円成寺 大日如来
88才の母の生活状態を見ていると正直言って、
時には腹立たしく、時に早く居なくなれば、等々
子供として恥ずべきことを考えることもあります。
お釈迦さんは「生・老・病・死」という
避けることの出来ない「苦」があるといっています。
私は思いました
若いときは「生」の苦しみしか感じない
(就職、職場、生活、子育て等)
中年過ぎになって「生・病」の苦しみを知り
(56歳で胃がんになり摘出手術)
高齢になり「病・老」の苦しみを知り
(68歳にして老いを感じ)
この年代を超え母の年代になり
「生・労・病・死」の四苦の全てを同時に味わい、
耐えなければならなくなるのだと解りました。
この四苦を同時に感じ、耐えながら暮らすということは
精神的に大変なことです。
そのために家族等周りに大変な迷惑を
かけることになるのだと感じた。
このように母の気持ちを理解すると
自分の気持ちを非常に楽にすることができた。
母の行動を容認して受け入れられるようになり、
優しくもできるようになりました。
自分を納得させるための言い訳かもしれませんが。
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