王毅@小金井カントリークラブ(たぶん)

単騎、千里を走るも観てきましたよ。先週から映画の話だけしかやってないような気もしますが、まあいいですよね。いいってことでちょっとだけ。

健さんに頼りまくりの映画なのは、チャン・イーモウが「とにかく高倉健を撮る」と言ってしまっているので無問題。中井貴一が声だけの出演なのも贅沢でよろしい。クサ過ぎな演出もOK了。

でも、劇中劇である『単騎、千里を走る』はちゃんと観たかった。中国人なら常識のお話も、日本人や外国人には分からない。だからどこでもいいから劇中で1度ノーカットで観せてほしかった。というか普通に観たかったんですよ。

公開してまもなくで未見の方も多いでしょうし、変な情報を入れたくないので、映画の話はこの辺で終わります。

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さて、春節を前に王毅大使が帰ってきたわけですが、どうしてこのタイミングで帰ってきたのやら。

 王毅駐日中国大使 「対日」見直し否定/長期帰国の憶測払拭
http://www.sankei.co.jp/news/060130/morning/30iti002.htm

 昨年十二月中旬から、約一カ月半にわたり中国に帰国し、「重病説」までささやかれていた王毅駐日大使が二十九日、東京都小平市で「友人」とゴルフを楽しみ、“健在”ぶりをアピール。産経新聞に「帰国は休暇だ。中国の大使には二カ月の休暇がある」と語り、さまざまな憶測を否定した。

 王大使は「休暇中にいろいろな人と会い、いろいろな議論をした。仕事をしながら休暇を取った」と述べ、帰国中に対日政策に関し意見交換を重ねたことは認めたものの、「中国が対日政策の見直しを検討している」との見方については、「それは本当にうわさだ」と否定した。

 王大使の動静をめぐっては、靖国神社参拝や東シナ海の石油・ガス田開発問題による日中関係の冷え込みを受け、中国側が、三月初めに開催予定の全国人民代表大会(全人代)を前に対日政策を見直すのではないか、との観測が流れていた。一方では、「王氏が党幹部専用病院に入院した」との重病説も浮上。谷内正太郎外務事務次官も十六日の記者会見で、「常識では(帰国期間が)若干長い気がする」と述べていた。

 王大使は二十六日に日本に帰還し、公務に復帰したが、二十九日の旧正月を目前にしての帰還に、「さまざまな憶測や懸念を払拭(ふっしょく)する必要があったのではないか」(政府筋)とのさらなる観測を呼んでもいる。

 ゴルフ場に現れた王大使は、えんじ色のセーターに黒っぽいコートというラフな服装。ややスリムになった感もあるが、顔色はよく、終始にこやかだった。

これは産経の独占報道なんでしょう、他の新聞は報じていません。いつも嫌われている産経だけに報じさせるなんてどういう心境の変化かしら。っていうか、王毅って健在振りをアピールしなきゃいけないほどの大物でしたっけ。

こっそり帰国などするから色々憶測が飛ぶ訳で。第一、帰国に際して外交部は「休暇」ではなく「定例報告」と説明していたはずですが、いつの間に摩り替わったのやら。(ソース

帰国中ほとんどマスコミへの露出はありませんでしたし、活動再開が大使館や横浜の中華街ではなく、なんとゴルフ場。健康面の不安だけは払拭されたものの、これじゃわざわざ春節前に日本へ戻ってきたかわかりませんです。

何があったのかと言えば、25日、26日と江八点を大使館や領事館で大々的に祝った事くらいでしょうか。産経の報道だけでこれ以上想像するのは無理です。何故この時期なのか、それが分かれば苦労しないんですけど。(ソース

とりあえず、生きててよかった。


追記(18:17):産経の記事にある「中国が対日政策の見直しを検討している」との見方については、「それは本当にうわさだ」と否定した。という部分。本気なら終わってますね。

 中日関係は困難な局面に 双方が相互に努力を
http://news.sohu.com/20060131/n241652666.shtml

王毅大使は「日本は中国の重要な隣国である。新指導部は中日関係を重視しており、日中共同声明など3つの政治的文書の基礎の元、日本と長期にわたって安定した友好関係を作ってきた。この目標実現には中日双方の努力が必要である」と述べた。

「関係悪化の責任は全て日本側にある」と言わないだけマシですけど、中国の努力って具体的に何よ。
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