Frany's Yard

Frany's Yardはトリュフのスタッフたちが、アンティークの話、日常の中の嬉しい、可愛い、心地いいことを綴ったミニコラムです。

裏庭日記v1.3

2005-06-29 16:10:53 | 裏庭日記
裏庭日記と言うタイトルながら、月刊ペースでしか更新できてないsabaeです。すみません。すみません。

六月と言うのに雨も降らず、暑い日が続いていますがそのせいでしょうか、バラの発育がやたら良い様な。まだ1歳にもなっていないのに、早くも身長を追い越していった苗もあります。発育が良いのは嬉しいのですが、大雨でも降れば倒れそうな勢いです。そんな時に店主マルツがいい物をくれました。写真のプラントタイ。

マルツが前回の買い付けで、裏庭用に買ってきてくれたものです。先端に妖精が象られていますが、錆がいい具合に甘さをおさえてくれているんじゃないかと。葉っぱの影からこちらを伺っているように見えますね。で、今妖精3人に見張られながらガーデニングやってます。

プラントタイは全部使ってしまったので非売品です。

sabae


Every Thing But the Girl "acoustic"

the world is saved

2005-06-29 16:00:31 | Weblog
京都生まれの京都育ちのくせに、京都に疎いsabaeです。移動範囲が狭いもので。通う店も決まっていますし。そんな数少ない、通う店がなくなるのはかなり痛いのです。

先日(って数ヶ月前ですが)、子供の頃から利用してきた書店が閉店すると発表されました。京都の大型書店の草分け的な書店で、梶井基次郎の小説で有名な、名前を一部伏字にしても伏字にならないあの店です。尤も小説に書かれた当時は場所も違ったらしいですが。洋書を多く取り扱っていることで有名で、洋書フロアの独特な雰囲気が大好きでした。よく学校をサボって行ってましたね(<何やってんだ、俺)。ペーパーバックの独特の装丁や、コミックブックの紙質、イラストで描かれた植物図鑑等をなんとなく眺めているだけでも楽しかったです。眺めるだけなんですが。そういえば一度、サリンジャーの「バナナフィッシュにうってつけの日」の、「シーモアグラスした?」という台詞(駄洒落)の原文を調べにその店に行ったことがあったなぁ。予想どうり"Did you see more glass?"でしたが。子供の台詞だもんな。これ分かんなかったら受験生としてヤバかったかもしれない(<だから何やってんだ、俺)。

大学が多いためでしょうが、わりと近所に書店、古書店が多く、気に入っている店も多いのですが、そのうちの一店がなくなるような感じです。思い出のある店が無くなるのは寂しいですが、時代でしょうか。一応別の場所にテナント出店する予定らしいですけどね。
前回訪ねた帰りに、寺町通の例の果物屋でレモンを買いました。その種を、寺町ウェアハウスの庭に植えてみたら、芽が出ました。ちなみに「檸檬」の主人公が買ったのはカリフォルニアレモンでしたが、僕が買ったのは国産レモンです。これも時代ですかねぇ。

sabae

裏庭日記v1.25

2005-06-12 01:56:45 | 裏庭日記
久しぶりの更新で申し訳ありません。sabaeです。全国的に梅雨入りして、庭仕事がおっくうな季節です。水やりしなくていいとも考えられますが。おっくうな理由は気候だけではなく、裏庭に所狭しと積み上げられた商品群を避けつつ歩かなくてはならないという辺りにあるとも思いますが。

とは言え、バラは黒点病が心配な季節なので、それなりに対策を考えています。米糠と牛糞でマルチングとか。極力低農薬で。裏庭に子供さんが来られる事もありますので。しかし考えれば考えるほど手の掛かる植物ですね、バラって。あ、そうそう、ピンクスターとピエール=ド=ロンサールも無事咲きましたわ。なーんか花がやたらデカイようなきもしましたが。1個しか蕾がないから、全精力を傾けて守りました。長く激しい戦いでした。そんな中、6月10日の「時の記念日」に合わせた訳でもないでしょうが、トケイソウが花を付けていました。まったく手を掛けていないのに。えらいぞ。ただあまりにも放っておくと成長しすぎてえらいことになるので、適当にコントロールしてやらないと。

とまあ、有難いんだか厄介なんだか良く分からないトケイソウですが、キリスト教圏内では磔にされたイエスを想起させられたりするらしいですね。passionflower(受難の花)と呼ぶくらいですから。そんなトケイソウに免じて、長雨も神の恵みとでも思うことにしますか。

ちなみにトケイソウは精神安定の効能を持つハーブでもあるらしいです。もっとも、アメリカやドイツでは薬草として認可されていないので、使用には注意が必要です。

sabae


Sonny Southon "falling through a cloud"