兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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秋のアレルギー

2022年09月14日 | 病気

日曜日の休日診療は思ったより問い合わせ・受診ともに多く、また発熱外来は外での診療なのですが、ものすごく暑いうえに防護服着用で夕方には頭痛までして本当に疲れました。暑さが戻りすぎていて、身体が驚いている感じです。

昨日も真夏の暑さでしたね。運動会の練習をしている子供たちも疲れ切って学校から帰宅します。

まだまだ熱中症の危険も大きいですね。楽しく安全に過ごしてほしいなと思います。

 

さて、稲穂がかなり垂れてきました。早い品種のようですが一部の田んぼは稲刈りをしています。

ここ加東市は酒米で有名な山田錦の産地です。兵庫県はお酒で有名ですよね。その原料になりますよ。山田錦は刈り入れがもっとあとで10月になると思いますが、稲穂がやはり稲穂が垂れてきています。

そろそろ稲が・・・と思う時期に アレルギー反応が強くなる方がいます。

おそらくイネ科のアレルギーではないかと思います。田んぼに囲まれたこの地域、イネの花粉からはなかなか逃げられません。

イネ科は雑草を含めかなり長期にわたりアレルギーの原因となる花粉です。ハルガヤ・カモガヤなどが有名です。

田んぼの管理で 草刈りをすると 症状がひどくなるという方もいます。

 

これからはブタクサやヨモギなどのキク科の植物もアレルゲンとなります。とにかく雑草ですね。

 

スギやヒノキと違い、イネ科の植物の花粉の飛散範囲は数十メートル程度です。近づかなければあまり影響はありません。樹木の花粉と違って風に乗って遠くまで飛ぶということはありません。一方で飛散期間は長く、関東から九州までの広い範囲で真冬以外、少量ですが飛散が確認されています。

 

できるだけ草むらに近づかない。または頻繁に草刈り(アレルギーのない人にお願いできればベスト!)する。などで対応するしかありません。

特に気温が高めでよく晴れた日は午前中から花粉が良く飛散するようです。

 

春の花粉症より長期間にわたり症状が出るという点でやっかいかもしれませんね。今の時期は皆さんマスクで過ごされていますが、マスクをつけたり、花粉が付きにくい服装にしたりともうしばらく対策が必要です。

どうしてもつらい場合は内服薬や点鼻・点眼薬などを使うとよいと思います。

 

アレルゲンの検索も採血で簡単にできます。イネ科かな?キク科かな?と不明な場合は確認することも可能ですので、かかりつけの先生に相談してみてください。

参考になれば幸いです。

 

今日も暑そうなので、水分摂取しっかりで元気にお過ごしください。

 

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