リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

野党はせめて候補一本化を

2022-02-27 | 政治
かねがね連合の「共産嫌い」が自民党を利することを危惧していた。かつては、経営者は自民党を支持し、労働者の代表たる連合は野党第一党を支持していたのだが、民主党が分裂してからは立憲民主党を支持することに迷いがあったようだ。だが野党候補が乱立しては勝ち目はない。野党の候補一本化が必要なことは明らかだ。
先だっては連合が支持政党「なし」としたことが波紋を呼んだ。自民党とも距離を縮めている(朝日新聞2022-2-26)。経営陣と労組がいずれも与党支持となってしまっては大政翼賛会のようになってしまう。

とはいえ、このたび、今夏の参院選では、立憲民主党と連合との間で、共産党を含めた野党候補の一本化を図る方向を確認したそうだ(朝日新聞2022-2-26)。野党候補の競合を避ける候補者調整については「どこの党と調整を行ってはいけないというものではない」と確認したという。

立憲と共産の間の「限定的閣外協力」のようなわかりにくい協力関係には問題もあった(過去ブログ)。だが連立政権を作るまでの協力関係とはいかなくても、いくつかの政策の一致による選挙協力はできるはずだ。ただ、小選挙区での候補者数を減らすと比例代表での選挙活動に制限が出て、比例票が減ると読んだ。だから共産党としても一方的に候補者を取り下げることは受け入れられないだろう。選挙区によっては共産党の候補のために立憲側が候補を取り下げるなど、選挙レベルでの協力関係はなんとか築いてほしい。

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