traditional climbing

クライミングスタイルにうるさいオヤジ系クライマーの日記
 クラック、スラブを愛するクライマー歓迎します。

大弛峠に月を見た。

2008年10月30日 22時59分55秒 | 小川山

 

最近ブログ更新の気力がわかず、なかなか指が動かない。

成果がないのもあるが、ちょっと秋のアンニュイに陥っているかも。

 

とりあえず活動はしています。

 

先週末は泊りがけで小川山

 

私が泊りがけで廻り目平に行くと80%の確率で雨が降ります。

行く前は10日間くらい晴れていたのに・・・・

 

皆様お気をつけください。

 

 

かぶとむし↓ のF沢さん。 リハビリだそうです。

↑私は今日落せるつもりで来たのだが、2便目の本気トライで、カチガバにあと10cmというところで、力尽きてフォール。 

最近ボルダで遊んでばかりいるから、粘りがなくなったんじゃないの? 

 

3便目は核心ムーブに入るところで『もうダメ、堪忍して』状態であった。

 

また今度ね。

 

 

枯れ木トライ中のE塚くん。↓ 「ゲー出そうですよ!」   

 

だそうです。

 

ぱるさんとE塚くんは1日中このルートに張り付いてたね。

おーい暗くなったからもう先に帰るぞー。 残業はZCC並。

 

 

 

2日目はボルダリング

 

クジラで船長打ちまくろうと思ってたら無常の雨。 この日はスローパーにも届かず。

 

少し雨宿りしてヴィクターに出直し。

 

 

三日月をトライする M川さん。 この上のホールドが激悪!!!

 

 

あっしの唯一の成果 ↓ 『コンケーブ』 結構得意系でござんした。

あ-よかった。 

 

以上ボルダラーばっかりの小川山でした。


野望ならず。

2008年10月22日 23時06分14秒 | 御嶽

 

懲りずに会社サルボってまた御嶽。

 

どうやらボルダーに嵌ってしまったようだ。

今回は寄り道もせず忍者のみ。

 

結構河原は風が強く肌寒い。 しかし10月後半にしてはやっぱり気温が高いようだ。 

 

忍者にはJのU田さんが来ていた。 いろいろとアドバイスもらったり、デモで登ってもらったり、ビデオ撮ってもらったりとありがとうございました。

U田さんの登りは上手すぎてあんまり参考にならず・・・

(それができりゃ苦労しないって奴・・・)

 

でも 実はこの日密かに完登を狙っていたのですよ。

前回来た時に結構いいとこまでいったし、力のある午前中のうちにやれば登れるかも?

 

と思ったのは大きな

 

 

思い上がり

 

であったようだ。

この日は第2クールまでまったく”飛ばし”が成功しなかった。

なんだか左手は力が入らないし、腰は引けてるし、足は切れるし。 

ぜんっぜんっ ダメダメ

 

はたと気がついて昼からは左手のカチもちを止めて、いつものオープンハンドに直してみた。

 

するとやけにすんなりスローパーが取れるではないか。

その後の飛ばしも結構余裕。 5割以上の確率で取れるようになった。

 

やっぱりアニマルには『カチもち』なんて細けぇ業はニアワネェ。

 

ホールドなんて、がばっと豪快に取って、適当にひっかかってればいいのよ。

 

↓ 飛ばしが決まったところ。 ハイステップから右ひざを内側に捻っているところが技だね。

 

↓慎重に左足を上げて

 

↓クロスでスローパーを押さえに行く。 アンダー気味に結構よい掛り。

 

でもって・・・ 

左足が滑って落下

 

このあとも右手があと数センチでクラックに届くとこまで行ったが、ダメだった。 

時間的にも体力的にもあと5本くらいは出せたが、先週傷めた右手がうずきだしたので、これで打ち止め。

 

川でアイシングして帰った。

 

10月中にあと1回。 また仕事さぼらなきゃ・・・


仕事の合間にボルダリング

2008年10月13日 23時14分49秒 | 御嶽

3連休クライミングを楽しまれたみなさん。 こんばんは。

 

連休は仕事でしたが・・それが何か?

 

予定では「ヘナチョコ登山隊涸沢に三段紅葉を見に行く」はずだったのに。

 

某大手コンビニチェーンの気まぐれなセールのために貴重な連休をつぶされた哀れなサラリーマンでござんす。

 

しかしこの秋晴れのなか、3日間もオフィスにいたら気が狂ってしまう。 幸いというか、そんな思いつきのセールには店の方もやるきが起きないようで、大して忙しくない。

今日こそはクライミングに出かけよう。 

一応部下に休日出勤を頼んでいる以上、何かあった場合には2時間以内に職場に行けるように『御嶽』にした。

 

何時もならそろそろ岩場についている8時すぎに横浜から湘南新宿ラインで奥多摩方面へ出かける。 

アイロンさんたちは車で先行している。 余りの陽気のよさに船を漕いでいるうちに寝過ごし、御嶽に到着したのは11時を廻っていた。 

 

さっそく忍者返しに向う

さすがは休日。 この人手である。

 ↓クリックで拡大

 

ヨセミテ帰りのERICAぽんも「子連れ」でやってきていた。

本当に子供いたんだね。 (暴走)ママクライマーだったんだね。

今日は「忍者」にトライするのはEぽん、Limac、アニマルの3人と他のひと5人くらい。 でもみんな飛ばしまで行かず堕ちてしまうので、上部のムーブが盗めない。

 

この日は私は前回よりも調子よく3便目で飛ばしをGET!

ここから2手はすごくかかりがよく、落ち着いていたが、上部のクラックに手を伸ばすムーブがわからない。 かなりデッド気味にとばすが、目測を誤りかすりもせずフォール。

 

実はこのトライが唯一のチャンスであった。

その後は全くガストンが止まらず、この日も完登ならずであった。 あれはマグレだったのか。

 

↓スローパーから遠いガストンを取りに行く

画像を見ると引き付けよりも腰が離れてしまっている。 

体幹が弱いね。

アイロンさん・・・ 子供返し。 結構いいとこまで行ったが、上部も悪いらしくまだまだかかりそう。 

でもこの日は2級を3本GETしてご満悦でした。 Eぽんの息子にえらく気に入られていた。「おにいちゃん」と呼ばれるのはどんな気分ですか?

 

Limacさん・・・ 今日はお疲れの様子。 あんまりトライしなかったね。  忍者一緒にがんばりましょう。

Eぽん・・・・  ボルダリングの時は静かなんだね。 結構マジモード? それともママモード??

 

2時過ぎに「デッドエンド」に移動。

初見参だったが、右手の甘いカチ引き付けで筋をおかしくする。

これは苦手系だな。 忍者より悪いかも

 

その後左のカンテが面白そうだったので、やってみたら登れてしまった。 

 

初の2級ゲット

 

最後に思わぬ「予期せぬプレゼント」を手に入れ満足。

帰りも寝過ごしてしまった・・・・ やっぱりトシなんだな。

 

 

 

 


ずいぶんとお達者で

2008年10月08日 11時46分50秒 | 雑学帖

もうひとつ紋次郎ネタ

 

こいつじゃないよ。

 

いやーいま見返しても『かっこいいぜ』

中村敦夫当たり前だけど若くて渋い!

 

主題歌は上条恒彦の

誰かが風の中で

である。  これはファーストシーン 渡世人て今で言えば浮浪者に近いものがあるのかな。 こんな薄汚れた格好で旅を続けているわけで、大体どうやって凌いでいるのか、ちゃんと旅籠に泊まったりしているので、各街道で食客になったり、喧嘩の助っ人になったりして稼いでいるのだろうか。

でも群れたり人に頼ったりしない紋次郎はどこどこ一家の厄介になるのもらしくないし。

 

 

天涯孤独のもんじろう

↑はラストシーン  芥川さんの名ナレーションが懐かしい。

こないだ篠原涼子の「ハケンの品格」を視てたら同じようなセリフがあった。

「カノジョが何故ハケン社員の道を選んだかは定かでない。』

 


あっしには かかわりのねぇこって

2008年10月04日 12時03分31秒 | 日々是帖

子供の頃は渡世人になりたいと思っていた。

 

 小学生のころ親に怒られながら、眠いのを必死に耐えて 市川崑監督の『木枯らし紋次郎』を欠かさず見ていた。

 

三度笠に長脇差で街道を独り行く。 

その孤独で強い立ち姿に憧れたものだ。

異常に長い爪楊枝はトレードマークで風呂に入るときも咥えていた。

 

 「あっしには かかわりのねぇこって。 ごめんなすって」

 

といいながら、結局最後は思い切り関わってしまう。 クールで冷たく、人との関わりを避けながら、その実人情に篤い義侠のおとこだった。

 

私も子供ながら割り箸をけずって長楊枝をつくり、飛ばす練習をしたり。 当時うちにあった刀(本物の日本刀)を持ち出してはいろいろ構えて鏡に写していた。

 

当時の内容はよく覚えていないが、闘争のシーンの迫力と冒頭に必ず「濡れ場」があったのは印象深い。 たぶん親は小学生が濡れ場を観ることに抵抗があったのだろう。

 

上州新田郡 三日月村の貧しい農家の生まれ。 10歳のときに故郷を捨て無宿渡世人となる。 

 

生まれたときに危うく間引かれそうになったことといい、10歳で家を捨てるというのはどんな人生なのだろうか。 

 

自分と同じ年齢でたった一人で生きていくことの重さを考えたとき、世間知らずのガキの頭ではただボーゼンとするのみだった。

しかし同時にその自由で、クールで誇り高い生き方に強い憧れをもったのだ。

 

 

渡世人とは違うが 勝新太郎の「座頭市」も大好きだった。 イチの優しさと超人的な強さのギャップが素敵だった。

 

また清水の次郎長のファンでもあり、小学生のくせに清水湊まで2回も行き、次郎長の墓などを廻った。 

 

クリントイーストウッドの「夕陽のガンマン」なども良く見ていたが、マントを羽織っているところなども紋次郎とよく似ている。

 

要はちょっと変わったこのガキは『アウトローであること』に憧れていたのだろう。

 

そんな強くて優しい男になりたいと思っていたが、渡世人ならぬただの勤め人としていまにいたる。 天涯孤独には耐えられず、フツーに家庭をもって暮らしている。

 

まあ人生そんなものだよね。