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三宮日記 

三宮界隈の美味しいお店を楽しくレポートします。お店選びの参考になればいいかな。

孤高のシェフの城 これぞ THE ビストロ @ベック

2015-06-12 07:12:00 | ビストロ
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ベック。超硬派なビストロです。

場所は鯉川筋と山幹がぶつかる少し手前を西に入った閑静な住宅街にあります。

客席はカウンターのみ11席。

料理、ワインのサーブ、電話応対、お会計、お見送りまで全てをシェフの岸本さん1人でこなします。

その流れるようなオペレーションを眺めるのも好きなんです。


まずはイチボのリエットから



室温により脂が溶け出してます。

今まで数々のリエットを食べて来ましたが、これが一番タイプかもしれません。

シェフの表現借りれば、味が伸びる。濃厚な余韻が物凄いんです!


赤でも白でも行けるとのことでまずは白を

この日は珍しくゆっくりで、シェフとたくさんお話が出来ました。このリエットに関する拘りも深く聞くことができ、


それが更なるスパイスになり酒が進む。(いつでも進んでるとは突っ込みなしで^^;)



ラタトゥイユ

これもシャキッとしてて素材が立ってます。


これは赤でしょ♪

シェフも絶妙なボトルを抜いてくれます。これ最高の相性でした。


そしてベックと言えばやはり肉。この日は鴨を進めて頂いたので迷わずオーダー。



見よ。この芸術的な火入れを。

進められた通り最高の鴨でした。スポンジのように繊維から肉汁がいつまで溢れて来ます。

許されるなら1時間くらい噛み続けたいくらい(笑)


少しパンチの効いた赤にスイッチ



もう少しアテを、ジャガイモのグラタン

これもメチャクチャ美味い。やっぱり好きやわ。

本当に珍しくこの日は途中までシェフを独り占め出来、たくさんのお話を伺いました。

食材の話、店舗運営の哲学、これからの展開の話、業界の話。

美味しい料理を頂いた以上に満足な時間でした。そういうことを含めて自分は飲食が好きなんだと再認識した夜でした。


ベック
神戸市中央区中山手通4-2-2 ステイツワン 1F
078-321-0346
定休日 日曜日

坂を登っても行きたい @モゴット

2015-05-29 06:07:29 | ビストロ
北野坂にミシュラン2つ星獲得の日本料理植むらをはじめ美味しいお店ばかり入った有名なビルがあります。その名はペンシルビル。

絶品のフランス田舎料理を提供するモゴット。そのビルの2階にあり異彩を放っています。

昨夜もいろいろと楽しませていただきました。

オーダー方法はプリフィクスコースになっておりアミューズ、前菜、メインから一品選んでいく形です。



まずはシャンパーニュで乾杯


アミューズ 泉州水茄子のマリネ

豪快な見た目にも関わらず繊細な味わい。素材を邪魔しない味付けがグッド。


フォアグラと白肝のパテ

提供される前にオーナーの藤岡氏より
「これはワインとパンがいくらあっても足りませんよ」の一言が。

当然


ミュスカデ、夏らしい爽やかな味わい

オーナーの言葉通りすごい濃厚なパテ。ご飯に乗せてもいける感じでした(笑)



泉州水茄子のメリメロサラダ



朝採り玉ねぎのココット

野菜は全てではありませんが、オーナーの菜園から朝に採った超新鮮な野菜を使っているそう。玉ねぎのココット最高にあま~い♪

写真ではあまり伝わりにくいでしょうが、ここまで結構なボリューム。ようやくメインへ。



熟成神戸牛の海水ロースト



黒豚肩肉のロースト

このメインを食べるために北野坂を登ったと言っても過言でない美味さ。

特に神戸牛の味付けは海水のみ。確か高知の河口付近の海水を使用とのこと。

お肉をその海水に漬け込み味を馴染ませ、ゆっくり繊細に火を通していったという逸品は全く角のない画の通り優しい口溶け。

かつ噛めば噛むほどに肉汁が溢れて来ます。今思い出しても食いたい(笑)

以上が昨日いただいたものです。

しかしここのオーナーの食材へのこだわりは気持ちいいです。来月は北海道に絶品のラムを調達に行かれるとのこと。

今は流通が整備されているので、普通に良いものが買える。ただしそれ以上のものは自らが出向いて交渉しないと手に入らない。

そういうお話を聞くと本当に誠実にお店をやっていられるなと年下ながら尊敬してしまいます。

今度はその絶品ラムをいただきに行きましょうかね^o^


モゴット
神戸市中央区中山手通1-24-14 ペンシルビル2F
078-221-0680
定休日 月曜日