traditional climbing

クライミングスタイルにうるさいオヤジ系クライマーの日記
 クラック、スラブを愛するクライマー歓迎します。

イムジン河を渡れ第12部 ~ついに20便超えへ~

2008年05月30日 00時14分09秒 | 小川山

天候が安定しない5月。

うまくチャンスを掴んだものだけが成功を納める。

5月28日。 この日は平日にもかかわらず、仕事をホッポリ出した3人の勤労者クライマーが廻り目平に集結。 

Special Thanks  ぱるぞうさん、M川さん。 

 

だって天気がいいんだもの。 仕事なんかしてられませんわ

 

しかしこの陽気はとても5月のものとは思えず。午前中日当たりのよすぎるお殿様岩はすでに熱く焼かれていた。 

 

まあぜいたくは言っていられない。 今日は他のエリアにも行かなくてはならず、私に与えられるチャンスは2回のみだ。 

 

でも結果は

 

惨敗。 

 

最近落ちたことのない『イムジン河』のパートの最後の核心で落ちた。 なんだか手順にまごついて、強引に取りにいって失敗。 

 

2回目のトライはまあまあだった。 この間落ちたホールドを保持して上に行こうとした足が上がらずフォール。 左手のカチが保持し続けることができない。

汗で滑るのは確かだが、もう少し押さえるパワーと余裕が残っていれば耐えられるはずだ。 

しかしクロスの後、チョークアップする”間”を取れるようになった。 

これは進化だ。

 

そして最後のマントルも新しい手ごたえを感じることは出来た。

 

さあ次はいつだ。 

そしてビレイヤーはいるのか・・・・

 

パートナーぱるぞうさんは『予期せぬプレゼント』のオンサイト。 M川さんもフラッシュ。

そのあとM川さん『最高ルーフ』オンサイト。

ヘナチョコは私ひとりでした。

 


トシには勝てぬ  アンチエイジングな日

2008年05月26日 23時20分28秒 | 日々是帖

月曜日ひさびさに、鍼打ちに行ってきた。
さんざん待たされたあげく先生が私の身体を探って

 

 

「いつもこんなに硬いんですか? すごく張ってますよ。」

 

とすこし怒ったような感じで聞かれた。 

 

張ってるからここに通ってるんだけど・・・

 

「筋肉の状態がよくない。 こんな状態で登っていても調子が上がらないでしょうし、怪我のもとですよ。」

 

 

私は他のエセ怪我人と違って、痛みがあれば休んでいる方だと思いますけど・・・・

 

「けっこうストレッチもしているし、クライミングの間隔はとっているつもりなんですが、
なんで疲労が抜けないのでしょうか?」

 

 

すると先生低い声で

 

 

「トシだからですよ!」

 

 

ガーン

 


完膚なきまでにミモフタもない、おっしゃりようですな。

 

今日は先生機嫌が悪そう。 旦那と喧嘩でもしたのかな。 
イライラして変なところに鍼打たないでね。

 


 

さて鍼と温灸でまたもやドット疲れた私は忠告を無視して明後日のクライミングの
準備に余念がない。

 

もちろん平日とはいえ、ちゃあんとパートナーを確保した。

 

パートナーゲット率 33% 6人声かけて2名確保  
平日、クラック、という悪条件のなかこれはすごい数字ではないか。


でもジブン登れるかなあ?




イムジン河を渡れ第11部 ~賭けには勝った~

2008年05月25日 08時50分15秒 | 小川山

日本列島どこへ逃げても雨雨雨

 

自宅でジムで腐っているクライマーの皆さんこんにちは。

 

雨で他のクライマーが登れないのを喜んでいる怪我人の皆さんこんにちは。

 

週末だけ雨という懲罰的な天気周期のおかげで、血のにじむようにして確保した2日間は水泡に帰したと思われた。 

さすがにあの予報では正常なクライマーは出動を見合わせ、パートナー候補は次々と棄権していった。

 

金曜日の夕刻、アニマルのあがきとも取れる電話勧誘にひっかかったのはコマさんであった。 

 

こまさん。 かたじけない。 

 

とにかく現地にいかなきゃ登れない。 宝くじを買わなきゃ当たらないのと同じである。

自宅でモンモンとしているよりは現地でトドメを刺されたほうがスッキリするという自虐的な結論のもと小川山に向う。

 

結果は写真のとおり 晴れておるぞ!

