アンを探して Looking for Anne

「赤毛のアン」の島、プリンスエドワード島でオールロケ!第5回AFFF(シンガポール)で最優秀監督賞、グランプリを受賞!

島の家々

2009年10月15日 | 映画製作日記
『アンを探して』のロケハンは、下見から全部、私自身が足を運んでいます。これは師匠のガニオン監督から学んだことでもありますが、足を運んできてはじめてみえるものがあり、感じることがある。映画にとってロケーションは、キャラクターの一部だから、やっぱり自分の足で確かめることが大事だと。

ミーガン・フォローズ演じる実写版『赤毛のアン』でさえなしえなかったプリンスエドワード・オールロケにこだわったのも、モンゴメリのスピリットが育まれた島の空気を感じるような映画にしたかった、というのが大きな理由です。

それにしても、プリンスエドワード島は100年前の建物や農道が大事に保存されていて、昔ながらの建物が今も大切に使われていて、ところどころでタイムスリップしたような気分になります。

それでは、みなさんも一緒に、ロケハンにでかけましょう!
以下の写真は、メインロケのB&Bを探して、訪れた切妻屋根の家々です。




















家の写真は、色の参考としても撮っていて、こうしてみると本当にカラフルです。

ただ楽し気にみえるロケハンだけど、楽しいだけではありません。外観が一見よくても、近くに大きな道路があったり、逆にあまりにもスタッフの宿から遠いと移動で時間をロスするし。また、大人数の撮影隊のトラックが駐車出来る場所やトイレの確保、映像に映る以外のことも或る程度は考慮にいれないと、大変なことになる。

だからこそ、そういった条件を乗り越えて、とっても素敵なロケを見つけたときの達成感は、サイコーです。

島中の小さな道もしらみつぶしに探しまわって、苦労してみつけたのが、ロザンナ演じるマリが経営するB&Bメインロケ。


大きな菩提樹がアクセントで側にあり、でもうっそうとした木々に囲まれないので空の広さを感じる。家の前に広がる平原も美しく、島独特の赤土の道もある。しかも、室内も素敵で外と中、両方を使わせてもらった。ロケ中、本当にB&Bと間違えて人が訪ねてきたほど、魅力的なB&Bになりました。どうぞ劇中で確かめてみて下さい!


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さて『アンを探して』公開まであと15日...!!公式ページに、Twitterやmixiのコミュのリンクされました。ぜひコミュやTwitterをチェックして映画公開を応援して下さいね!

明日、10月17日はいよいよ、東京国際女性映画祭が始まります!!
特に10月18日(日)14:00~はシンポジウムも実施され、私、宮平も参加します!
今回は海外で活躍する日本人女性監督の作品をピックアップしていて、ミュンヘンの名門映画学校を卒業し処女作『赤い点』で高い評価を得た宮山麻里監督、ロイター経済記者で、アメリカで活躍しドキュメンタリーを撮った我謝京子監督、なんと、このお二方と同じ壇上に!!キンチョーです!でも、カナダ代表としてゆる~く頑張ります。そして、このシンポジウム、なんと、入場無料ですので、ぜひ皆さん見にきて下さい!

詳しくはhttp://www.iwff.jp/


By Takako Miyahira


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