traditional climbing

クライミングスタイルにうるさいオヤジ系クライマーの日記
 クラック、スラブを愛するクライマー歓迎します。

春うららかな瑞浪で

2012年03月17日 19時04分08秒 | 瑞浪

昨年から週末の降水確率が高く、今週もおそらくコンディションは悪い。 

週末がダメなら平日があるさ。 サラリーマンの切り札は有給休暇。

年度末で使わないと捨てることになる。 毎年大量廃棄しているけど・・・

もったいないので1昨年あたりから、ご利用は計画的にしている。

目標は月1回の取得。これくらいだと仕事にも支障なく、周囲にも迷惑をかけず取れることがわかった。

でも本当に「休むぞ!」とコミットすることが大事である。

さて2か月前くらいから予定していた瑞浪の日帰りクライミング。

ちょっと遠いけど、景色がよくて日当たりがよくて「あー外岩に来たなあ」という解放感に浸れる私の好きな岩場のひとつだ。 ちょっと短いのが玉にキズだけど。

展望台でお茶していると幸せな気分になる。

 

 身投げしないでください。 「展望台でエースをねらえを覗き込むAya」

 

朝3時半に起床する。 八王子でAyaちゃんと待ち合わせして6時前にICに入る。

思ったよりも早く9時前には到着。 小川山とそんなに変わらない。 そんなことはないか。

展望台でテーピングしてるとHiromiさんがやってきた。 初めまして。

まずは「ハッピィクラック」でアップ。

Happy crack 10a  climber pylorine

易しいハンドクラックだと思ってたけど、ワイドハンド~フィストで、傾斜もあり右斜上しているので、女子にはちょっと厳しめだったかも。 でもHiromiさん楽しそう

お次はAyaちゃん目当ての「エースをねらえ」

今回はワイドを登りたかったそうで、怪しげな道具まで持ち出してきた。

Ace wo nerae  10b  climber  aya

 

シンハンドからどんどん広がっていく。 最上部にはチョックストーンが見える。 

オフィズス部分で結構粘っていたが、力を吸い取られていったんダウン。

 

原始人? 10c/d  climber pylorine

 

同ルート 右Ver.  climber animal

 

 

そしてみんなで「イヴ」をお触り 

 

 

指が入らず、足が決まらず、相変わらず厳しい課題である。

最初にグラウンドフォールしているので、トラウマが・・・・

プロテクションがあまりよくなく、地面が近いので結構リードは危ない。

 

 

 怪しげな器具をセットするaya

 

さきほどロープ、カムを残置したままの「エースをねらえ」を再トライ。

一度テンションがかかるが、先ほどとは別人の動きをみせるayaは見事にこのクラックを

抜け出た。 頑張ったね。

 

このあと桃割れ岩に移動したところで、アクシデントが発生し本日は終了となった。

Hiromiさん、Ayaちゃんお世話かけました。 なんとか家までたどり着けました。

また治ったら遊んでください。

 


いっそ殺してくれ  花粉地獄の瑞浪ツアーその2

2009年04月16日 22時48分23秒 | 瑞浪

お暑うございます。

 

時候の挨拶さえ季節はずれになるこのごろいかがお過ごしでしょうか。

 

明けて12日。 花粉は凶暴さを増し、すでに私の戦闘意欲を奪っていた。

 とてもじゃないが、クライミングに対する集中力はなく、皆さんの案内するだけで精一杯な状態。

 

 キャンプ場に点在する石像↓ 夜出会うとかなりホラーである。 

 

 

春霞? いやいや花粉にけぶる 笠置山↓

 

本日は展望台ではなく大岩周辺を案内する。

 

↑ 「ゾンビーフレーク」の大フレークをトラバースするIronさん。 

左の凹角が「アタックNo.1」である。

 

この2本はスケールも迫力もある。

ネコさん、Limacさんたちは 「ウオーターシュート」という長ーい スラブを登ってもらった。 終了点からは↓のアダムが見える。

 

私は午後まで死んでいたが、このまま登らないで帰るにはあまりに情けない。

 

アダムにチャレンジ。 しかし気合が乗ってないときには取り付いても無駄!

メンタルがダメなときは、トラッドを登る資格がないことを思い知らされた。

さんざんぶら下がってなんとか抜ける。 

別にできないムーブぢゃない。  怖くて進めないだけだ。

 

 

 

M川さんは初トライにして結構いい線いってた。 あと2回くらいやったら登れるんじゃないか?

