兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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今度はマンジャロ

2022年09月30日 | 病気

新しい糖尿病薬が毎年何かしら承認をうけ、世に出てきて使用できるようになっているなと思うのですが、

今度はGIP/GLP1受動態作動薬で お名前 マンジャロ

変わった名前 ちょっと面白い

子供たちが笑ってくれそうな 薬の名前だな と思います。

 

SURPASS-2試験という臨床試験がこのマンジャロとオゼンピックを比較した試験でありますが、

オゼンピックも体重減少効果がありますが、HbA1C、体重ともにマンジャロはオゼンピックを上回っていますね。

さらに、アテオスのデバイスは今のトルリシティのデバイスと同じ。

1回使い切りタイプで週に1回の投与で利便性も高いです。

週に1回だと注射製剤でも継続が容易で受け入れもよいように思います。

 

今現在、当院では注射製剤のトルリシティ 内服薬のリベルサスの二本立てでGLP1受動態作用薬を使用しています。

オゼンピックは一時的に出荷調整がはいり、以後 皆さん切り替えてしまったので、現在使用されている方はいません。

ビクトーザなどの毎日打つ製剤も以前は使用していましたが、やはり週に1回のほうが楽なので、今は使用している方はいません。

 

名前の面白いマンジャロですが、週に1回でかなり体重減少効果がある様子。

発売承認後は試してみたい と思います。やはり、体重減量は糖尿病患者さんにとって(そうでない人にとっても肥満は健康上大変問題があると思いますが)一番の基本だと思います。

ただ、薬に頼るだけではなかなか維持は難しいですよね。

 

リベルサスで食欲低下してきても、慣れました~ 普通に食べられるようになりました なんて言って、戻ってしまう人もちらほら・・

体重を減らした状態で維持するのが大事なんですが・・・

 

ご自身の身体は口から入れたもので作られています。

必要なカロリーを必要な量だけ。食事は楽しく おいしく 気持ちがよくなるものだけ。

日々の積み重ねや習慣は薬の力だけではどうしようもないものでもあるな そう感じながら日々診療しています。

 

今日もよろしくお願いします。





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