みっかぼうず。

ものぐさ&ぐ~たら三日坊主の、ドラマ・映画・本のオボエガキ&おりおりの記録。

せみ。

2005-08-28 07:13:21 | 日常あれこれ
この夏中ずっと思っていたこと。

最近のせみ、なんか無防備。
やたらと低い所にいるのが眼につく。
身長155cmの私が、ひょいっとつまめそうなくらいの所。
最初は、自転車に乗りながらぼんやりと木を見ているので
視点が多少高くなったからかと思っていたけれど。
やっぱり低い所にとまっている。
もちろん、見上げるような所にいるほうが圧倒的に多いけれど。

虫採り少年たちを見かけなくなった。
だからかな?
近頃のお子ちゃまは、暑いのがキライとか、
ちょっと大きくなったら塾だなんだで忙しくて
せみなんか採ってらんないってか。

まだ3,4歳の頃、無理やり昼寝をさせられて目覚めたら
よく虫かごにせみが2,3匹はいっていた。
昼寝の間に「おにいちゃん」たちが(当時1年生くらい?)
家の庭に「せみ、採らせてください」とやってきて、
お礼に必ず何匹か置いていってくれたらしい。
私には、一匹も取れたためしがなかったのに。
一度も会ったことなかったそのおにいちゃんたちは、
せみ採りの天才だと思った。

今なら私も、せみ採りの天才になれるよ。

あいかわらず5時前からシャンシャン、ミンミン聞こえる。
大きな木の下にいったら、降り注ぐ鳴き声で頭が壊れそうなほど。
でも、お盆を過ぎた頃から、一番うるさい時間帯でさえ、
心なしか「しんみり」とした声音(というのか?)に聞こえる。
地面にころがっている数も増えてきた。
今は聞こえていることも意識しないほど当たり前になっているけれど
あと半月もしてお彼岸になる頃には
当たり前のように聞こえなくなっているんだろう。

あれだけの声の数のせみたちが土に返る。
せめて最後に落ちる場所がアスファルトの上でないことを
彼らのために願いたい。

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