『ねずさんの ひとりごと 通州事件 その１』を読んで驚いた。
この文明の世の中にまだ通州事件がねつ造だという方々がいるとは。きっと一次資料の当たり方を知らない方々がそう思い込んでいるに違いない。かつて拙ブログにおいても『プロパガンダへの反撃 一次資料の力 - 一人人海戦術』として紹介したが、インターネットから資料がダウンロードできるアジア歴史資料センターのご利用を再びお勧めする。「通州事件」で検索していただければ、何件もヒットする。外務省が如何に日本人居留民を避難させるか算段したり、朝鮮人の被害に遭われた方のために朝鮮人の医師を手配したりと頑張っている資料があったりもする。
その中から、私が読みやすいと思った「３３．虐殺の巷通州を脱出して（同盟通信社特派員、安藤利男）」をご紹介する。それで、読めばいいよねと思っていたのだが、旧字体の旧仮名遣いのために今の時代の若者には読みづらいだろうということに気が付いて、もしかして、四十代半ばの私にはほとんど苦もなく読める文章も、このままほっとくと誰も読めなくなるのではないかと危惧するようになり、落ち着かなくなった。そこで、新字体化と新仮名遣い化を行って、気が向いたら訳注をつけていくことにした。
訳注はみんな括弧〈 〉書きで赤にしておく。ああ、また時間のかかることを始めてしまった。
アジア歴史資料センター資料より
３３．虐殺の巷通州を脱出して（同盟通信社特派員、安藤利男）（ページ番号はセンター資料上の番号）
Page 38, 39
Page 40, 41
Page 42, 43
Page 44, 45
Page 46, 47
Page 48, 49
Page 50, 51
Page 52, 53
Page 54, 55
Page 56, 57
Page 58, 59
 |
ニュース・エージェンシー―同盟通信社の興亡 (中公新書) |
| 里見脩 | |
| 中央公論新社 |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます