食あたりとか、食い合わせが悪いということがあるけれども、実はそれは本にもあって、昨日、私はその状態だったと思う。
宇野千代。
笙野頼子。
カナダの女性作家の『侍女の物語』。
ここを読んでくださったことのある方はお分かりのとおり、私は読みの深いほうではないので、あまり、読んでいるときの気分を他へまで引きずるということがないのだけれども、さすがにこれはこたえた。
そうだったらしい、と、後から気がついた。
普通に歩けば10分とかからない道のりに20分のうえの時間がかかり、鍼の先生にそんな顔つきは初めてみましたと言われた。
スイッチが切り替わらなかったのだ。
多かれ少なかれ、みんな、一人と時とそうではない時、あるいは、誰と一緒かで、切り替えをしているのではないかと思う。
それがうまくできないほど疲れてしまったらしかった。
肩、腰も原因には違いないけれども、それはもういつものことなので、あえて原因に数えるにはあたらない。
元気いっぱいというタイプではないし、ひまわりのように明るいね!と私が言われるような日がもしあったとしたら、それはそれでかなり気味が悪い気がするけれども、無病息災ならぬ一病息災、それなりに元気。
普段とそう変わりのない一日だったと思うし、原因がなく、スイッチが壊れるほど、私は繊細ではない。
で、眠りしなに、思い至ったのだ。
本か、と。
今にして思えば、無茶な取り合わせ。
一緒に持ち歩く本には気をつけようと思う出来事だった。
でもそれ以上に・・・、『侍女の物語』!
実はですね、私の記事にコメントを頂いた時点で、おやっ?と思っていたのですよ。
確かに面白かったけれども、手ばなしにおススメするにはいささか・・・な作品だっただけに。
よくよく、口直しをして下さいね。 私もかなり、へこたれましたから…(やっぱり気持ち悪いですよねぇ)。
>私は読みの深いほうではないので、
え、すみません、私はそんな風には思っていませんよ~。 だって、そこまで引きずっちゃったのならば、かなり深く吸収していたのではないでしょか?
>ひまわりのように明るいね!
・・・と言われるタイプではないのは、私も同じです。
『侍女の物語』。もう、これが、ね。
ひとえにりなっこさんの記事を読んだからといっても過言ではないのですよ。
本当に「おやっ?」ですよね。私の選択にしたら。
ちなみに、口直しは酒井順子女史。「箸の上げ下ろし」です~。
でも、ディケンズの「大いなる遺産」の上巻では少々胃にもたれました。
食中りにはヨーグルト、整腸作用抜群です。本あたりには、さて?
私なら、モーツァルトのクラリネット協奏曲、かな。
本あたりには…どうでしょ、仕事とか?(オオウソ)
「大いなる遺産」の上巻は胃にくるというか、精神衛生によくありませんでした、私の場合。
いつ、おもしろくなるの?!いったい、いつ?!と途方に暮れて。