traditional climbing

クライミングスタイルにうるさいオヤジ系クライマーの日記
 クラック、スラブを愛するクライマー歓迎します。

日々の暮らし

2013年05月06日 10時30分46秒 | 瑞牆/不動沢

 

 

<夜岩> 瑞牆レイバック 5級

5月5日(日) 晴れ 気温高し 

昨夜は風呂にもいかず、8時に寝てしまったので、朝4時半に起きてしまった。 

HEROたちも朝早く7時には登場したので、早々と岩場に出かけることにした。

 今日は私の希望で「美しき日」、HEROの希望で午後から「百鬼夜行」の岩に行くことにした、。

まずは三の谷のエリアでアップ。 

桃岩でウオーミングアップのあと、瑞牆初心者のテツ、シュウ2名にお約束どおり「瑞牆レイバック」を

登ってもらう。 

テツはクライミングを始めたころにクラックの手ほどきをしているせいか、これを躊躇なくOSした。

 

レイバックが初めてのシュウ 

シュウはJ智の学生、あんまりボルダリングは得意じゃないと言ってたが。

かなり上部からも堕ちながら、根性で完登した。

 

 

名前のないのは4人全員

HEROもお付き合いで再登した。

こんなにいい天気なので、わたしも登ろうかな?とも考えたが、昨日ハイボール2本登っているとはいえ、

今日は気持ちが上昇してこないので、やめておいた。こういうのは気持ちが集中できないと危ない。

また松葉杖生活に戻るのだけはイヤよ。

さて本命の美しき日の岩へ移動。

とりあえずこのリップトラバース課題を登るのが今日の目標。

 

<美しき日>の岩  日々の暮らし 1級 TETSU

  

ここから左上部のリップに飛ぶ。  TETSU

結果は残念。 

1時間以上集中して撃ったが、最後のリップを叩いて止まらず。万事休す。

もうカラータイマーが点滅して消えそうだったので、ここにて打ち止め。

テツは早々とイチヌケしてしまった。

シュウも粘ったが、完登ならず。 HEROはさっさと美しき日と普通の日に浮気してった。

この岩は3課題とも素晴らしい内容なので、しばらく通うことになりそう。 だれか付き合ってね。

 

<美しき日> 2段  HERO 初手のポッケに届いてないぞ!

 

午後から百鬼夜行に移動するが、アプローチがわからず、1時間近くさまよう。

末端壁に向かう途中、右に入るのだが白樺が2本立っているところから右にが正しい。沢を渡って右のほうにいくと百鬼夜行、スラッシュフェースの岩だ。

 

スラッシュフェース全景。  右のひとがMみっちゅに似ていて声をかけそうになった。

スラッシュフェース 2段 TETSU 

結構かぶってます。 カチの連続をつないでいくこれまたジムっぽい課題。 テツの得意系で、「なんとかなりそう」などとほざいておった。

 

 

<百鬼夜行>の岩

3人で「高野聖」をトライするが、ムーブが解析できず、この日は????で終わる。

もう4人とも疲れてしまって、高難度課題は無理なので、キャンプ場近くの「みんなの岩」でクールダウン。

ところが4級が登れずに大いに焦る。 最後はなんとか登ったが、これって4級じゃないよ。 2級の間違いでしょ。

クタクタに疲れたが、帰りのドライブは眠くもならず連休にしてはまずまずの時間で帰れた。

しかしこの2日間で身体はダメージを負ったので、来週はクライミングお休み。 最近アチコチが痛くなってきた。

ボルダーの比率を落としたほうがよいかもしれない。 

 

<桃岩>

右抜け 6級 

左抜け 5級 (アニマル再、テツ、ヒロ)

<夜岩>

瑞牆レイバック 5級(テツOS、ヒロ再、シュウ)

<美しき日>

日々の暮らし 1級 (テツ) 

美しき日 二段 ×

普通の日 初段 ×

<百鬼夜行>

高野聖 初/二段 ×

<スラッシュフェース>

スラッシュフェース 二段  ×

<みんなの岩>

6級(アニマルOS)

3級SD 〇

二重斜線 4級(アニマル、テツ、ヒロ)

