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traditional climbing

クライミングスタイルにうるさいオヤジ系クライマーの日記
 クラック、スラブを愛するクライマー歓迎します。

梅にうぐいす

2012年04月01日 22時09分03秒 | 河又

受傷後初の外岩は河又となった。

ブログにはアップしなかったが、受傷後3日目には山岳スポーツセンターで鉄のトレーニングにつきあって片足で1本登ってみた。 20日は3本ほど登れた。 

1週間でギプスは取れて、サポート装具で歩けるようになった。

クライミングよりもアプローチの登り降りのほうがきつい。 次回はストックを持って行った方がよいだろう。

1年ぶりの河又は空いていた。 2パーティー6人ほどしかおらず静かなものだった。 

壁も乾いており、いつも雨後に来るけどここは雨に強いのかもしれないな。

久々の外岩リードクライミングだし、河又の石灰岩は滑るのでおっかなびっくりだったけど、今日は無理せず10台と11台前半までをトレースした。 足首をテーピングで固めているので、フットワークが限定されるが、そこそこ登れた。 爪先立ちになるムーブが痛いのだが、夢中になるとつい伸び上ってしまう。

ヒロは10cまでをオンサイトしたが、大五郎では大苦戦であった。 初めての岩場としては頑張った方ではないか。  外岩の経験が少ないので、ムーブの引き出しがあまりないためどうしていいかわからないようだった。 石灰岩のムーブは石灰岩を登りこむことでしか身につかないので、こればかりは通うしかない。

昼過ぎまではとっても静かで、鳥のさえずりが心地よかった。 木漏れ日のなかで登り、昼寝をして久々の外岩ライフを満喫した。 やっぱり自然の中はいいなあ。 そしてこんなに空いていると自然との一体感がより感じられる。

しかし午後からはバイクの音が響いてきて煩かった。 奥多摩や奥武蔵は峠道が多いせいか走り回るバイクの音が興ざめである。 彼らも休日を楽しんでいるのだろうが、なんとも邪魔である。

ちょっと足が張ってきたので、無理せず3時過ぎには上がり、さわらびの湯でくつろぐ。

ここもお気に入りなんだが、もうちょと安くなりませんか? 800円は高いよぉ。 川上村の300円とまではいかなくても500円にしてくれないかな。

この日各高速の渋滞情報を聞きながら、3時間弱で帰宅でき、近くてよい岩場と再認識できた。

 

 


砂漠に響く唄は誰がために

2011年05月17日 23時29分21秒 | 河又

鉄はがんばったが、オヤジはどうなのか。

先週の小川山は気合が乗らず、褒められた内容じゃあなかった。

だいたい自分が好きでクライミング来ているのに、モチがあがらないとか、気分が乗らないとか、調子が悪いとか

文句ばっかり言ってたらバチが当たる。 毎週岩場に来られるだけで万物に感謝すべきだ。

最近自分のパートナー含め、仕事の環境や、家庭の事情でなかなか登りに来られない仲間が多い。

「お忙しいことで・・・」と言いながら、毎週送り出してくれるカミサンに感謝。

そして仕事があるから、家が落ち着いているから自分は遊びに熱中できるのだ。

東北のことを思ったら100倍自分はシアワセなのだ。 好きなことできるんだから。

疲れてたって何だって来たくて来たんだ。

だからこの時間を精一杯頑張ろう。 1本1本を真剣に・・・ 

 

遊びだからこそ妥協せず! 

明日がどうなるかわからないから、このトライを真剣に。

 

まったりしたきゃ家で屁こいて寝てな。

 

5月16日(日) 今日も快晴。

たにまりさんと約束していた河又。 

集合に時間差があったためロンリーで取り付きへ。 同じくロンリーな若者を発見し声をかける。

 

「ビレイしますよ」  (ビレイしてくれよという意味)

「あっ大丈夫です。 もうすぐ仲間が着きますから」

 

(そうじゃあねえだろう若いの。 気が効かねえな。)

 

10時頃ようやく、たにまり&ひげが出勤。 すぐさまビレイを頼み、デザートソングのマスタートライ。

アップなしで結構順調に進むが、核心最後の1手の手順を間違えてフォール。

仕方ない。 ワンテンで上まで抜けて降りる。

1時間半空けて、2回目

核心最後のデッドポイントで左手がコルネに当たり、ガバを掴み損ねてフォール。

 

未熟者め。

 

 ハングドッグしておさらいするが、このようなルートは途中からだと集中力やムーブの連続性が

途切れる為うまくいかない。

昼食を取って昼寝をきめこむが・・・ 

周りのオシャベリが煩すぎて寝れず、人気のないエリアまで行って横になる。 

 

