パンピングアイアンⅠは終わったが、今年度の城ヶ崎最終目標が控えている。「キャデラックランチ」である。このルートは1987年大岩純一さんによって初登された。シーサイドのボルトクラシックはこの'87と’88に集中して拓かれている。私の美観で恐縮だが見た目の良さでいうと以下の順になる。*グレードは発表当初のものと百岩場を併記
1. キャデラックランチ 5.12b⇒5.12b
2. パンピングアイアンⅠ 5.11c⇒5.11d(5.12a?)
3. サーカス 5.12ab⇒5.12bc
4. コロッサス 5.12d⇒5.13a
5. プレッシャーダイレクト 5.11c⇒5.11d
私はパン1しか登っていないので、内容のよさはわからない。スケールがあり、独立した風格と見栄えのよさなどの存在感。そして登っているクライマーが映えるルートということでの評価である。異論は大歓迎ですので、貴方のベスト5をあげてください。
さてこの日も大盛況のシーサイド。 ZCCはヒガシ、おKEIさん、ヤマS、タマ&シホ、パナイ、bibi. ほかK瀬さん、GAIDAさん、プラクライマーさんなどいつものメンバー。パナイさんとbibiは初めての城ヶ崎ということだった。あの丸こいホールドに苦労していた。 bibiは訳もわからず連れてこられて、じっと海を眺めていた。
タマちゃんはサザンクロスレッドポイント! 見逃してしまった。残念。彼はこのあとシンデレラにトライして1回目で上まで抜けてしまった
ひがしはチリコンの核心ムーブ固め。おKEIさんはエアダン修行中。シホちゃんもタイトボーイ修行中。K瀬さんは先週エアダンを登り(おめでとうございます。)ピスタに取り付いている。
さて私は本日無人のキャデラックランチへ。先週はプリプロカムがずーとあったので、トライできず。 今日はグラウンドアップでオンサイトトライ。下部は技術的には問題ないが、5mランナウトするので決してミスは許されないパートだ。キャメロットを2個極める(85%の効き。)そこからさらに3mランナウトして1本目のボルトクリップ。 ここからハングに突入して2本目にクリップ。向きの悪いピンチホールドが連続し、もう一手でリップというところで力尽きる。 その後はハングドッグしまくってムーブを探るが、ファーストトライからまったく伸びない。「こりゃー難物だ・・・」 2回目もまったく同じ結果であった。前腕よりも背中がパンパンに張ったので、今日はこれくらいにしといてやった。
ところでこのランチにベタベタとマーキングしたのは誰だ!やるなとは言わないが、自分が終わったらちゃんと消しとけよ!興ざめもいいところだ。
上部のスラブにも点々と白い棒があり微妙なスタンスを拾う楽しみを奪っている。
そして今日はクラックで締め。 ホワイトクリスマス5.10c RR だが、ルートを良く思い出せず、適当に選んで登った。(一応あってました。)プラクライマーさんがフォロー。 最近たまにしかワレメをやらないので、今日はびびった。このルート登りにくい上にプロテクションが悪く、ポイントが非常に制限される。 なれないヒトには危険なルートである。
なんだかとても疲れた。最後は追い討ちをかけるように上り返しの大渋滞につかまる。1時間くらいかかったのではないか。 独りでゴボウができない初心者を連れたパーティーは早めに撤収するようにお願いしたいものだ。 また右ルートが空いていることが多いので、後ろのヒトに声をかけて先に登らせるなど工夫がいるだろう。 やっぱり古いロープで縄梯子でも作るのがいいのか。
bibiはこの闇夜の中犬用ハーネスに吊るされて、荷揚げされ、いったいどんな気持ちであっただろう。「もう2度と来ない・・」かな