3級スラブ ×

 


阿修羅

2013年05月06日 09時42分29秒 | 瑞牆/不動沢

 

<みんなの岩 >

GW後半戦 5/4,5/5で瑞牆山にボルダリング

鉄は初めての瑞牆である。

5/3の夕方に出発しようと思ったが、この日の渋滞情報を見るにつけ、行く気が失せた。

あくる朝4時半に家を出る。

特に渋滞もなく、ふだん通りの時間でみずがき山自然公園に着いた。 驚いたのはその混雑ぶり。車はほぼ満車。 キャンプサイトも管理棟の廻りはテントが林立している。 

瑞牆のボルダー人気に火が付いた感じだ。 やはり雑誌に掲載するというのは影響が大きいのだな。それでもテントサイトにはまだまだ余裕があるし、車も路駐をいれればあと50台くらいは可能だ。

 

廻り目平の混雑に比べたら、まだまだここは天国。 上の芝生広場でごろんと横になり、草原を渡る風に吹かれながら青空に屹立する瑞牆の岩塔を眺めていると、その静けさと解放感に思わず昼寝したくなる。

ひとそれぞれ楽しみ方はあると思うが、私は山には基本的に静けさを求めてきている。 平日のオフシーズン小川山のカラマツ林を歩いていると、遠くで鹿の鳴き声が聞こえたり、オオルリの囀りを聞いたりできる。

こういうときの廻り目平の雰囲気はとても落ち着く。

仲間と囲むたき火も楽しいが、あまりに大人数だとかえって疲れてしまう。 3人~5人くらいで飲むのがちょうどよい。

 

さてテツとテントを張り、出発する。 子供の頃から小川山でキャンプをしているテツはその辺の大人より手際がよいので、支度は30分もかからない。

まずは皇帝岩

5級くらいを何本か登って、カンテラインの初段に取り組む。

フリークエント・フライヤーズ 初段 

なんでも航空会社の会員制度?かなんかの名前らしい。傾斜はなく、緩いフェースというかスラブに近い感覚。 足上げがキモだが、私はこういうのが苦手。

テツは結構しつこくトライして2時間ほどで完登した。

私はとなりの「鏡6級」を登って、高さに身体を慣らす。

 

皇帝岩のヴォック 初段

午後から阿修羅に移動。

阿修羅には10人くらいのクライマーが集まっていた。

 

<阿修羅> 初段

 

 

 ムーブはみんなほぼ同じようだ。 さっそく撃ってみる。

指 痛っっ!!

スタートホールドのポケットは指2本がずっぽり入るのだが、体重をかけるとめっちゃ痛い。

そして見た目よりも苦しい!

バランシーだし、パワーがいるしでこれは難産になりそう。クラックとは言ってもクラックムーブがあるわけじゃないので、うす被りのパワー系な感じ。

同じく阿修羅をトライ中のテツ

ちょっと違うムーブも研究したが1時間ちょっとで右手が壊れそうになったので、この辺で勘弁してもらった。

寒気が入って寒くなり、雨もパラついたので、童子岩で遊んで終わる。 前から気になっていた「契約穴社員」を登った。 3級にしては簡単すぎねーか。 そしてまたもハイボール課題「小藪の細道6級」を登った。

 

 

<童子岩> 小藪の細道  6級  6~7mのハイボール

小型マット一枚でハイボールを登るのは怖いけど、この高さになると落ちることは考えられず、フリーソロに近い感覚だ。 岩登りの原点を感じられる。

この日登った課題。

<皇帝岩>

マントル5級

ロイヤルポケット 5級

2級SD(テツ)

4級カンテ(アニマル)

鏡 6級(アニマル)

ヴォック 初段 ×

フリークエントフライヤーズ 初段 (テツ)

<阿修羅>

阿修羅 初段 ×

<童子岩>

契約穴社員 3級 OS、FL

小藪の細道 6級 OS、FL

 

おまけ 「燃えた地図」2段

 

 

 

 

 


