ライフスタイル&パッチワークの部屋

日々の暮らしと、作ったパッチワークを御紹介します。

麦の穂

2009-07-31 13:06:11 | Weblog
昨年8月に持病の検査の為に2週間、検査入院したことが有った。
ある程度退屈するだろうと予測して荷物の中に「糸と針」を忍ばせた。
案の定狭いベッド上の生活は検査が済むと食っては寝食っては寝の繰り返し。
ある日娘が「パッチワークの雑誌」を見舞いに持ってきた。
「あ!これ縫いたい」そうおもうといてもたっても居られない。
主治医に
「あのぉ・院内の売店で扱っていない物が欲しいのですが」といい1時間だけの外出許可を戴いた。
病室から抜け出せる喜びはなかった。
病院から近い手芸屋さんに走った。
所々の赤信号は長かったのを覚えている。
まっすぐ行ってまっすぐ帰ってきたが、それでも1時間の外出許可の時間は短すぎた。
担当の看護師さんがエレベーターの前で待機していたのには驚きであった
入院生活も自分のベットの上でのパッチワークは楽しく、退屈が解消されて、やがて退院。
主婦が家に戻ればやることが山積、
ダンボールの隅っこに皺だらけになっていた、未完成のこの「麦の穂」が出てきた。
月日の流れの速いこと
一年前の同室の患者の顔を思い出しながら仕上げた。

人の目線を気にすることもないし、消灯時間もない。
当然ながら自分の部屋は最高ここが私のインパラダイス、

平和とは

2009-07-29 06:30:00 | Weblog
2年がかりの「赤毛のアン」のタペストリーが完成した。
出来上がったとき特別な感情が湧くかと思っていたが、
わずかにホッとしたしただけで自分でも以外であった。
あえて言えば「幸せな家族にカンパイ」と言ったところだろうか?
なぜならば
メール仲間のhttp://blog.livedoor.jp/mom_0125/ 
が恐ろしい戦争体験を語ってくれたのであった。

幼少時、母は戦火の中を東京から逃れ、父は戦死し、
それからの母子家族は貧困家庭に陥った。
その時代の母は強かったし、とても厳しかった。
今だかって、母の苦労は到底計り知れない。
ここに平和のありがたさをシミジミ私なりに感じたからであった。

それなりに人生の荒波を乗り越えて来たと言っても、今 わずかでも年金の支給を受け、
ここに生きてる老夫婦が 存在していると実感する。

ともすれば、この平凡な生活が何処かで履きちがい 螺子が狂ってきている
日本の国に ある一部の人が出てきている、
「何処か変だよ 日本人」と言いようのない不安に駆られる節がある。

国の平和 家族の愛、
当然かのように暮らしている昨今だが、終戦記念日を目前に
 自分の身の回りを思い返す必要があるのではないだろうか?と妙に考えさせられた。

某店の作品から

2009-07-26 07:25:02 | Weblog
仲間とのチクチクの集いもこの暑さには閉口してしまうから、
8月は夏休みに入ることになっている。
しばしお仲間ともお別れである。
しかし、今 パッチワークの虜になっている彼女たちは
夏休みにどうして時間を潰そうかと、つまらなさソウだ。が私は
体や目を休める時間も必要と考えた。
それよりも日ごろどうしても運動不足になっていそうな仲間に
ウオーキングを勧めた。
そういえば「下腹」がぽっこりしてきたと、話題が盛り上がる。

女性の平均寿命は86歳と聞いた。
今 一人のヒューマンとして、殆どのお役目も果たしてきたような気がするから、これから残されている貴重な時間は、
健康で大好きな趣味三昧の時間を大切に過したい。

