Frany's Yard

Frany's Yardはトリュフのスタッフたちが、アンティークの話、日常の中の嬉しい、可愛い、心地いいことを綴ったミニコラムです。

my home town

2013-01-10 21:51:53 | food
あけましておめでとうございます。
気が付けば2年ぶりの更新です。
久しぶりすぎて、パスワード忘れて中々ログインできませんでした。
sabaeです。今日は。
放置にも程がありますが、言い訳が何も思い浮かびませんので、
何事も無かったかのように、正月ネタを。

長い年末年始のお休みを頂きましたが、
休んでいる間や、営業再開して直ぐにも、ご注文を頂いた皆様、ありがとうございました。
また、早々にご来店、御アクセス(?)頂いた皆様、ありがとうございました。
本年が皆様にとって、幸多き一年になりますよう。

さて、年末に買い溜めした餅が捌ききれていない今日この頃ですが、皆様は如何でしょうか。
私は味に飽きて、バターで焼いてチーズと一緒に海苔に巻いたりしてこなしています。
それにも飽きたら上から醤油垂らしたりレモン絞ったり。
丸餅と角餅、2袋も買ったのが原因ですが。正月のお雑煮用として。

我が家では父方の仕来たりで、澄ましに塩鰤、青菜、かもじ海苔、蒲鉾。餅は角餅の雑煮です。
海苔の代わりに柚子皮乗っけたりもします。
父方の祖父母が山陰の出(同郷)で、祖父方のルーツも出雲らしいのですが、澄ましに塩鰤って、山陰らしくないですね。
山陽地方っぽい気もするのですが、我が家の家伝に疑問が出てきました。大丈夫か我が家。

ところが年末に大量の小芋と白味噌(山利)を貰ったので、二日は母方の白味噌にしようかと。
母方は元日は白味噌、二日は澄ましだったらしいので、逆パターンで。
すると当然餅は丸餅な訳で。具は頭芋は無いので小芋と、輪切りの金時人参と大根も普通のしか無かったので、銀杏切り。
具材の準備がイマイチですが、何年ぶりだろうか久しぶりに京都の雑煮を食べられたので、嬉しかった。
何だかんだ言っても私は京都生まれの京都育ちなので、異端な雑煮を後ろめたもく思っていたのですが、
わだかまりも解消して、真新しいパンツを履いたような気分で正月らしい正月を迎えられました。

スッキリしたら後は飲んだくれるばかり。
普段は福島の大七酒造を飲むことが多いのですが、正月ぐらいは地元の酒もいいか。
近所の酒屋で量り売りしている銘柄も知らない酒を。
普段は良くてぐい飲み、むしろ湯飲みで飲んでいますが、
正月にだけ使う猪口を出して来て。



父方の祖母方の曽祖父が集めていたものらしい、恐らく明治以降の九谷。
酒飲みが私しか居ないので継承した物。染付けの物は私が買い足しました。
ご覧の通りおめでた過ぎる意匠が好きになれず、正月にだけ使っています。
いややっぱり容量の問題か。

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。


sabae