:Aqua mode planning:

■■■nonfiction in fiction■■■

AMP THE PAVILION:002 #001 演目&出演者。by:制作部

2015-07-04 23:59:58 | 【21】AMP THE PAVILION:002
■演目&出演者■


2015年06月25日(木)◇20:00
2015年06月27日(土)◇12:00・◇20:00
2015年06月28日(日)◇16:00
2015年07月04日(土)◇16:00

◇01「あとの祭のまえ」(2013年8月 初演)
いつから大人になったのか。
慣れなかったスーツもネクタイも違和感がなくなって、同じ時間の電車に乗る同じ毎日。
尽きない考え事はいつも不満や逃避行について。何処かに何かを置いて来た様な気がする。
あれから何度目の夏を迎えるんだろう。久々に会った君は、あの日と同じ匂いがした。

:出演:
吉岡幸熙【AMP】、長友美聡【AMP】、西恭一(THE SOUL BEAT AVE.)
-----
◇02「犬では無理がある」(未発表作 2014年12月上演延期)
どうすれば家族になれるんだろう。
血が繋がっている? 一つ屋根の下で暮らす? 書類上の手続き?
それまで関わりのなかった相手とは、どうすれば家族になれるのか。
気持ちが通じたって本人達が思えればいい? 勘違いかもしれない。
犬だって家族だよ。

:出演:
富田健裕(THE CHAINS)、泉いづる【AMP】、門久由賀里、松本隆志【AMP】、岡田祥吾、野田眞奈美(國學院大學演劇研究会)、児玉華奈
-----
◇03「Range finder」(2013年4月 柏市民劇場CoTiK「Revenge Replay+1 」初演)
貴方と私との間に、何もない。関係しない。意識していない。
貴方と私との間には距離がある。適度な位置から始まって、近付き過ぎたり遠ざかる。
終始、昇降、浮沈、明暗、一喜一憂。貴方と私がいるから。

:出演:
長友美聡【AMP】、水野航(テアトルアカデミー)
-----


2015年06月26日(金)◆20:00
2015年06月27日(土)◆16:00
2015年06月28日(日)◆12:00
2015年06月29日(月)◆20:00
2015年07月04日(土)◆20:00

◆01「伏し目で判を押す」(2015年1月「まめ芝。その漆」初演)
人生ここらで節目かな?
一緒になりたい人も一応いるし、体だっていつまでも丈夫じゃないし。
分かってはいるつもりなんだけど、いざとなると踏み止まってしまう。
もっといい人生があるんじゃないか? まだ次があるんじゃないか?
欲張り過ぎは禁物。少しくらい目を瞑って丁度くらいだったのに。

:出演:
岡田祥吾、児玉華奈、村上俊哉(劇団fool)、岡部あおい【AMP】、長友美聡【AMP】
-----
◆02「エンディング/リプレイ」(改作 2005年3月 劇団揚げバナナ「好き」の代わりに、『サヨウナラ』。初演)
じゅん、しほ、かなえ、なおひさ。
4人で居た日々は唐突に終わり、そして始まった3人の日々には慣れないまま。
そんな中、居なくなったしほが思わぬ形で戻ってくる。
失いかけたバランスを、僕達は取り戻していく。

:出演:
水野航(テアトルアカデミー)、北條華生(あんっ♥Happy Girls Collection)、吉岡幸熙【AMP】、野田眞奈美(國學院大學演劇研究会)
-----
◆03「あれこれしたいっ!-Everything I Wanna Do!-」(2014年9月「かしわ演劇祭2014」初演)
ケーキ屋さんになりたい。W杯に出たい。偉くなりたい。お金が欲しい。
妖怪メダルをゲットしたい。特上寿司を頼みたい。ブランド品を貢がれたい。
あの人と両想いになりたい。岩盤浴に行ってみたい。締め切りを守りたい。
ダイエットしたい。思いっきり食べたい。今日こそかめはめ波を撃ちたい。
思い通りにしてもしなくても、いつかはみんな死んじゃうぞ。あれこれしたいっ!

