先月のPSA検査結果は 今回も最小単位の<0.008(未満)だった。
原発箇所の臓器「前立腺」をとってないから、PSA値はゼロにはならない、ことを知ったのは最近のことだ。クスリは、がん細胞の栄養源(前立腺分泌液)を極力抑制する効果をもたらす。 つまり、完治とはPSA値がゼロになることだ、と思っていたがそういうことではなかった。
また、「転移がんは、完治しない」、と当初の診療方針を決めるときに主治医は言っていたので、診療は生涯ずーっと続くものと思い込んでいた。
しかし、日常、なんら支障なく生活し、海釣りだ、パラグライダーと活動している身だ。ナニをもって「完治」とするのか、どんな症状だから「病気」ときめるのか、よく考えてみればそれらの境界はアイマイなことなのだ。
さて、上記を踏まえて、「先生、これで1年と9カ月PSA値は安定しています・・」(だから、投薬をいったん中止して、以降3カ月ごとの検査だけにとどめたい)と言いかけたところ、途中で察した主治医は「3年経たないと 安全とは言えない」と回答があった。
3年といえば あと1年と3カ月である。むろんコンディションはいいから、その間もPSA値は変化せず安定して推移するだろう、多分。
本音では、もう今月で投薬治療は終わりたいし止めても大丈夫だと思うが、医師がそのように診たてる以上、逆らうわけにはいかない。
他の病気なら、病状が快方へむかえばだんだん病院から足が遠のいて自然と行かなくなることだってある。しかし、こればかりは尋常でない執拗さが想像されるので、ここは先生の判断とおりとする。
ともかく、らい年の12月まで4週に一回通院を続けることとしよう。
もう、治らない、ステージⅣ・D2、5年生存率20%、と宣告されてから3年4カ月、長いような短くないような病状経過だった。
赤しそジュース:赤紫蘇を5分ほど煮出して、三温糖、米酢を割る。清涼感抜群!
再燃した前立腺がん治療に積極的に取り組んでいる医療機関としては「横浜市立大学病院泌尿器科」があげられる。