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traditional climbing

クライミングスタイルにうるさいオヤジ系クライマーの日記
 クラック、スラブを愛するクライマー歓迎します。

クラック講習 ~ナチュラルプロテクションを習得せよ~

2007年12月29日 19時03分28秒 | クライミング用語集

29日はアストロドームに行く予定だったが、朝10時ごろまで雨が降っていた。

悪鬼は「状態が悪くてもTryしたい」とのことだったので、大穴口に下りてみたが・・・・

雨をさえぎるはずの屋根から水が滴っていた。 それも哀しいくらいたっぷりと。昨年も染み出しは結構多い岩場であったが、これほどの状態は初めてである。

やっぱり今日は諦めて、ほかの岩場を見に行った。 

① チーサイド・・・ ルートはすべて濡れておった。乾いていればそれなり面白そうな課題で遊べそう。

② フナムシ・・・・ クラックは濡れていたが、悪鬼の練習のために登った。パープルシャドウなどのメイン課題はびっちょりだった。

③ オーシャンロック ・・・ 同上

④ なみだち・・・・  とりあえず水は滴ってないが、クラック内部は濡れていそう。

クラック講習その① ヘキセントリックのセット

城ヶ崎にはヘキセンがよく似合う。 私以外に使っているヒトをみかけないが、フィット感は随一である。 特にこのワイルドカントリーは相性がよい。特に複雑な形状のクラックにはボトミングして効かせることができ、SLCDより安心だ。

クラック講習その②カムのセッティング場所。

エイリアンは性能が高いが、どこでも安心して使えるわけではない。

以下のようなセッティングはカムが一人歩きして開放してしまうことがある。

ロープの干渉などで、カムが動いてしまうと↓

フレアしているクラックも同様である。 

このような場所にはナッツの方が有効で安全でさえある。↓

 

クラック講習その3 オポジション

上記のようにカムが動かないようにしたり、ナッツ抜けを防ぐために、特に横方向の力を止めるセットが必要だ。 下の画像はナッツのオポジションセットだが、このようにすることで、ナッツにかかる力の方向を制限して(ディレクション)抜けを防止するのだ。

NPのセットはとにかく経験がものをいう。 一番いいのは経験豊かで正確な技術をもった師匠についてフォロー回収を繰り返すことだが、一人でも練習はできる。

城ヶ崎にはこのように無数のクラックが走っているのだから自分で何回でもセットと回収をしてみよう。 (登らなくてもできます。)試行錯誤のなかから利かせ方を体得してくのだ。

 


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