:出演:
富田健裕(THE CHAINS)、泉いづる【AMP】、西恭一(THE SOUL BEAT AVE.)、岡部あおい【AMP】
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AMP THE PAVILION:002 #020【2015.05.20】公演チラシ。by:制作部

2015-07-04 23:59:57 | 【21】AMP THE PAVILION:002
「AMP THE PAVILION:002」のチラシデザインがこちらになります。





実際はA4サイズです。
当日のパンフレットにも折り込まれます。



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AMP THE PAVILION:002 #030【2015.06.03】トークゲスト。by:制作部

2015-07-04 23:59:56 | 【21】AMP THE PAVILION:002
■トークゲスト■
2015年06月25日(木)◇20:00 森山智仁さん(劇団バッコスの祭)
2015年06月27日(土)◇12:00 長田莉奈さん(荒川チョモランマ)
2015年06月27日(土)◇20:00 成島秀和さん(こゆび侍)
2015年06月28日(日)◇16:00 藤原佳奈さん(mizhen)
2015年07月04日(土)◇16:00 荻原永璃さん(アムリタ)

上記の各回終演後、ゲストの方をお招きしてトークを行います。
演劇団体代表の方々と:Aqua mode planning:代表の松本隆志との間でどんな会話が交わされるのか。
ご期待ください。



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「AMP THE PAVILION:002」残席状況 <終演しました>

2015-07-03 22:00:00 | 【21】AMP THE PAVILION:002
「AMP THE PAVILION:002」残席状況 07/03(金)22:00更新

○余裕あり
△半数
▲極少(残席10以下)
×予約終了

【×】06/25(木)◇20:00 トークゲスト:森山智仁さん(劇団バッコスの祭・主宰)

【×】06/26(金)◆20:00

【×】06/27(土)◇12:00 トークゲスト:長田莉奈さん(荒川チョモランマ・主宰)
【×】06/27(土)◆16:00
【×】06/27(土)◇20:00 トークゲスト:成島秀和さん(こゆび侍・主宰)

【×】06/28(日)◆12:00
【×】06/28(日)◇16:00 トークゲスト:藤原佳奈さん(mizhen・主宰)

【×】06/29(月)◆20:00

【×】07/04(土)◇16:00 トークゲスト:荻原永璃さん(アムリタ・主宰)
【×】07/04(土)◆20:00



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AMP THE PAVILION:002 #040【2015.07.02】◆(ネタバレ)。by:松本隆志

2015-07-02 20:43:35 | 【21】AMP THE PAVILION:002
既に「AMP THE PAVILION:002」へご来場頂いた方と休演日を持て余している関係者に、ちょっとした補足情報として楽しんでもらえたら。

ネタバレを含むのでうっかり見てしまわない様、ちょっと下のほうから始めます。




















◆MONO SIDE。モノローグ。
独り言・擦れ違い・断絶から生まれる何か。

なんて、当日パンフレットにも記載していました。
演目の中身以外にも◇との違いがあり、まず開場中BGMがなく無音・各演目の終わりにお辞儀をせずお客様が拍手をする間を作らない・転換BGMもなく無音。これによって放置感や気まずさを得てもらおうと。独り善がりなMONO SIDEなので。上演順は、過去作⇒とても過去作⇒過去作。


・「伏し目で判を押す」(2015年1月初演)
葬儀会社を舞台にした過去作「寝かせて釜で焼く」から続く冠婚葬祭シリーズとして、当初は「街コンに参加した田舎の青年が結婚相談所の悪徳社員達に騙されたのを逆恨みして皆殺しにして血まみれになる」という話を考えていました。しかし実際の結婚相談所の在り方を取材する時間が取りにくい状態だったのと、あの印象的な衣装が手元にあった事から路線を変更。その後も最初は「好意を寄せてくれる子が整形手術を受けるも美的センスが特殊すぎて元々は可愛かったのにオッサンみたいになっちゃう」とかをやろうとしていたり、今の形になるまで割と紆余曲折がありました。

個人的にはパンフレットに劇中用語がびっしり掲載された芝居が好きではなくて、そんなもん劇中で伝わる様に作れよとか、わざわざこんだけ羅列してたのに一回くらいしか口頭では言ってなかったぞとか。そういう経験を逆手に、初演では劇中用語を知ると余計に楽しくなれる演目として作っていました。
言ってしまえば出オチ。それだけに先を観てもらうにはネタを引っ張り続けるだけでは保たないので、飽きずに追いかけやすく分かりやすい物語がいいだろうという考えから、あの世界観の中で日常として庶民染みた生活をする彼らを描く事にしました。
ゲームをやらないのでよく分からなかったというご意見も頂きました。単純に言えば、ヒモ野郎が欲を出してヤンデレさんに浮気したが為に殺されるという自業自得な話。あくまで知っている人は余計に笑えるというだけで、物語を追う分には問題のない書き方をしたつもりです。上演順が最初だっただけに、楽に観られるスタンスを見付けられず置き去りにしてしまった方がいたら申し訳なかったな、とは思っています。

初演時に挟み込んでいた、詳しい劇中用語解説がこちら。

・「エンディング/リプレイ」(初演)
死んだ恋人が別人の体になって戻ってくる。でもそれは一時的なもので、結局は二度目の別れを迎えなければならない。それは良し悪しどちらなのか。

副代表の泉と共に10年前に所属していた劇団で書いた長編ものを、雰囲気だけ残して全面的な改稿でリメイク。当時は書いた後に「いま、会いにゆきます」が公開されたりして、絶対フォロワーに思われるから時期的に好ましくないと痛感しつつ、まぁ色々あって長編版は上演しなかったのですが。死んだ人が蘇る話なんていくらでも増産されているから今にして思えばいつだって時期的には被っていて、設定よりも要素としてどの部分を見せたいのかが大事なのだと割り切っています。
その後、2010年に友人の劇団での短編集に脚本提供を行う事となり改稿。4人芝居と聞いて書き上げてから「やっぱり3人芝居に書き直して欲しい。あと、女2人が言い争う場面が欲しい」と言われ、このバージョンはお蔵入りに。長編版といい4人バージョンといい、どうも負の流れを背負い続けている演目だけに今回こそは成仏させてやりたいという心持ちでした。なので当時の自分の年齢に近いキャストでの上演というのも意識にあって。
稽古場での関係者の反応としては女性受けのほうが良かった気がします。「手を離したらお別れだよ」とか、書いた頃はあの辺の台詞が少女マンガっぽくなり過ぎてはいないかと心配していたものの。現在の自分の間やモノローグを多用する演出は、少女マンガで心の声で語らせて心理描写をするのにちょっと似ているかもしれなくて、結果的に適度だったならいいか、と。
物語作品として見れば、抜け落ちている部分ばかりです。彼らの年齢だとか事故の詳細だとか別人の体で戻った理由だとか。観て欲しいのは理屈ではなく、あの状況下での感情の揺らぎであって。作品を通じて何かを説明したいのではなくて、何かを考えたり感じてもらいたい。その点で、話にオチを付けたがる男性より目的のないガールズトークが出来る女性のほうがこれはこういうものとして観てもらえているかなという印象。順当に書くのであれば終盤のしほとじゅんのモノローグは本来なら逆なのを、終わりが分かっている状態で進んでいく2人を観てもらうべくあの順にしてあります。
ちなみに長編として書く更に以前、高校時代に書いた小説がそもそもの原型です。そのラストは「自分がいなくなったなりのバランスが生まれていたのに戻ってきてそれを崩してしまったのを自責したしほが夜中の海へと飛び込み自殺。じゅんもその後を追って冷たくなったしほを抱きながら海の底に消えていく」でした。今回のバージョンの冒頭のほうでなおひさが言う「後追いすんじゃねぇかって心配だったんだ」は、パラレルワールドのじゅんに当てはまっている言葉でした。

提供した3人バージョンがこちら。


・「あれこれしたいっ!-Everything I Wanna Do!-」(2014年9月初演)
昨年のPAVILION:001を終えた直後に演劇祭への参加打診を受けました。時期的に泉以外の劇団員は外部出演が先に決まっていて、でもせっかくAMPとして参加するなら劇団員をどうにか出したい。死体役ならいけるんじゃないか? という相談を池袋駅西口のサイゼリアで話して「したいっ!」というタイトルが仮決定。しばらくして冒頭でタイトルの真意をすぐに分からせてラストで回収したくなり「あれ?これ?死体っ!?」に辿り着きます。
途中で死体が増えるのも決めていて、「その中にマ●●がいるのはどう?」という言葉に長友が「だったらル●●●のほうがいいです」と返して実行。その衣装の存在が「伏し目で判を押す」に繋がります。元は長友用だったから岡田君が着ると寸足らずで、そのしょぼさがあの庶民っぽさを出してくれました。
ちなみに、この演目に落ち着くまでは長友・吉岡・西さんで3人芝居「娘はやれないよ(仮題)」を構想。今後やるかもしれません。

