをひいてしまい体調が最高に悪いので、今日はこの辺で勘弁してください。すいません。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )