アプリコット プリンセス

チューリップ城には
とてもチャーミングなアプリコット姫がおりました

超弦理論 ラムダ粒子(Λ⁰)

2023-09-24 12:55:08 | 理論物理学 素粒子
 ラムダ粒子 (Λ⁰) は、バリオンに分類され、アップクォークとダウンクォーク及び strange quark から構成される複合粒子であると考えられている。

 “K-pp”中間子束縛原子核状態(XK-pp)では、K⁻+“pp”→XK-pp という反応が用いられたことをK中間子の記事で述べた。

 (XK-pp)は直ちに崩壊しており、実験ではXK-ppがΛ粒子と陽子に崩壊する事象(XK-pp→Λ+p)を観測し、観測していない残りの粒子が中性子だったことを、エネルギーおよび運動量保存則で確認したとなっている。

 即ち、実際に実験で観測できたのは Λ+p であると思われる。これは、XK-pp が新たな粒子という位置付けではなく反応過程を示す状態図の役割をしているようにも見える。

 ラムダ粒子 (Λ⁰) は、中性子が励起状態になり down quark が strange quark に置き換わった状態であると考えられている。これは、K中間子にも当てはまり、パイ中間子の down quark が strange quark に置き換わった状態になっている。

 ホログラフィックエリアが中性子の役割をしている場合には、上記の状態は、ホログラフィックエリアの励起状態であると考えられる。

 パイ中間子は、2⃣ (二つの正三角形で構成されたホログラフィックエリア)に、負電子の穴が開いている状態であったことを思い出せば、K中間子の down quark の意味合いが理解できる。

 K中間子は 7⃣ (七つの三角形で構成されたホログラフィックエリア)に、電子が侵入した状態である。

 ラムダ粒子 (Λ⁰) は、⑩+⒅ (28の三角形で構成されたホログラフィックエリア)で、負電子も電子も含まれていない。

 ラムダ粒子 (Λ⁰) に似ているバリオンに、シグマ粒子(Σ )粒子がある。

 シグマ粒子(Σ )粒子は、⑩+⒅ (28の三角形で構成されたホログラフィックエリア)に、電子が含まれている。

 ラムダ粒子 (Λ⁰) が、シグマ粒子(Σ)の基底状態であると考えれば、 down quark の意味合いが理解できる。これは、K中間子と シグマ粒子(Σ )粒子の共通点を探ればよくて、共に電子の混入が認められる。

 ホログラフィックエリア内では、負電子が現れることを以前の記事で述べた。この負電子があることで真空状態が安定する訳ですが、ストレンジネスをもった粒子には正のエネルギーを持つ電子が侵入している。

 ラムダ粒子 (Λ⁰) と シグマ粒子(Σ)を比較すれば、正のエネルギーを持つ電子を含まないラムダ粒子 (Λ⁰)は、 シグマ粒子(Σ)よりも2倍程度 安定している。( シグマ粒子(Σ)の崩壊時間が短い)