初演と同じキャストは泉だけ。ちなみに初演で主人公を演じたのは水野さん。
今回はツッコミ体質の人に主人公を任せて全体の熱量を上げたくて富田さんにお願いしました。そして西さんは初演でも起用候補にあったのが、家族旅行と被って断念。再演に当たってはすぐにあの役に決まりました。富田・西・松本が集まるとろくな事にならないので、その集大成をこの演目で発揮しようと、余計な要素を稽古場で盛り込んでいきました。終盤に乱入者達がドンドン死ぬのとか脈絡なくアントン(実在するあの方の愛称)が現れるのとか、脚本には書いてありません。大人の悪ふざけ。特に西さんにはタイトル通りに劇中で他にもあれこれしてもらっています。◆のラストであり、今回の最終ステージが◆でこの演目をもって公演終了となる為、出来る限りみんなを出してしまいたかったのもあります。

◇◆両方ご覧になって気付いた方はいますでしょうか?
今回の演目は劇中に繰り返しが多く、これだけが先のない終わり方をします。

「あとの祭のまえ」⇒夢を繰り返す。
「犬では無理がある」⇒冒頭場面をラストに繰り返す。
「Range finder」⇒台詞を繰り返す。冒頭場面をラストに繰り返す。
「伏し目で判を押す」⇒冒頭場面をラストに繰り返す。
「エンディング/リプレイ」⇒死んだ人が戻ってきて別れを繰り返す。
「あれこれしたいっ!-Everything I Wanna Do!-」⇒死んだら終わり。


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AMP THE PAVILION:002 #039【2015.07.02】◇(ネタバレ)。by:松本隆志

2015-07-02 20:40:19 | 【21】AMP THE PAVILION:002
既に「AMP THE PAVILION:002」へご来場頂いた方と休演日を持て余している関係者に、ちょっとした補足情報として楽しんでもらえたら。

ネタバレを含むのでうっかり見てしまわない様、ちょっと下のほうから始めます。




















◇DIA SIDE。ダイアローグ。
会話・遣り取り・疎通から生まれる何か。

なんて、当日パンフレットにも記載していました。
その為◇に関しては3作の上演後、自分が会話したいお相手をお呼びしてあれこれトークをしたり。上演順は、過去作⇒新作⇒過去作。
上演開始前の開場中に流れている音楽は◆MONO SIDEで劇中曲として使用しているものです。


・「あとの祭のまえ」(2013年8月初演)
夢オチを繰り返して最終的には大人になったのさえ夢で、目が覚めれば2人はまだ子どものまま、今はまだ悪い事が起きてあとの祭になってしまう前なんだよ、という話。

書いたのはMrs.fictions在籍時の2010年。夏だから線香花火で終わる演目がやりたいなとまず思い、夢オチを繰り返しながら「なーんて夢でした。ちゃんちゃん」みたいにさっぱりではなく余韻を残せる終わり方はないかと考えてこうなりました。
タイトルは「あとのまつり、になるまえ」という意味なので、劇中に存在する祭の場面それ自体に深い理由があるというよりは、観終えるまでにタイトルの真意に気付かせず、果敢無く過ぎ行く季節感とか田舎の風物詩とかの結び付きとしてプラスがあればという狙いでした。
書いたまましばらくお倉入りになり、演目自体の初演は2012年7月。代表を務めていた市民劇場で30人芝居として上演。メインの後ろのほうで20数人が台詞中の言葉に反応して色んな動きをして時には遣り取りが生まれたりもする、という感じでした。そのコロスのイメージは「もののけ姫」に出てくる人間型のちっちゃい妖精みたいな、こだま。アシタカがサンをおぶって山道を行く場面で周囲に大勢のこだまがいる中、怪我をしている訳でもないのにふざけて真似ておんぶして歩く奴らが混じっていまして。20数人にはトモユキとサエコの未来だったかもしれない存在として2人を見守りながらちょっかいを出そうとしてくれと指示。線香花火は実物を使わずコロスの声で表現しました。この時サエコ役だった方が最近マジ離婚したらしくて、何とも微妙な気持ちです。はい。
AMPとしての初演は2013年8月。この時は千葉県柏市松葉町の商店街に置かれたベンチ及び周辺の路上を利用しての上演。翌週に実際の祭が開催される広場の側で、近隣住人の方々のご協力の下に実現しました。通り掛かったチャリンコ族の小学生達が『なんかやってるー!』と友達を呼び寄せたり、買い物帰りの主婦がビニール袋を提げたまま立ち止まったり、お散歩中の御老婦が押し車に腰掛けながら観ていたり。やってる側は風で線香花火が消えないかハラハラしていました。
そして2014年10月リーディング公演「この街の片隅の何処かで」。長友・吉岡が劇団員になって3ヶ月頃。自分の演出は声色優先で作るので、肉体運動やテンションでごまかしの効かないリーディングでまず2人の演技を確認したかったのがありました。
そして今回PAVILION:002の演目に入れるかどうかで一時期は外す事を考えたり、やるにしてもリーディングとはキャストを変えようかと考えたり。最終的には前回より強固に再上演するのを選んで、そのままのキャストで採用しました。兎亭は程度によって火気利用が可能だったのでようやく室内で実物の線香花火を使用。視覚・聴覚・嗅覚を刺激してくれる最高の小道具でした。