 

 

 

しかし指が痛いルートだ。

 

 

帰りはETC1000円渋滞にはまり、6時間以上かかる。(家まで) 午前様となるが、ネコさんに家まで送ってもらった。

 

皆様お疲れ様でした。

 

 


花粉症で憔悴の瑞浪ツアー その1

2009年04月14日 18時44分51秒 | 瑞浪

4月11日

 

アイロンさんや、ネコさんのリクエストで今回は岐阜の瑞浪にツアーを企画。

だんだん旅行代理店になりつつある。 

他にM川さんとひらひらさんも参加して総勢6名で中央道から瑞浪ICに向う。

 

現地には10時半頃到着したが、とにかく

 

 

暑い

 

この日の最高気温は27℃

 

できるだけ日陰を選んで登る。

 

みんなのために「新人クラック」にTRを張ろうと思ったら・・・

あれ!? あれ!? 2回もクライムダウン。 

そしてついにフォール!!!

ワイドの登りを忘れていらっしゃるようだ。

他のひとも「感激」にはまってしまったようだ。

 

ここの岩場はグレードにだまされないように。

 

私はイブをまた練習。 12月に来たときよりウデが落ちており、またもやノーテンでは行けなかった。

プロテクションの位置もいろいろ検討したが、どれも50%~60%程度の効きとしか思えず、芳しくない。 

 

さらに核心部では止まっていることができないので、ランナウトとなり、もし1本でも抜ければ即グラウンドである。 

 

まだまだリハーサルが必要ですな。 かなり余裕を持ってムーブをこなせないとRPを無理です。 PPがやっと?

 

みんなは寝不足のようで、あまり気合が乗らない様子。わたしはと言えばこの日のクラスター爆弾なみの花粉攻撃でひどいことになっており、クライミングに集中どころではない状態だった。 Limaさんやひらひらさんもかなり苦しんでいたようだ。

 

早々に18時前には上がり、やっと見つけたキャンプ場へ。

岩場から40分ほどかかるが、私が探した中ではここが一番近かった。

オーナーのすべて手作りのキャンプ場で、かなり建築的には怪しいものだが、できたばかりでキレイである。 

泊り客は我々のみだったので、オマケでバンガローに泊まらせてくれた。

開業は4月からなので、冬は開いていない。でもオーナーのオジサンに交渉すれば開けてくれるかもね。

この日も我々が着くとすぐに帰ってしまったので、予約があるときだけ来るようだ。

つづく

 


怒涛の年末年始その2 瑞浪2日目

2008年12月29日 22時41分06秒 | 瑞浪

↑ あーらよ!をフォローするおまき

 

明けて2日目。

ウイルス性胃炎で何も食べられないはずのおまきは朝食バイキングでフルコースを平らげておった。 さすがケダモノは復活が早い。

 

昨日風邪で頭が痛かったアニマルだが、夕べの酒食で治ったようだ。こちらも都合のよい身体なようだ。

 

この日はシスターズドーム周辺で遊ぶことになった。

今回は珍しく女性が同行していないので、はっしーは女の子の名前のルートを片っ端から狙っていた。

私は前から気になっていた『ひばりチムニー』を登る。

このチムニーはノーピンである。 もちろんチムニーなので、はさめるギアは存在しない。 つまりフリーソロてこと・・・・・・・・

 

でももし降りられないとヤダからロープを結んで登る。 最初の3mくらいは緊張するが、だんだんチムニーのぼりのリズムが出てくる。 すると落ちる気もせず景色を楽しむ余裕も出て、とっても爽快なルートであった。

 

抜け口が心配だったが、すっぱり4つに割れた岩頭にはボルトが打ってあって、懸垂が可能であった。 

 

このあとシスターズドームに移動し、『有希子の初恋』を登る。はっしーが「カサブランカ」と形容したこのルート、 出だしが悪く、プロテクションが取りずらい。 

はっしーは肘鉄を食らって振られる。

 

替わりにアニマルが敵討ち。

最初は確かにジャムも、カムも極まりにくい。

ハンドが決まったあとは問題ないが、かなりの流血戦となった。

 

