ライフスタイル&パッチワークの部屋

日々の暮らしと、作ったパッチワークを御紹介します。

粗末な店の前で

2010-05-31 08:26:46 | Weblog
ようやく安心できる晴れ日が続いてきた。
もう5月も過ぎようとしている。
粗末な店は実に天候に左右されるから、週末の天気予報が気になってしょうがない。

日曜日は家族連れが多く、幼い子供一人に大人がいっぱい付いて廻っている。
これも今時の時代の反映であるのかもしれない。

私はこんな光景を見ながらチクチク針を動かすことが多い。
「コレがパッチワークというものですか?」と私の布針を触ってみていく。
携帯でパチパチ写真に写していく人、値段を見てびっくりする人
安いという人、「色使いが素敵」とか 「ここまで来て針仕事?」とか・・様々である。

山野草を見ていくお客さんも全く同じである。
夫は最近お客様の勝手な言葉を気にしなくなってきたようだ。

「安い 高い」挙句の果てに
「何所の山から盗掘して売っているのか?」
ただ真面目だけがとりえの夫は 最近この言葉の交わし方も上手になってきた様に感じる。

夕食時にこれがいやだと思うのであれば「辞めよう」と夫婦での合言葉になってきた昨今である。


お元気でいて欲しい

2010-05-28 20:02:56 | Weblog
久しぶりにkさんが遊びにやってきた。
kさんは我が店には大切なお客さまであり、公私の師でもある。
「商売を余り手広くするな。運転資金はあるのか?」等々のアドバイスを戴いてきた・

しかし、近年、歳を重ねる度に少しずつ足腰が弱って、元気も無くなって来ている。
最近、息が切れると言う。
お茶を飲むとすぐ横になる。
まだまだお元気でいて欲しいと祈るような気持ちになってくる。
kさんとの出会いがあったとき、夫はもっと早くに会いたかったと言ったが。
商売とは損得ばかりではない 人との出会いがいっぱいある。
商売をしていなかったらこうした出会いがなかっただろうと思う。



幼馴染み

2010-05-24 11:53:23 | Weblog
水と緑を謳っているわが町も、今が緑が本当に美しい。
多くの観光客が森林浴に現れるようになった。
そんな中・・

私は夫よりも遅れて店に出ると
「私が解かる?」と店の前で待っていてくれた。
「もしや yちゃん?」
「そうよ・良くわかったわね」
思えば50~60数年ぶりの再会かもしれないが どこかに幼い面影が残っていたので1発で解ったから彼女も嬉しかった様子。

ご主人の定年を期に田舎に家を建てたらしい。
戦後 物が全くない幼少時代に隣の家のyちゃんとよくお人形さん作りをした記憶がある。
母親の腰巻の赤い紐を見つけて切って怒られたりしたことが一瞬に甦ってきた。
「コレから時々遊びに来るね」
ぁ・・昔話を語ったらもう止まらなくなってしまうだろう。
思えば今はいい時代だなぁ・
こんなにも布が豊富だし、作りたいと思ったら参考書でも何でも揃う。
足りない布地が有れば
車で出かけ 年金を工面すれば即 買える時代である。
しかし少し心細いのは最近視力が落ちてきたことだ。
それでも老いとは「なんという楽しいありがたいことか」と思った。


奇遇

2010-05-18 21:31:21 | Weblog
チクチク仲間に一人Sさんが参加した。
年のころは私より一寸お姉さまかな?と少し緊張してお迎えした。
Sさんもパッチワークが大好きで、一人自宅で長いこと縫っていたらしいが、此度 仲間に加わった。
小休止にお茶を飲んでいたら、彼女の足元に置かれている「ショルダーバッグ」を見て私は固まった。
「ん?アレェ?」
思い起こせば5年前に手放したショルダーではないか?
この配色、この縫い目、身に覚えがる。

「あのころ、欲しくってお店で買ったのでした」と・・
大部使い込んでいるらしく、くたびれて見えた。
んまぁ・・なんという奇遇なんだろう。
懐かしさが甦り全身から汗が出てきた。いったん換金してしまったパッチワークは再び出会うことはないのだから、
愛おしい娘にでも再会したような、思わず写真を撮らせていただいた。
来週にでも「ほころびを手直しさせていただくから」と、約束をした。



良い日 良い出会い

2010-05-17 08:07:05 | Weblog
遅かった春もやっと例年通り清々しい日々が続く。
久しぶりに店に立ったら山並みは素晴しい新緑に囲まれて、言葉に言い尽くせない。
思わず深呼吸をしてしまった。
思うことはみな同じなのだろうか?。
森林浴を求めて観光客がポチポチ現れて駐車場も満車になってきた。
店に「たけのこを売って欲しい。いくらでもいいのだが」と知人がいっぱい置いていった。
そんな中見かけない白髪の老人が店の前に現れて、
山野草をゆっくり見始まって「ここに掛けても良いですか?」と店の丸太の椅子に腰掛けた。
老人は一人で東北をドライブして国民宿舎「阿武隈荘」に2泊しているらしい。
店が忙しくなってきたらその老人が
竹の子を売ってくれている。
「さぁいらっしゃい、竹の子だよ、安くしておくよ」となにやら楽しそうである。
お礼にお菓子を勧めたら
「間食はしないんだよ」といってお茶だけを飲んだ。
聞くとなしに老人は一人で話をし始まった。