リーディング公演の記録映像がこちら。 (「あとの祭のまえ」は37:00くらいから)
冒頭の前説で、自分があれを被ってないだけで犬お父さんと同じ格好をしているのに気が付きました…。


・「犬では無理がある」(2014年12月上演延期)
初めは笑って観ていた場面が、事情を知ってもう一度観ると笑えなくなる。日常で他人を嘲笑う際にも有り得る光景だろうと思ってこの作りにしました。

そもそもの切っ掛けはAMP劇団化第一作「豚にも程がある」(2014年1月初演)。同作は上演してAMPへの出演希望のお申し出を複数を頂けて、それこそ長友との出会いがあったり。現時点で最も劇団として象徴的な演目になっている事から、自身が意図的にその路線を踏襲して書けるものか試したかったというのがあります。そしてAMPの演目には9音タイトルが多いので「豚にも程がある」と様相を似せて「犬では無理がある」となりました。
ストックしていたネタに「人間社会が嫌になったお父さんが人間を辞めると言い出して手術で犬になる」というのがあって、そこからちょっと離れて現在の形に。多分それ自体は「幸福な食卓」でお父さんがお父さんを辞めると言い出すのが頭の何処かに残っていたからではないかと。携帯会社を連想する方が多かったみたいですが、書いた時点でそっちは無意識でした。後から指摘されたのを受けて、昨年のPAVILION:001出演者にその会社の社員がいたので出てもらいたくもタイミングが合わず。それだけは勿体無かったです。ちなみに「幸福な食卓」は北乃きいが好きだというだけで観た映画です。仲良くなった男の子に「おっす」って挨拶するカットがとても可愛いので要チェック。
確か最初に書いたのはお父さんにご飯をあげる場面、次にチンチン連呼の場面。初演を迎えようとしていた時には色んなポーズで5回くらい言うだけだったはずが、今回の稽古ではいつの間にかチンフェス(チンチンフェスティバル)と呼ばれる印象的な儀式に成り代わりました。羽目を外して盛り上がった男達が若い女の子に怒られて気まずくなる為の前振りが欲しかったのですが、物語を進行させる上ではホント全く要らないですからね、あれ。ただ楽しいだけです。
前半は笑わせて後半は笑えなくさせるこのやり方、実は個人的には書くのをずっと避けていました。よくある作りに思えて、もっと作家性が出るやり方があるんじゃないかと。しかし自分自身は作家である事よりも演出家である事に比重を置きたい。書きたいか書きたくないかにこだわるよりも、書いたものをどう演出するかのほうが大事。書くのが遅れて稽古時間を削るなんてしたくないし。北村想さんも、書けるものしか書かないのが遅筆にならない秘訣と仰っていましたね。


・「Range finder」(2013年4月初演)
上記の初演は市民劇場でのもので、AMPとしては今回初の上演。
「Range finder」とはカメラに付いている距離調節機能の事。ほぼ同じ台詞の反復で相手との肉体的・精神的な距離感を表現したかった演目です。