画像は某店頭の作品の内側を見せていただいた。
丁寧に刺してあった。



もう一息

2009-07-23 07:32:46 | Weblog
最近のパッチワークは自分との戦いになってきた。
仲間にふだん、
「元気 やる気 根気」よねぇ・・と謳ってたが、今正にそれである。
約1cm間隔のオトシキルト、もうひと頑張り、
登山なら山頂が見えてきたところだろうか?
親しい友人がパッチワークに憧れているが
到底自分には無理だが、「完成した暁には是非見せてもらいたい
」と言って来た。
ヨ~シャ、
山頂で万歳三唱している風景をテレビて見たことがある。
多分私もそうなるかもしれない・
今月末には完成の予定だが、果たして・ハタシテ・・

姉に上げてから

2009-07-22 09:28:43 | Weblog
この手提げの姉に上げてからかれこれ10年になるだろうか?
まだ商売を始まっていなかったころは身内に随分作ってあげたものであった。
その姉がことのほかこの手提げが気に入ったのか、よく提げていた。
持ち手は既にボロボロで、バイヤースで包んでいた場所も穴だらけである。
手提げもこれほど使ってもらえたら本望だろう!

ある日、見るに絶えられず、
「壊れたところを直してあげるから!」といった。
時間を見繕って直しにかかった。
懐かしさがこみ上げてくる。
がぁ・・しかし、
いくら自分が作ったものだとしても、案外面倒なものだ。
真新しい鋏の切れ味が悪くなった感じもしないでもない。
ツイ1日を費やした。
先日普段履いているスニーカーの底を修理に出した、2500円の修理代が掛かった。
もし、「修理代いくら上げる?」と言われたらはやり其れ相当の代金を戴かなければ、とも欲が絡んだ昨夜であった。。

刺せども・・刺せども・・

2009-07-18 07:21:09 | Weblog
久しぶりの大作ははやり大変だぁ・
刺しても刺してもキリがない。
ここで再び放置するわけにはいかない。

仲間が同じ物を作っているから時々情報交換する。
彼女もキット大変に違いないが、
高齢の御舅さんの面倒を見、二人の孫さんも見ながら時間を作って縫っているのだから、もうその努力は感服尊敬に値する。
「作りたい 縫いたい」気持ちは同じかもしれないが。

今の私は非常に恵まれていると思う。
腰の不自由な夫は何かにつけて些細な仕事を私に言うが・・

(やっと座ったと言うのに・・ブツブツ・・)
今日は久々に涼しい日になりそうだ!
弱音を吐かず、ここは辛抱のしどころ。
今日も一段でも多く刺そう。

横道に

2009-07-10 08:20:13 | Weblog
はやり大きな作品は完成までにかなりの根気が要る。
やっと綿を張り刺すだけのところまで進んでもう一息と言うところで
浮気心が発生した。
昔の雑誌を見ていたら、
「これ!縫いたい」気持ちに駆られた。
一寸だけパーツを色合わせしてみよう・・部屋中の布の小山をほじくってみると
相応しい布があるではないか・・

展示会までまだ時間が有るという甘い考えが・脱線する。
計画通りには進まない・

無我の境地になって

2009-07-02 23:14:35 | Weblog
昨年からの遣り掛けをどうしても纏めなければと気持ちを奮い立たせた。
無我の境地とはこんな時に使う言葉だろうか?
完成時は145×123cmになる予定だが、やっと一枚繋ぎ合わせた・
4200枚のピース数、
鷲沢玲子先生の作品の本と首っ丈であった。

これからが又大仕事であるが、本に忠実に繋ぎ合わせてみると
さすがあの「山口百恵」さんが慕っておられるだけの指導者であるわぁっと納得した。
実に都会的でその中にも「赤毛のアン」のストーリーが浮かんでくるから
一流のキルターとはこんなにも素晴しいと納得である。

サテサテ、コレからが又大仕事、綿を貼り裏地を張って、それから刺して刺して・・
小物は暫く縫うだけのエネルギーがない。
明日からまた意気込んで完成させなければ、、

夫は横目で見て、
「コレだけは手伝えないからナァ・」と苦笑している。
しかし、こうして縫っていられる時間が私の至福の時間である。
から願わくば針を持っているときは
あまり用足しをさせないで欲しい。