タミヤ 1/700 駆逐艦 島風 昭和19年ごろ

●実艦について
陽炎型駆逐艦の35ノットの速度に不満を持った海軍が建造した
40ノットの速度と魚雷15射線を誇る艦隊型駆逐艦の頂点。
最終的に建造されたのは本艦のみ。
しかし、その雷撃力を活かす機会に恵まれず、
最後は高速を活かすこともできないオルモック湾にて空襲により沈没。



●作品について
高評価を得ているキットです。船体一つとっても舷窓や舷外電路が再現されています。
舷外電路は船首楼後端の開口や船体のヒケを消す段階で消え、0.3mmプラ棒で再現。
いいんです、舷窓を自分で開けなくていいだけでも楽ですから。
武装類はピットロードの物に手を加えて使用。
艦橋は窓枠をエッチングに、その直前にある特徴的な遮風装置を再現。
煙突トップは陽炎型のエッチングパーツより流用しています。
島風のみの五連装発射管はキットの物は細すぎるので
リニューアルパーツの三連装を繋げて作りました。
後部機銃座は斜めに設置されていたようなので自作していますが、
これも確定的と言える形状は不明のようです。
終わってみるといつもどおりの大工事でした。



●感想
ダイキャスト製の船底板をどうするかが一番の悩みの種です。
フルスクラッチで大型船を作る時の重りにするしかないかな。