体調はイマイチで身体が重いが、そんなことは言っていられない。 気合が入っていつもより30分以上早い到着の私はとにかく雨が降る前に登ろうとアップなしで本番。

湿った南風が入り、かなり蒸し暑い。 しかしコンディションの心配していてもしょうがない。 イメージトレもそこそこに離陸。

壁はやっぱり滑っているが、問題なく最後のボルトクリップまで。 

先日はここでいっぱいになっていたが、今回はまだ余裕があり、これはいけるかと思ったが、左手カチから右手ガストンを捕らえたところで左のカチが滑って

 

 

フォール。

 

 

やっぱり指先にテープ巻いちゃだめだな。 滑ってるときは余計滑る。

でも前回より1手伸びた。 

 

あと3手 

 

つまり秒読みってこと。

 

もう一便勝負にいくところで、雨がぱらつきサスペンデッド。

どうにもダルくて昼寝したのが運のつきだったようだ。 

 

 

撤収して下山を始めると雨はいったんあがったので、クジラ岩で遊ぶ。

ボルダラは一人しかいなかった。 マットをお借りしてA-Habを触ってみる。

 

3手しかできなかった

夏までになんとか物にしたい。

 

帰りに双葉のSAでメシ食ってたら、ZCC軍団に出会う。 

H森ペア、HCペア。 それぞれ違う岩場の帰りなのに、同時刻にしかもトイレで会うというのがおかしかった。 

こんな天気でも出かけるし、それなりに登ってくるところが、やっぱり

 

クライミングバカ集団と呼ばれるゆえんでしょうか。

 

 

 


イムジン河を渡れ第10部 ~観衆をまえに~

2008年05月19日 23時06分48秒 | 小川山

2週間ぶりに小川山に帰ってきた。

 

その前に2回予定していたが、2回とも雨にたたられた。

 

満を持して18日(日) この日はErikaぽんとはるぞうさんと一緒。

キャンプ場でアイロンヘッドさん、Limaさんと落ち合う。

 

前夜かなりまとまった雨が降ったようだが、この日はまずまずの天気。

お殿様岩は午前中の日当たりがよく風も通るので昼には乾くだろう。

乾くまで小川山レイバックにて練習。 Erikaぽんの初リードとRPであった。

 

 

私は早々にイムジンへ。

ぱるぞうさんにビレイをお願いして1本目。 岩はほぼ乾いてきた。

2箇所ムーブを間違えたが、順調に最後のボルトクリップまで。 このクリップ動作で急速に消耗する。 

 

一声吼えて

 

左手デッド! 止まった。

 

もうヒトツ吼えて

 

足上げて、右手クロス。 かなりいっぱい。

身体を返してカチにデッド。

 

止まったけど、そこから動けず。フォール

いつの間にか来ていたギャラリーのため息

 

このあとみんな何故か私のロープで遊んでいました。 

どうやらこのイムジンは人をやる気にさせる何かを持っているようです。

 

2便目はなんと3カメで撮影されるプレッシャーのなか離陸。

自分ではそうとう集中したクライミングだったが、今度は本当にパワー売り切れで、さっきより2手下でフォール。

 

普段こんな観衆のなかで登ったこと無いので、緊張したのかな。

ともあれ皆さんありがとうございました。 きっと期待に応えられる様さらに精進して帰ってきます。

 

 

というわけで、引き続きビレイヤー大募集中

 

ビレイしてくれたヒトには漏れなくトップロープレンタルとアニマルワンポイントレッスンがついてきます。

 


ミラクルマッチ

2008年05月17日 10時37分32秒 | 日々是帖

ちょっと遅くなってしまったが、たまには子供がなにやっているのか見に行こうと思い、先週末は長男の卓球の試合を見学に行った。

どうもぎりぎりレギュラーになっている程度のレベルなので、公式戦でひとつ勝てればいいな。 というくらいのキモチであった。

横浜市の地区大会で市内の中学ほとんどが参加しているため1000人くらいが会場に詰め掛けてごった返していた。

 

 

まずは1回戦。 緊張しているのかミスが多く、ほとんど負けていたが1-2から粘って

逆転勝ち 3-2

 

 1回戦は周りをみても温泉卓球に毛の生えたようなカンジで、中学レベルはこんなもんかと思った。

 

 

そして2回戦 すこしほぐれてきたが、棒立ちで足が動いていない。これも後半追い上げて

逆転勝ち。3-2

 

ここまでできれば上出来。 まさか2回戦勝つとは思っていなかったので、鍼灸院の予約をずらした。

 

 

3回戦。 かなりレベルが上がってきて、卓球の試合らしくなってきた。 左右の動きも良くなり、1回戦とは別人のよう。 しかし苦戦は相変わらず。

何度も追い詰められるがそのつど粘って拾い捲りまたも

フルセットで逆転勝ち

 

特に最終セット3-9からひっくり返したのは圧巻。 マッチポイントを握られてもあわてずにさばいて逆転した。

3-2

 

 

4回戦は相手の調子が悪いのか、息子の調子が上がってきたのか

ワンサイドゲームで勝利。 3-0 

 

