つれづれなるままに

不定期に自分勝手な思いを書きなぶります。

生老病死ということ(母の気持ち)

2012年05月22日 | 日記

円成寺  大日如来

88才の母の生活状態を見ていると正直言って、
時には腹立たしく、時に早く居なくなれば、等々
子供として恥ずべきことを考えることもあります。

お釈迦さんは「生・老・病・死」という
避けることの出来ない「苦」があるといっています。

私は思いました
  若いときは「生」の苦しみしか感じない
   (就職、職場、生活、子育て等)
  中年過ぎになって「生・病」の苦しみを知り
   (56歳で胃がんになり摘出手術)
  高齢になり「病・老」の苦しみを知り
   (68歳にして老いを感じ)
  この年代を超え母の年代になり
  「生・労・病・死」の四苦の全てを同時に味わい、
   耐えなければならなくなるのだと解りました。

この四苦を同時に感じ、耐えながら暮らすということは
 精神的に大変なことです。
そのために家族等周りに大変な迷惑を
 かけることになるのだと感じた。

このように母の気持ちを理解すると
 自分の気持ちを非常に楽にすることができた。
母の行動を容認して受け入れられるようになり、
 優しくもできるようになりました。

自分を納得させるための言い訳かもしれませんが。