南区別所だいすき 浦和

このブログは、さいたま市南区別所の「青い稲妻」の研究レポートサイトです。
別所研究と見聞録の編集所です。

ちょっと申し遅れました、5月の3日・別所沼弁天祭りのレポです。

2011-05-14 05:00:09 | 別所見聞録
僕にとっては最大級の地域内の関心事です。
そもそもこの別所研究は別所沼畔にお住まいの「毅彦さん」のお宅を訪ねたことに
始まります。 毅彦さんとは、「司馬遼太郎の街道を往くで挿絵を担当した・須田克太」
の甥ごさんです。この地に生まれて75年ほど沼の水を見続けてきた方です。
このかたの推挙を頂いて今年初めて正式参加の招待ハガキをにぎって参上しました。



薫風さわやか、09:15 こいのぼりになったような気分でした。


主催は「別所観光協会」です。
うなぎ屋「萬店」の金子さんを中心とする、沼のほとりに古くから住んでいる人たちで
守られている組織です。 会長さんは元市長の相川さんです。


10:00はじまり 続々とあつまってきます







3月11日の被害がここにもありました


親子の参加は歓迎です、弁天様がお喜びです。




毎日の散歩を欠かさないひとと沼の移り変わりを眺め続けた人たちが弁天島に
集まったのです





神主さんが支度をはじめました。 調の宮の神主さんです。




そもそもこの弁天様は江東区深川の「洲崎弁天様」を勧進したものです
昭和の2年(1927)に小島政次郎さんというおかたが主導しました。
昭和の初期は国際てきにも日本でも難しいころで、不景気が渦をまいて国民を苦しめて
いました。金融恐慌が嵐を呼んで、銀行が休業と倒産が連続するような時代でした。
(このさなかの別所沼での弁天様の勧進の様子は改めて紹介します。)
  この手洗い石には「深川の石工」の名が刻まれています。



祀りはしずしずとはじまりました。 司会は金子さんの甥ごさんのようです。
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神主さんは二人です、ひとりは女性です。



浦和区・南区の区長さんも神妙です。 ちょうかいの高橋さん 内木さんご夫妻も
しずしずと祝詞をきいてました。






榊を渡されて神前にぬかづきます。




約90人ほどの参会でした。引き出物が手渡されて自然に流れてかいさんしました。

一般に見聞きする祭りの様子は、通例ですと「序 破 急」が用意されていて
派手やかな演出で周囲の耳目をそばだてるのですが、こちらの弁天祭りではそれは無く
淡々ととりおこなわれて終了でした。
なんか、もうちょっと、たとえば笛太鼓で奉納舞をやるとかあってもという気分がない
でもないのですが、これはこれでさらっとして無駄の無理もなくいいもんでした。>font>