ツリウムは原子番号69の元素。元素記号は Tm。
167Tm 69 98 166.9328516(29) 9.25(2) d 1/2+
167m1Tm 179.480(19) keV 1.16(6) µs (7/2)+
167m2Tm 292.820(20) keV 0.9(1) µs 7/2-
168Tm 69 99 167.934173(3) 93.1(2) d 3+
169Tm 69 100 168.9342133(27) STABLE 1/2+ 1.0000
170Tm 69 101 169.9358014(27) 128.6(3) d 1-
170mTm 183.197(4) keV 4.12(13) µs (3)+
171Tm 69 102 170.9364294(28) 1.92(1) a 1/2+
171mTm 424.9560(15) keV 2.60(2) µs 7/2-
145Pm 61 84 144.912749(3) 17.7(4) a 5/2+
146Pm 61 85 145.914696(5) 5.53(5) a 3-
147Pm 61 86 146.9151385(26) 2.6234(2) a 7/2+
169Tm・・・・145Pm+18О+2N+4N
169Tm・・・・146Pm+17О+2N+4N
169Tm・・・・147Pm+16О+2N+4N
ツリウムの成分形態はプロメチウムになるが、プロメチウムは安定した同位体が存在しない。原子番号82以下の元素で安定同位体を持たないのは、プロメチウムの他にはテクネチウムのみになる。
プロメチウムは安定した同位体が存在しないので、ツリウムを複合形態によって安定要因を見付けることはできない。ツリウムの安定要因は組み合わせ形態にあると考えられる。
ツリウムの組み合わせ形態は、完成形に近いシンプルでコンパクトな形状をしている。
7 組み合わせ連形態+👆図の連結装置+中性子過剰分の極太支柱 (黄色の支柱は一本換算)
プロメチウムの組み合わせ形態は、
⑴ 145Pm・・・・ 6 組み合わせ連形態+👆連結装置+24本の極太支柱 (黄色の支柱は2本換算)
⑵ 145Pm・・・・ 6 組み合わせ連形態+👆連結装置+23本の極太支柱 3✖2の追加支柱 (黄色の支柱は1本換算)
通常、混合状態では⑴と⑵を混合すれば不安定要因が取り除かれる傾向にあった。しかし、プロメチウムの場合には、⑴と⑵の混合では極太支柱の問題が解決できない。この混合状態で安定するためには、⑵の極太支柱の数が22本になるか、⑴の極太支柱が23本になる必要がある。