うるさい連中から100mも離れると静かな林間だ。

見上げると木々を通して青空が見えてココロが癒される。

午後3時

今度こそ登る。 

相変わらず廻りは煩い。 集中が乱される。普通は本気RPトライする人がいたら、シーンとなるだろ。

 

1P目をクリップしたら、周りの音が消えた。 自分が集中に入った瞬間だ。

核心の数手は保持力が落ちていて、ちょっと弱気になりかけたが、気持ちでつないでガバを取った。

あとは慎重にレストいれながら、間違えずに終了点まで。

ヒトのこと煩いなんて言えないくらい騒がしいRPだったが、最後は気持ちが入った登りで集中できた。

 

やっぱり自分のクライミングは『気持ち』だと思う。 気合が入らないRPは嬉しくない。

テクがどーの、壁の状態がどーの、靴がどーのなんて、あんまり関係ない。

どんだけその時に登る!という気持ちが持てるか?じゃないのか。

RPするときは必ずしもベストコンディションじゃあない。 でも登れるときは登れるのだ。

 

たにまりさん。 ドカ落ちしてごめんなさい。 そしてビレイ有難う。 貴女も石灰岩頑張って克服しましょう。

ひげさん ムービー有難うございました。

 

「デザートソング」  

通算7便 

いい名前だね。 自分が登ったなかでは珍しくいい名前だ。


空いてたよ川又

2011年04月26日 22時55分42秒 | 河又

土曜日、横浜は未明から大雨。 すでに今日のクライミングは日曜日にスライドしていた。

GWは前半に小川山3日間、中間で雪山に入る為、その準備と買い物に費やす。

わたしのヤッケは神奈川国体でもらった年代物。 昨年の立山~黒部の縦走中。風雨のなか

3時間あるいたら、中まで濡れていた。 さすがにこれは買い替え時だろう。

 

モンベルで雨具を新調した。 スパッツのワイヤーを交換し、グローブなどの小物を探し出す。

なにしろ6年ぶりくらいの雪山だ。 手袋を出してみると片手ばかりが7つも出てきた。

何故手袋や靴下というのは片方がなくなるのだろうか?

JET BOILもそろそろ修理が必要なのだが、時間がないので、だましだまし使うことにする。

この日は朝からカモシカスポーツ行って、B-Pump2でコンペの申し込みして、ラーメン食って、モンベル行って

帰って来て、いろいろ準備してたら夜の8時 くたくたに疲れて晩飯も食わずに寝てしまった。

 

スカルパ ファントムライト↑  スカルパのくせになんだかテスタロッサみたいな色だな。

 

さて明けて日曜日。先週に引き続き週末は川又に行った。

昨日の降水量を測ってみたら、川又の近辺は1~2時間しか降っていない。 これはかなり可能性があると見て出発。

Sが迎えに来てくれて、T平と3人で名栗へ。

8時半頃河原の駐車場に着くが1台も車がいない。  この駐車場は使われていないのだろうか。料金箱も無いし、勝手がわからないので

帰りに支払うことにして岩場へ。  

 

誰もいない?  なんで??

 

岩は先週来た時と変わらずパリパリに乾いている。 

賭けには勝ったぞ!

 

T平とSはミヤザキミドリ、麦畑でアップ。 

麦畑は私もOSしたが、短いがなかなかテクニカルで面白い。 

そうこうしているともう2組現われた。

1組はTNB夫妻だった。 Mayuさんはデザソン、TNBさんは一期一会狙い。 もう一組の1人もデザソンなので

今日は7人しかいないのに、このデザートソングのラインに4人(笑)

Desert Song 12a  Climber animal

 

先週覚えたはずのムーブだったが、核心の1手が、というより足が決まらず堕ちた。

2便目も失敗したので、この部分はムーブ変更したら、そこからは一発でつながった。

あり得ないと思い込んでいたアンダーだが、足の位置でこれだけ変わるのか?

いやあ勉強になるなあ。 これぞ石灰岩ムーブ!

 

アンダーを制するものは石灰を制す。

 

川又の岩がこんなに面白いなんて、いままで第一印象だけで嫌っていたのが、もったいない。

この日は2便しか登れず、にわか雨となったので、早々撤収。 次回こそ登るぞ!

 

変更したムーブの備忘録ムービー

 

つぶやきにT平が「大五郎」をトップアウトと書いたが、TRを張ったSの勘違いで隣の「いきのいい奴」を登っていたようだ。

私は大五郎をオンサイト用に取っておく為、観ないようにしていたのでミスインフォメーションしました。 ゴメンナサイ。

↑ T平、苦手なレイバックを特訓中。 どんな岩場でも登れるようにガンバレ! 

 

そろそろ新緑がきれいな季節です。

この日は温泉は割愛して、かわりに高尾駅前の「西海ラーメン」を食す。 

角煮ラーメンうまし!!