不眠の方って多いですよね。
秋の夜長でついつい夜更かし という人もいるかもしれませんが、慢性的な不眠という方も多いです。
若い人も年齢を重ねた人も同様に不眠は悩んでいるようです。
先日、眠れない という訴えで来院された方に短い時間だけ効く入眠導入剤を処方しました。
1か月ほどして、寝つきはよくなったけど、途中で目が覚めてしまう と。
次は少し長く効く睡眠薬を2週間処方。
忘れたころにやってきて、今度は『眠ってはいるけれど、夢を見すぎて疲れが取れない』 と・・・
眠りが浅いんでしょうね。眠れていても熟睡感がない。
最近、漢方薬の本に夢中なので、どこかで悪夢や夢に効く漢方がある と読んだ覚えがあったのですが、患者さんを目の前にして思い出せず(すみません)。
外来終了後に調べなおしました。
桂枝加竜骨牡蛎湯
夢見が悪い時に内服できる西洋薬ってないように思います。その点、昔の人も夢見が悪い時に桂枝加竜骨牡蛎湯の内服をしたようです。
次回、来院されたときに患者さんがまだ夢のことをおっしゃるようであれば、少し切り替えてみてみたいなと思います。
漢方薬は西洋薬のような入眠作用は強くないのですが、気が高ぶって眠れなかったり、不安が強くて眠れなかったり、疲れすぎてて眠れなかったり、
眠れない様子も人それぞれでそれに対応することができます。そういった点では西洋薬の入眠薬もよいですが、漢方薬も面白いなと思います。
加東市青山医院
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