Mrs.fictionsに所属して最初に書いたのがこれ。当時は演劇における物語という要素に疑念を抱いていた頃で、というか今でも少なからず抱いていますが。台詞や設定が面白いなら小説を読んでもらえばいいのであって、役者と演出家が演劇を用いるからこそ出来る表現は何かというのを突き詰めたのがこれでした。ピアノ曲「4分33秒」や東京デスロック「LOVE」から影響を受けている気がします。
どうやってこれを演出したのかと結構聞かれたりしましたね。単純に、1行ずつ細かく指定してあります。大雑把にパートごとの雰囲気のニュアンスだけ伝える演出家も少なからずいますが、自分の場合はここ数年どんな演目でも1行ずつ調整しているので、特にこれだけ奇抜な作り方をした訳ではないです。むしろ至極普段通り。その上で、何ヶ所かあえて演技の指定をせずに自由にやってもらっている部分があります。結果、その日の役者の心身の具合で如何様にも変化する余地をあえて残してある演目。
市民劇場での上演時にはコメディ⇒「Range finder」⇒シリアスの順で、この演目への観客の反応が良し悪しどうであれ次の演目で収拾が付く流れだったのに対して、今回は自身が主宰する劇団での公演で勝負をする気概でラストに据えました。その上で「あとの祭のまえ」=日常の世界観を基本に余韻の良い終わり方で演劇を見慣れないお客様への導入⇒「犬では無理がある」=笑わせてリラックスさせつつ終盤に引き締める&騒がしめの音響を聴かせる⇒改めて集中して静寂を再認識させる環境を整えて「Range finder」という、勝率を上げる為の流れを組んでいました。
長友には看板女優としての技能お披露目の意味合いを賭し、水野さんには今後の役者としての成長の為に挑戦してもらった意味合いが強いです。水野さんは私が演技講師としてレッスンを受け持っている生徒で、人前で演じるのもまだこれで2回目。独り善がりな自己主張ではなく相手との遣り取りで調整しながら演技をするのを覚えて、演出家から重宝される役者に育ってくれれば幸いです。



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AMP THE PAVILION:002 #039【2015.07.02】休演日です。by:松本隆志

2015-07-02 16:41:37 | 【21】AMP THE PAVILION:002
関係者は各々に日常を過ごしています。

私は割と暇を持て余しています。
ので、何となくAMP過去演目のタイトルを並べてみようかと思います。
いつの間にかお馴染みになってきた9音のものには★を付けてみました。
複数演目を上演した公演に関しては、公演名の後にタイトルを列挙。

2007年
-01:雪待ち人(on Movie)
-02:下井津ビル(仮)
-03:地球は青かった
<ここまで5年半の活動休止>
2012年
-04:妄♂想♀L♀O♀O♀O♀O♀P♀!!!!! 
-05:死人にクチナシ
2013年
-06:君がいた温もり
-07:あとの祭のまえ
-08:聞かれちゃいけない内緒の話 
2014年
<ここから劇団化>
-09:豚にも程がある
-10:君の言葉で目が覚める
<岡部加入>
-11:ハハトワハハ
-12:AMP THE PAVILION:001
----ハハトワハハ
----豚にも程がある★
----君の言葉で目が覚める
----君がいた温もり★
----寝かせて釜で焼く★
----いつか、どこか、だれか。★
<長友・吉岡加入>
-13:あれこれしたいっ!-Everything I Wanna Do!- 
-14:この街の片隅の何処かで
----お前に捧げるその花は
----収納がある部屋★
----あとの祭のまえ★
----綺羅星ダイアログ★
-15:妄♂想♀L♀O♀O♀O♀O♀P♀!!!!!
-16:犬では無理がある★ 上演延期 
-16.5:サンタクロース・レッスン! -2014 MIX- 
2015年
-17:伏し目で判を押す★ 
-18:こんこんと、コント。vol.1 
-19:ありあわせるアリス
-20:おわりのはじまりのつづき。 
----いつかばったり
----まだ、わかんないの。
----ハイパーリンくん
-21:AMP THE PAVILION:002
----あとの祭のまえ★
----犬では無理がある★
----Range finder
----伏し目で判を押す★
----エンディング/リプレイ★
----あれこれしたいっ!-Everything I Wanna Do!-
-21:君は青い音色

2016年に、AMPは創設10周年を迎えます。


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AMP THE PAVILION:002 #038【2015.06.28】感想まとめ。by:制作部

2015-06-28 09:11:13 | 【21】AMP THE PAVILION:002
「AMP THE PAVILION:002」、公演4日目を迎えています。

http://m.togetter.com/li/839268
お客様の感想つぶやきを劇団員がまとめています。
※一部ネタバレを含みますので観劇前の方はご注意ください。



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AMP THE PAVILION:002 #037【2015.06.22】最後の稽古。by:長友美聡

2015-06-22 22:07:33 | 【21】AMP THE PAVILION:002
今日のブログは長友が担当だぜ!