午後はおまきが『ティータイム』をオンサイト。

はっしーが『ゆうことやよい』をトライ。

私は夕暮れのなかトラッドの香りがするスラブ『なんてたってアイドル』をトライ。

1P目と2P目が異常に遠く、その中間に核心を持つこのルートで2回ほど落される。

はっしー すまん。 

1本目のピンが異常に高い意味がここでわかった。

 

3回目でなんとか登って、カラビナ残置という汚点を残さずに済んだ。」

 

ローカルクライマーからここ瑞浪の裏話を聞けて興味深かった。

またまったりと訪れようと思う。 

冬の岩場としては暖かでいいと思うよ。 短いけどそれなりにルートの質は高いし。

ボルダーもあるし、興味のある方はご連絡ください。

 

 


怒涛の年末年始その1

2008年12月28日 22時21分40秒 | 瑞浪

やっと長い1週間が終った。

 今日は1月4日だが、ブログ書くヒマもないほど忙しい年末年始であった。

 

 クライミング、クライミング、仕事、クライミング、実家、クライミング、仕事、クライミング

 

で数えたら8日間だったのね。

そのうちクライミングが5日

仕事が2日

 

家族といたのは 

 

 たった1日だけ!?

 

ひどいオヤジもいたものだ。

なので、振り返って2008年12月28日から報告します。

 

2008年の1月に雪の瑞浪を彷徨して以来の遠征となった今回。

前回のメンバーからユウコリンが欠けたが、風邪気味のおまきとアニマルを連れて

ハッシーのサンダーバードが走る。

快調に東名、中央道を走り、10時過ぎに瑞浪着。この日は展望台エリアで遊ぶ。

 

はっしーの宿題「エースを狙え」 写真のワイドクラック。

夏に不動沢で修行の成果があり、無事完登。 3人ともこのクラックで疲れてしまい、「イブ」はTRで登ることになった。

 

またどなたからか非難を受けそうだが、このルートOSトライでナッツ2本抜けでグラウンドし、リベンジしたときもエイリアンが抜けたいわくつきの悪女である。

あまりにプロテクションが悪いので、TRでリハーサル。 ムーブは解決したがプロテクションは??????である。 核心で堕ちたら止まるかどうかは五分五分かな。

このあと1本づつ登ってこの日はあがり。

クライマーらしくなく、ちゃんとした土岐のビジネスホテルに宿泊。 

これはこれで快適だが、どこかに安くていい宿はないものかね。

 

 

 


2年の月日は私を変えたの? ~瑞浪ツアー2~

2008年02月13日 22時37分40秒 | 瑞浪

夕べの酒が残っていた・・・

 

 今回ワインは2本用意した。 本当は1本飲めば充分だったのだが、もし品質劣化していたら・・・と心配して予備で1本持ってきたのだ。

どっちみち、あんまり呑む奴らじゃないし。 おまきはさっきのチューハイ1杯ですでにできあがっているし、ハッシもそれほど量は飲まない。YKは未知数だけど・・・

 

気がつくと2時間で2本が空いていた。 

 

朝はちょっと頭が重たいかなという程度だったが、昼過ぎから頭が痛くなってきた。 年取ると二日酔いも遅れてやってくる。

 

そのせいというわけではないが、今回もアダムのGETを逃した。

前回はへたった靴のせいにしていたが、2年経ってもその差は埋まっていなかった。

このように久しぶりに遠征で来てルートを落とすには、そうとうに力をつけないとダメだ。 11ノーマルのクラックはいままで何本か登っているが、1日で登れたのは若いころのヨセミテで「アドレナリン11b」をオンサイト、 「clack a- go-go! 11c」の2撃だけである。 

 

中高年になってからは4便~5便はかかっている。 

アダムの核心はほんの1mくらい、手数にすれば4手というところなのだが、足があまりないので、全体重がフィンガーロックにかかり、堕ちると指が折れそうに痛い想いをする。

 

でもアダムは本当に美しいクラックなのでなんとしても物にしたいものだ。

 

イブ?? 