今年もGWは秩父でボル

2013年05月01日 23時07分48秒 | 秩父

今年もGWが始まった。

ミサイルを撃つぞ、撃つぞと言ってた北の国はどうなったのだろうか。 あそこはクェートみたいに石油権益があるわけじゃないから、どんなにならず者でもアメリカは攻め込んだりしない。 それどころか韓国駐留米軍は引き上げたいくらいらしい。

そしてロシア。 なんだかプー大統領、俄かにすり寄ってきているようだが、信用するのはまだ早い。 

10年ぶりに公務復帰とは驚いたが、雅子様ちょっと誤算だったねえ。 病気だから同情するけどせっかく皇室外交を期待した周囲の思惑は完全に外れたわけだ。

レアルが負けて、決勝はドイツ勢同士の対決になるのだろうか。 バルサがんばれ。

世界は動いていくけれど、クライマーの行動は相も変わらずである。 

休みの日の岩のコンディションと自分のRPしか頭にはないのである。

それ以外の出来事、仕事、家族etcは人生の付録みたいなもの。 

 

当初の見積もりでは、前半は瑞牆でボルダリング、 後半は雪山に入ろうと考えていたのだが、膝の具合や足首の回復具合があんまり芳しくない。 3月に雪山に行った際のパフォーマンスを考えて、今回は雪山に上るのはやめておいた。

柏のをっちからボルダーツアーのお誘いを受けた。 

近場だがテツを連れて、三峰と中津川に出かけることにした。

 

これ以上ない晴天のなか、秩父のクラシックボルダーエリアは空いていた。

というか誰もいない。

前回もGWなのに一組しかいなかった。 みんな遠征に出かけてしまったのか。 御岳の忍者岩もマット一枚という有様だったそうだから、やはりそうなのだろう。

初日4/27はカメラを忘れたため画像なし。

三峰口でファックランズメンバーと落ちあい、シルクハットの岩場に。 

「涼しいマントルSD初段」

略してスズマン

出だしから難しいデッドムーブが続くカチ課題。 私は全く歯が立たず。 

皆で2時間は撃ってただろうか。 完登はテツとTTのみ。

午後から「ひも3段」に移動。

みねをがどうしてもやりたい課題らしい。 

全員ヒールフックからクロスムーブまでしか動けず、そこで終わり。 やはり3段は半端じゃない。

スラブの名課題

「ベロンチョ1級」

「ペタシ 初段」

両方ともつかみどころのないツルツルの岩を手のひらのフリクションで抑えて、スメアリングで越えていく課題。

岩の傾斜が変わったとかで、表記のグレードは怪しい。 みな早々と完登を決めたが、アニマル親子はこれにはまる。 特に先ほどはイチヌケしたテツが大はまり。

ホールドがつかめないこうした課題は現代クライマーにはつらいらしい。 私も昔は大のスラバーだったのだが、近ごろ全くスラブをやってなかったので、驚くほど下手になっていた。

ファックランズメンバーは水没の危険も顧みず、ゼブラカンテをトライしていたが、完登ならず。

夜は近くのキャンプ場でキムチ鍋で宴会。 おバカな話で夜は更けていく。 さすがは葛西ファックランズ。

 

キャンプ場の朝

無口な高校生 テツ

 

明けて28日は中津川  初めて行く岩場だが、ダムが出来たせいで道がわからず、右往左往すること1時間。

ようやく満足岩に着いた。

満足岩

満足1級

ピラニア2段 

撃痛カチの高くて怖い課題。 

 

細かくてバランシー

この日はみんな目立った成果はなかった。

なんだか岩に飲まれた感じで、闘志が足りなかった。 下地がそんなに悪いわけじゃないが、なんとなくプレッシャーがつきまとう岩だった。

フクベと違って、このようなフリクションのない岩は私は苦手だ。 静かでいいところなんだが、横浜からは圏央道を使っても3時間半かかり、小川山と変わらない。 実際この中津川から峠を越えれば、川上村である。

帰りは5時間近くかかりぐったりであった。

テツの成果

「涼しいマントルSD」 初段 RP

「ベロンチョ」 1級? RP

「ペタシ」 初段?  RP

「時間忘れの岩左」 2級 2撃

「ピラニア」 2段 ×