Frany's Yard

Frany's Yardはトリュフのスタッフたちが、アンティークの話、日常の中の嬉しい、可愛い、心地いいことを綴ったミニコラムです。

11月1日から新入荷品がお目見えです。

2018-10-28 11:33:26 | 買い付け日記
10月、イギリス、フランス、ベルギーと、ちょっと長旅で、3週間かけて買付けに行っておりました。
帰国して2週間。ようやく時差ボケからも解放されて、落ち着きかけております。
既に、荷物も全部無事?いえ、今回4点かな?割れてたの。
充分にない梱包材と深夜の梱包作業、国際貨物の荒っぽい荷扱いとの闘いですので、はい、こういう時もあるのです。お前は精一杯やった、と、静かに自分を慰めます(涙)。
とにかく全部届いたので、毎日洗ったり、磨いたり、ただいまお手入れ作業に精を出しております。

ウェブの更新では、すでに新入荷品のご紹介が始まっていますが、
11/1(木)からフレッシュなアンティークたちが、いっせいに店頭にお目見えです。
お近くの方、秋の京都観光のおついでの方、きっと周辺の紅葉には少し早いかもしれませんが、ぜひ秋晴れの気持ち良い日にお出かけください。
ご来店、心よりお待ちしております。





イギリスでは、陶器や銀の紅茶器。フランスでは民芸が香るバスケットやクリストフルなどのエレガントな銀器。ベルギーではダイヤをあしらったフレミッシュジュエリーや聖像などのカトリックグッズ。ヴァルサンランベールのガラスなどなど。その国、地域によって微妙に異なるアイテムを、時間をかけて集めてきました。









自転車、ファッション、コーヒー、タバコ、ダイヤモンド、ルーベンス。初めて訪れたアントワープの街はさらっとスマートで、あまりにおいのしない街。アンティークを見る間もなく、教会とブティック巡りが楽しい。もちろんフランダースの犬のラストシーンのルーベンスを見ました。あの物語、全然好きだとか思ったことがないのだけれど、なぜかラストシーンだけは今も覚えている。行きの飛行機で見て号泣した映画の内容が、すでにもう思い出せないというのに・・・。3週間の滞在で1日だけ、仕事をしなかった日。


アントワープは自転車の町、自治体やショップのレンタサイクルに加え、自前の自転車もみんな格好いい。老若男女、でこぼこの石畳の上をタフに走り抜けます。



アントワープのノートルダム大聖堂は、やはりルーベンスにつきますが、木彫装飾もかなりいい。個人的には十字架降架の背面(扉表)にルーベンスの描いた、男臭い聖クリストフォロスが印象的でした。近くにもうひとつルーベンスの関わった教会があるのでそこも必見です。








移動中、田舎道を走るとき、あたり一面に続く緑を見ると、いつも決まって、北海道ってこうなんかなぁー、とまだ見ぬ北海道の広大な平原を想います。じつは北海道、行ったことがないんです。北海道の一部では、今度の地震で大変だったことと思います。できることしかできませんが、皆様のご賛同とご協力をいただき、平成30年北海道胆振東部地震災害義援金へ寄付させていただきました。とにかく、応援しております。





北フランスの大聖堂のある街で、出会ったいくつかの聖像。祈りは内なるものであっていいと、もちろん思うわけですが、形ある祈りの対象は、ふとしたときにそんな気持ちを思い出させてくれたりするので、目に触れるもの、指先に触れるものも、慌ただしい日常の中では案外たいせつな存在です。




皆様から売り上げの一部としてお預かりしました義援金73,020円を、10月29日、日本赤十字を通しまして平成30年北海道胆振東部地震災害義援金として寄付してまいりました。
この度も皆様のご賛同とご協力、ほんとうにありがとうございました。

Antiques Truffle 京都鹿ケ谷 / 店主:八木 剛






本日、店内奥のテラスの巨峰、こんなんです。