あんな性悪女のことは忘れたぜ。

 


2年の月日は私を変えたの? ~瑞浪ツアー~

2008年02月10日 23時12分53秒 | 瑞浪

大雪の東濃地方。 

ちゃんと予報にも実況データーにも出ていたのに、大して本気で天気予報を見ないし、そもそも天気が悪いっていっても、出かけるアホ集団。

 

今回は思いっきりしっぺ返しを食いました。

 

東名を快調に飛ばして豊川まで来たはいいが、その先は昨夜の雪のために

 

「通行止め」 

 

をいをい 道路上は雪なんか消えてるぜ! 相変わらず事なかれ主義の日本道路公団 実はこのあと夕方6時まで通行止めだったというウソのような話。

仕方ないので、国道をえっちらおっちら走るが、渋滞は20km以上。瑞浪についたのは昼になっていた。 

 

たしかにここは一面の雪景色。 行き過ぎて飛騨に来てしまったのか??

それでもハッシのアウトバックは強い!! 雪の山道をグイグイと登る。

 

積雪は約10cmといったところだが、雪に足を取られながらスニーカーでアプローチを開始。 踏み跡が雪で覆われ、ルートがわからない。

 

 私とハッシで1時間ほど彷徨するも岩場になかなかたどり着けず、梢からの落雪とラッセルで全身びちょ濡れとなった。 

 

アニマルがなんとか野生の勘で展望台エリアにたどり着くが、そこは融雪で水が流れる悲惨な風景であった。本日はアプローチ敗退。 

 

 

まったくぅ ↓あの二人どこまで探しにいったのかねぇ

 

 

このあと時間がこってり余った岩バカたちは、女子部の強い希望で

『土岐Premium  Outlet』 に出かけた。

 

こんなところまで遠征に来て、なにが哀しくてアウトレットなんかにこなくちゃならないのか・・・  ああ不条理だ。

 

 

明日は登れます様に

 

 


なかなかいい奴だね。アダム

2006年01月09日 20時37分09秒 | 瑞浪

本日もZCC遠征隊と一緒に瑞浪に。今日で3日目なので、身体はガタピシしている。風邪も悪化しているので、通常なら『ごめんなすって』するところだが、遠征チームの一員としては休めない。
何故か『中央フリーウェイ』に萌えているコバさんのビレイ役に徹しようとしたが『アニマルさんも登ってください』と目をキラキラさせるので、隣のアダムにオンサイトトライ。 出だしがかぶった綺麗なフィンガークラックだが、えっ最初指が入らない! なんか人工的なポケットを使って立ち込む。4本目のナッツを入れたところではまる。フィンガージャムは指が折れそうなほど効くのだが、足が滑りまくる。目で確認して結晶に乗ってるのに滑る。その度に指が残置されそうな痛みに耐えるが、この靴では登れないとあきらめ、この一歩は飛ばして上に進む。その上は垂直以下になり、問題なく終了点まで。最後までジャムは期待を裏切らずラブリ-だった。性悪イヴとは大違いだ。降りてきてソールを確認すると穴があく寸前でコシがなくヘタリまくっていた。こんな靴でいままで登っいたのか、そりゃ落ちるわい。
しかしこのあともコバさんの萌えルート『中央ルフリーウエイ』にも登る。これは面白いね。またもや腐れクラックスで
スタンスに乗り切れないが、右足だけはなぜかアナサジがあったので、なんとか3テンで上まで抜ける。 「はあーやっと1日が終わった」と思っていたら、コバさんまたもや『アタックNo.1登ってくださいよ!・・・・』
えっ・・・だってもう4時だよ。『アニマルさんならサクッと終わるでしょう』
せっかくの好意を無にしてはいかん。適当にカムを引っつかんでさっきHッシーたちが登ったルートをトレース。でも登ってよかったよ。なかなか楽しかった。疲れた身体に癒しがあるね。一風呂あびた気分で帰れる。
今日の夕焼けも見事見事。とても充実した3日間のクライミングツアーでした。
皆様ありがとうとざいました。


冷たい悪女イヴ

2006年01月09日 06時41分37秒 | 瑞浪

4年ぶりに瑞浪にやってきた。昔肘鉄を喰らった女に逢うためだ。あのときは、グラウンドフォールして、危うく死ぬところだった。何人ものクライマーを撃退し、その生き血を吸う魔女。それがイヴだ。今回もやらせて貰えず撃墜!
前回ナッツ抜けした箇所はエイリアンに替えてみたが、見事に吹っ飛んだ。バックアップで止まったが、やはり危ない女だ。こんな悪女は諦めて明日はアダムにトライしよう。
それにしても今日の夕景は見事だった