「部屋に戻っても誰も話しする相手がいない・・」と
近年 奥様を亡くされて子供もいなかったので 今は
妻とこれまで旅してきたところをまた一人で旅しているといった。
「それはとても寂しいなぁ・・」とつぶやいていた。
私の作った壁面のパッチワークを見て「良い趣味ですね」と褒めてくださった。
「妻がいるいるときだったらお土産にしたいのだがなぁ」と・・

観光地はいろんな出会いがある。
私たち夫婦も年金暮らしで細々と暮らしているものの、
3文商いをしているお陰でいろんな人との出会いがあり、
最近やっと見知らぬ人との出会いが喜びに思えるようになってきた。



大イベントも済んで

2010-05-13 09:05:46 | Weblog
町役場 商工会上げてのイベント「丸森いち」に参加して早4回目
最近やっと夫も私も出店に慣れて来た感じがする。
友人 親戚 子供 孫の協力を得てどうにか無事済んだ。体力気力も限界を超すのである。
年一度のイベントは不慣れなことばかり、
来年こそはと毎年反省することも多い。

健康で資金も調達して参加できたらそれだけでも
体が健康でない自分たちを褒めてあげたい気持ちにもなる。
このイベントが済めばまた平凡な生活に戻れることも嬉しい。
自分の指定席に座りやりかけのパッチをまたスタートさせた。
寡黙にチクチク・・タイムガ楽しいし疲れも忘れてしまう。
ラジオから流れて来た言葉がとても印象的であった。
人生を考えるとき
もうン歳と思うか?
まだン歳と思うか?で大部違うらしい。
私はやはりまだまだ縫いたいパッチワークがあるから、
まだ6?歳と思いたい。

無難に過ぎたGW

2010-05-06 19:56:56 | Weblog
良いお天気に恵まれたGWも過ぎた。
ラジオを聞いていると、何所もかしこも幹線道路は大渋滞だと度々流れてくると我々は
若い人たちに道を譲ってあげたくなる、極力車での外出を避けた・・というか、
混雑している人混みを避けたくなったのが本音かもしれない。
3食を作っては食べ、余暇は縫いたいときに縫い、縫いたくないときはゴロゴロしていると
案外 これはとても贅沢なひと時・・と思えてくる。
 安上がりで「リッチな気分」になってくるから気持ちの持ちようとは不思議である。
夫もまた、山野草の手入れに余念がない。

夕方孫が海にって来たといってワカメが届き、
湯通ししてポン酢だ食べたらコリャ又美味しかった。
コレくらいの贅沢で充分だわとまたして納得したGWの最終日であった。

深夜放送から学ぶ

2010-05-04 20:32:28 | Weblog
NHKラジオの深夜放送を聴いてるリスナーは200万人に及ぶと聞いた。
私もその一人である。
何故ならば、歳を重ねてくると、確かに夜中フッと睡眠が浅くなってくるのである。
(子育中はいつも爆睡だった、)加齢とはこういうものだろうか?
先日も夜中に耳にしたのは精神科のdrのお話であった。
確か躁うつ病の話だったような(うつろだが)それはそうだとばかりに頷いた。

人は昔を思い出すとき、
いい思い出より 悪い思い出ばかり繰り返し思い出すのだそうだ。
確かに、、
過去は、決して戻らないはずなのに記憶はつまらないことばかり繰り返し思い出す。
(楽しかった思い出もいっぱいあったはず、、)
心身共に決して良くないのだから、それを断ち切らなければ成らないのである。と・・
それを聞いてから、私は昔のつまらない想い出は極力思い出さないように心がけるようになってきた。
思い出したら即、スイッチを切り替える訓練をするようにしている。
将来に不安を感じてきたら、
即それも切り替える。
ささやかな努力、
「切り替える訓練」をしてみたらとても楽しくなってきた。
残されている時間を大切に使おうっと・・
差し詰め 縫いかけの未完成のキルトがベットの下にいっぱいあるではないか?



プレゼント

2010-05-03 07:45:51 | Weblog
パッチワーク仲間のHさんが日頃とてもお世話になっているkさんに是非
ショルダーバッグを縫ってあげたいと言いだした。
kさんは体が不自由で車椅子の生活だが、とても明るく素晴しい女性だと聞かされた。
何度か会話したが前向きで体のハンディーを真っ直ぐに受け止めて一人で暮らしている。
昨日Hさんが出来上がったショルダーを彼女に届けて欲しいのこと、

彼女に手渡したときの笑顔を見ることが楽しみであったから、私は喜んで届けることにした。
車椅子で玄関に現れたときの顔は案の定とても嬉しそう!
「病院に通院するときに使わせてもらうわ!」
あぁ・・パッチワークを継続していると仲間が増え、こんな素敵な輪が広がって行く。
文字に表現出来ない喜びと幸せをかみ締めた用足しであった。