みっかぼうず。

ものぐさ&ぐ~たら三日坊主の、ドラマ・映画・本のオボエガキ&おりおりの記録。

今日の映画 『SHERLOCK 忌まわしき花嫁』(軽くネタばれ)

2016-03-09 20:20:08 | 映画
現代版シャーロック・ホームズが、原作の時代へタイムスリップ(?)

いまどきのシャーロックとジョンが、19世紀の雰囲気に見事にはまっている。
日本でいえば、着物にちょんまげというところかな。

今日の映画版を見て、自分がシーズン3の最終話のラスト20分を
見ていなかったのを思い出した。(なぜか録画切れ)
そのあたりが今回の話につながっていたのね。
異なる時代設定の行き来、こういうやり方できたか!

モリアーティは相変わらず気持ち悪いのに妙な迫力だし
(黒目が大きくて、つぶらな瞳なのが何とも…)
最初は胡散臭かったお兄ちゃんは、だんだんいい人になってくるし、
メアリーはやっぱりカッコいい。

シャーロックとジョンが、普通に会話していても
なんとなく面白みがあるのは、現代版のイメージがあるから?
それにしても、薬物中毒というホームズの負の部分を、
こういう形で生かしたかと、脚本に拍手喝采。

あと、昔のホームズの家にはキッチンがなかったらしい。
男性は料理をしてはいけなかったかららしいけれど、
この辺の導入も、話全体の伏線につながっていたのだと
見終わって気づいた。

あまり活動的には見えないけれど、イギリス男子のかっちりした仕立ての
装いはすてきだと思う。
これは、毎週『名探偵ポワロ』を見ても感じる。


本当は、どんより暗くて、じとじと湿っぽくて、冷たかったであろう
ちょっと昔のイギリスの雰囲気は好きだ。
実際に当時を経験したくはないけれど。


小学生時代、少年探偵団シリーズ、ルパンシリーズと
子供向けの探偵小説は読破したけれと、ホームズにはなじめなかった。
中学時代にクリスティに目覚めてからも、コナン・ドイルには手が出なかった。
でも、このテレビシリーズは好き。
始まる前の特別編を見たら、あらかじめ読んでいたら
いろいろなこだわりがわかって、もっと楽しめそうなんだが。
これから少しずつ、読んでみようかな。

それにしても、今日の映画、一回ではもったいない。
テレビでどうか、再放送してビデオ録画させてくださいな。

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