よくわからないが「相手の戦術ミスだ。」ともっともらしいセリフを吐いていた。

 

さあいよいよ5回戦準々決勝 あと2つ勝てば県大会出場の資格が与えられる。

一試合ごとに動きがよくなっているのが素人目にもわかる。親の欲目でなくコーチもそうおっしゃっていた。 勝利が自信に。自信が実力アップにつながっているのか。

相手は1年のときに県大会に出場している強豪。 しかし2-1でリードする。

これはジャイアントキリングか!と興奮したが フルセットに持ち込まれ、最終ゲームマッチポイントのスマッシュがわずかにはずれた。 

そこから逆転負け

 

 

よくやった。 出来すぎ!

 

チームメイトもコーチも、そしてなにより本人が予想もしない大健闘だった。

 

毎回ギリギリの試合なので、結構楽しめた。 

家では見せたことの無い真剣な表情と集中力。 そして驚異的な粘り。 息子も外でがんばっているのだな。

 

とうちゃんもがんばるとするか。 

 

何を??

まあいいじゃないですか。

 

 


おばんさい

2008年05月15日 23時44分36秒 | 日々是帖

まったくばっかでクライミングにいけない。

 

 やけくそになって、ビョーインで鍼だけでなく温灸26点も一気に燃やしてみた。

 

ものすごく疲れが出た。 

 

やりすぎなのかな。

ここんとこ内臓も疲れているようで背中が張っていたのでちょっと過激に刺激してみた。

 

そのかわり週末まで酒を控えよう。 

 

そして身体にやさしい食い物を摂ろう。

 

というわけで、平日休みの私が夕食の支度。

 

① 切干大根と油揚げの煮物

ローカロリーで優しい味だね。 

 

② 肉じゃが

ちょっと甘かったかな。 

 

③ 新わかめと桜海老、じゃこのごま油いため。

→  くぅー酒が呑みたくなるつまみだぜ!

 

いや。 がまん。 ガマン。

早く週末になれ!!!


すでに熟年趣味? 日帰りウオーキング

2008年05月05日 19時10分39秒 | へなちょこ登山隊

GW後半は家族サービスに温泉でも・・・と思っていたが、長男は部活で忙しいし、ヨメも日帰りでいいという。 (こんなことならクライミングに行くのだった。)

ふとJRの駅パンフレットをいろいろ覗いていて、ちょっと気になるパンフを見つけた。

 

甲州古道ウオーキング

 

旧甲州街道をたどる旅で相模湖駅~信濃境駅までを10コースに分けている。

いつもクライミングに行くのに「中央道」ばかり走っているが、実はその高架の下は気になっていたのである。 クルマで行くのもいいが、渋滞しているだろうし、こんな静かな道は歩いてたどるのがいい。

 

今回は四方津から猿橋まで歩くことにした。

 

高尾から中央線の鈍行に乗ると同じようなウオーキング族がたくさん乗っていた。

ほとんどが60代以上のハイカーである。 中には若いグループもいて、こちらは大挙「藤野」で降りていった。

 

四方津でおりたハイカーは我々だけ。 道程は約15kmとお手軽なので、のんびりと歩き出す。 20号線からすぐにわき道に入り、静かな散歩が始まる。

2kmほどで大野貯水池に着く。 大正時代に完成した発電施設が残る。

カモがキモチよさそうに泳いでいる。

 

さらに坂を上がっていくとこんなバス亭が。 でも談合坂まではまだまだ・・

一休み

 

中央道談合坂SA付近 結構汗汗である。

さらに30分くらい登るとようやく旧甲州街道に合流した。

これは犬目の宿

 

犬目峠にある宝勝寺 北斎の「富嶽三十六景」や広重の「三十六景」にも出てくるらしいが、今日は生憎の天気で富士は見えず。

 

近くの農家。 もう100年以上の旧家だそうだ。 ここのおばちゃんから筍を2つももらう。 なんでも東京との2重生活だったそうで、ようやくご主人がリタイアされてこちらへ住んでいる。 旧家を維持するのも大変だそうだ。 茅葺屋根は修理できないので、その上にスレート屋根をほどこしている。

 

このあと長い下りで鳥沢宿へ下りる。

へなちょこ登山隊はここで疲れて電車に乗る。

 

鳥沢駅のつばめ↓ 「おめーら情けねーな」

 

いやがるヨメと次男を連れて猿橋へ。 猿橋駅から20分ほど。

橋げたを使わず、両岸から張り出した「はね木」によって支えられている。

猿がつながって梢から梢にわたるスガタを見て造られたとも言われている。

 国定忠治もここを常宿としていたようだ。

 

新緑がかがやく桂川