安藤記者らが寝込みを襲われなかったのは、蓮池の中の島みたいなところに宿屋があったためでした。殷汝耕の島田秘書がどうやって保安隊を逃れて助かったのか気になりますが、この文献には恐らく出てこないでしょう。それはともかく、「迚も」と「齎した」は本文献の最大の難関だったかもしれません。特に「齎」は画数が多い上に手書きで字が少し崩れていたため、「第一報を」でネットで検索して相性のいい言葉を捜して、やっと分かりました。ひらがなで「もたらした」と言えば何のことはないのですが、一度引っかかると分からなくなって、この一文字で現代語化を断念しようかと思っていたほどでした。 . . . 本文を読む
