いよいよ入院することになり、10時ころに病院へ行く。
今日は超音波内視鏡の検査を受けるために、
昨夜、21時以降は絶飲食で、検査は14時から。
この間の長いこと、半日時間感覚がずれてしまった。
午後から点滴を開始する。
14時、看護師さんが呼びに来る。いよいよ検査が始まる。
歩いて内視鏡検査室へ行く。
超音波内視鏡検査
胆嚢と胆石の状態を調べるために内視鏡を胃・十二指腸に入れて検査する。
内視鏡が太いので鎮静剤で眠らせた状態で内視鏡を入れて検査する。
胃を膨らす薬を飲み、喉・食道の麻酔のためのゼリー状麻酔薬を飲み、
スチーム状麻酔薬をスプレーして検査室のベットに横たわる。
心電図測定の端子をつけ、鼻に酸素補給用パイプを付けてる。
眠らせるための鎮静剤の点滴開始。数分で意識が全く無くなる。
突然目が覚める。時計は14時35分で約30分で終わったようだ。
少し頭が重たい。ベットに乗せられて病室に帰る。ここで病人になった。
病室に帰ってからは再三ベットで寝る。
こんなに寝れるものかと思うほど寝る。たぶん薬の性と思う。
検査は無事に終了したが、吐き気で飲み食いできず、少し戻す。
夕食も食べられず、寝ていると楽なのに起き上がると胸が悪くなる。
船酔いのような感じで気分が悪くむかついた。
やっと20時に夕食を食べられる。気分も少し楽になる。
2日目
今日は造影剤CT検査の予定でしたが、
自分に造影剤アレルギーがあることを主治医は忘れていたために
検査は中止となりました。終日点滴で終わる。
夕方、主治医が来て治療の説明を受ける。
昨日の超音波検査では胃切除(胃癌で2/3去)しているために
胆嚢が内視鏡から遠くて、胆嚢の状態が確認ができなかった。とのこと。
明日は胆管の結石を除去する手術を行う。
内視鏡が太いので超音波内視鏡と同様に鎮静剤を使う。
内視鏡を胃から十二指腸に入れて、乳頭の開口部を切開し、
胆管にカテーテルをとおして石を取り出す。
処置は16時頃からで早ければ1時間ほどで終わる。
その時に胆嚢の状態・結石を調べるために細いカテーテルを胆嚢に入れて
胆汁を取り検査をしたい。細いカテーテルは2日後に外す。
胆汁を2~3回取り、良性か悪性かの検査をするので同意して欲しい。
お任せするしかないので了解をする。
今日21時以降の絶飲食で明日の処置を受ける。
眠剤の使用は許可をいただく。
明日は1日頑張ろう。苦の後に楽が来る。
3日目 内視鏡的乳頭切開手術
今日は朝から絶飲食、点滴は続く。
15時過ぎに看護師から指示があり手術室に行く。
家族に早く来てくれるように連絡を入れて、看護師と一緒に手術室に行く。
超音波内視鏡検査時と同様に前処理をして、手術台にうつ伏せに寝て顔だけを横向きにし、
血圧・心電図測定をしながら鎮静剤を注入する。
以降は何があったかは全くわからない。
17時頃に終了し部屋に帰ったがあまり記憶にない。
手術時間が長くなった理由は乳頭切除で出血が多く、止血に手間取ったため。
そのため胆嚢への細いカテーテルの挿入は中止になった。
手術はこれで終了した。
病室に帰ってから主治医・家族と会話したというが記憶にない。
記憶は11時過ぎに目覚めてからで、お腹が気持ち悪くそれから寝られなかった。
腹が張った感じと、寝返りをしたり体を動かすと痛みがあった。
4日目(金)
朝、主治医先生が来て、血液検査の結果、膵臓が炎症を起こしている。
2~3日絶飲食にする。症状を話、膵炎のせいだと言われた。
点滴で炎症を抑えるので新規に2種類を増やす。
胸の気持ち悪さは少しましになったが、腹の張った感じは変わらない。
高血圧の飲み薬、眠剤の使用許可が出たので少しの水で使用する。
5日目(土)
今日も腹の張は変わらず、朝6時頃に採血、
血液検査の結果はよくなっているが絶飲食継続。
今日も点滴は継続。
6日目(日)
少しは腹の張った感じが減少した。点滴を続ける。
毎日が1日が長い。寝ていると腰が痛いし、あまり動くなと言われている。
7日目(月)
朝、6時に採血をする。9時に主治医先生が回診、
血液検査の結果で午後にも水、お茶から始める。
アミラーゼの値がまだ出ていないが他の値はよくなっているので。
10時半頃に看護師から水お茶を飲んでもよい、
明日朝おもゆから食事を始めます。とのこと。
やっと食事を口に入れられる。
早速お茶を買って来てもらってゆっくりと飲む。
おもゆから五分がゆで始まる。先生も慎重に治療をしてくれているようだ。
8日目(火)
朝、オモユと、味噌汁の汁のみ、ジュースの流動物の食事、便がやっと出た。
主治医が9時に回診、今日から食事、回復は順調と言われる。
昼食・夕食は5分粥・煮物等で食事する。
点滴は今日も続くが抗生剤・ブドウ糖は半分になる。
9日目
朝、サブの先生が回診に来る。順調に回復している。
点滴は今日まで、間食は消化の良いものであればOK、歩行もOKがでる。
15時頃に主治医先生が回診に来る。
明日の血液検査の結果で退院しても良いと言われた。
急な話で戸惑うも、早速家族に電話し退院することにする。
10日目
6時に血液検査の採血にくる。
9時に研修医先生が来て血液検査の結果も問題がなく退院しても大丈夫。
退院後の生活は油濃いものを制限する以外には制限するものはありません。
9時半頃に主治医の先生が来て、今日退院で大丈夫と言ってくれる。
妻が退院の片付け・手続きをしてくれて午後に自宅に帰り今回の入院は終了した。
まだ、胆石の手術が残っている。
胆嚢を取るのに開腹手術が必要で少し時間を空けてからにする。
今回の入院で思ったこと
1.医者は症例を多数処置してきているが、患者はすべて初めての経験で不安がある。
2.自分が納得できるまで医者の説明を受ける。