韓国の国会議長が日本のトップが元慰安婦に直接謝罪すれば解決できると述べた。「(元慰安婦への謝罪は)一言でいいのだ。日本を代表する首相か、間もなく退位される天皇が望ましいと思う」と言ったという(朝日新聞2019-2-10)。日本でこれを真に受ける人はいないと思うが、トップが謝罪してもおそらく解決できないであろう理由が日韓双方にあるということは、確認しておきたい。
まず、原因の半分が韓国側にあることは言うまでもないだろう。政府間で「最終的かつ不可逆的に解決される」とした合意さえも反故にされたことを考えると、こんな提案を真に受けて謝罪をしてもばかを見ることは明白だ。
だが、原因の半分は日本にあるということを、「保守派」の人々には特にわかってほしい。首相だろうが天皇だろうが、日本のトップが謝罪したとしても、その後、「保守」政治家が日本の加害責任を否定するような発言をすれば、謝罪の言葉の効果など消し飛んでしまう。何度も書いているが、歴史問題がこれほどこじれる大きな原因は、過去を直視しようとしないそういう「保守」政治家の言動にあるということを認識すべきだ。
まず、原因の半分が韓国側にあることは言うまでもないだろう。政府間で「最終的かつ不可逆的に解決される」とした合意さえも反故にされたことを考えると、こんな提案を真に受けて謝罪をしてもばかを見ることは明白だ。
だが、原因の半分は日本にあるということを、「保守派」の人々には特にわかってほしい。首相だろうが天皇だろうが、日本のトップが謝罪したとしても、その後、「保守」政治家が日本の加害責任を否定するような発言をすれば、謝罪の言葉の効果など消し飛んでしまう。何度も書いているが、歴史問題がこれほどこじれる大きな原因は、過去を直視しようとしないそういう「保守」政治家の言動にあるということを認識すべきだ。