稽古最終日でございました。
今回は6演目の短編を2回に分けて上演するわけですが、今日は昨日の全演目通し稽古を受けての最終調整。

うはー。てんやわんやです。

今日新しく演出が着いたとこもあったり笑
これはとってもいいことだと思う。新しいことができる余裕がうまれて、シーンがさらに面白くなるんだもん。

いろいろネタバレしたいのですが、そうもいかないのでぜひ兎亭まで足をお運びくださいませ。

みんなの面白いとこ観て欲しい‼



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AMP THE PAVILION:002 #036【2015.06.20】畳で稽古する。by:岡部あおい

2015-06-20 23:54:46 | 【21】AMP THE PAVILION:002
岡部が担当します。

ついに公演日も目前。
和室という癒し空間にて迎えた通し稽古では、熱気が漲ると同時に癒されたりもします。
本日の日記は、岡部が担当です。

今日は長丁場。◇演目と◆演目を、合わせて通し稽古。



衣装や小道具も揃えて、本番に限りなく近い状態で行います。

そのうえでさらに取捨選択。研ぎ澄ましていきます。洗練していきます。
見に来てくださる方々に、楽しい時間をお届けするために。



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AMP THE PAVILION:002 #035【2015.06.12】本番まであと…。by:泉いづる

2015-06-12 22:18:47 | 【21】AMP THE PAVILION:002
本番まで2週間切ったという噂が流れ出しました。日記担当します、いづるです。

本日の稽古!の前に……

富田さんのバースデー当日だったのでみんなでお祝いしてからの「犬では無理がある」でした。


岡田くんがいい笑顔です。この笑顔を生で観るために是非会場へお越しください!!



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AMP THE PAVILION:002 #034【2015.06.09】試行錯誤。by:泉いづる

2015-06-09 23:46:48 | 【21】AMP THE PAVILION:002
雨の気配が多くなって来ました。さすが梅雨の時期。稽古日記担当は、いづるです。

犬では無理がある」と「あとの祭りのまえ」の稽古でした。


「あとの祭りのまえ」では、新たな小道具の活用法の試行錯誤が行われました。今回は全てボツ案です!



結局どうなったかは……本番にて確認してください。




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AMP THE PAVILION:002 #033【2015.06.05】瞬間。by:泉いづる

2015-06-05 23:20:51 | 【21】AMP THE PAVILION:002
6月に入っても朝晩の寒暖の差に慣れない今日この頃…。稽古日記担当します、いづるです。

本日は、「犬では無理がある」の稽古でした。
本番までおよそ2週間です。そろそろ台本も外してます。が、ニュアンスは外しちゃダメなので、緊張しながらの稽古です。それでも、稽古場は楽しい雰囲気です。

劇中で何回か面白ポーズをとるダニエルこと岡田くん。どこも一瞬で過ぎ去るので今回は面白ポーズを切り出してみました。


どこのシーンかは是非見に来て確認してみて下さい。




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AMP THE PAVILION:002 #032【2015.06.03】増量。by:泉いづる

2015-06-03 23:33:42 | 【21】AMP THE PAVILION:002
そろそろ梅雨に入りますね。今回の日記担当、いづるです。

今日の稽古は「エンディング/リプレイ」と「あれこれしたいっ!-Everything I Wanna Do!-」の2本。

通しの回数も増えてきて、演出の指示も増えてきて、いろんなものが今後も増えます。
今日は、寝転ぶ人が増えました。



完成に向けて、まじめにふざけて演出を受け止め、楽しんでいます。
当日、足を運んでくださる皆さんも是非まじめに楽しんでいただければと思います。




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AMP THE PAVILION:002 #031【2015.06.02】積んで重ねて。by:長友美聡

2015-06-02 22:33:41 | 【21】AMP THE PAVILION:002
こんにちはこんばんは長友美聡ですサリーですわーい。

今日は「伏目で判を押す」と「Range finder」の稽古。
「伏目」は、話が体に馴染んできた感じがありました。少しずつ演出を増やして細かく細かく強度を上げていきます。岡田君と児玉さんのやりとりが観てて面白いです。岡部の独特な雰囲気も味わい深い。



「Range」、こちらは二人芝居。お互いの微妙なニュアンスがキー。コミュニケーションってこういうことだなって改めて。色んな想像を膨らませて楽しんでいただきたいです。

水野君のはにかんでる感じがかわいいです。きっと見所です。見所です。

ぜひ観にきてください!



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