動物日記

動物についての、いろんなお話し

傷病鳥獣の受入について・・・

2008年06月10日 | Weblog
熊本県鳥獣保護センターでは、傷病鳥獣の受入の時間は午前8:30~午後5:00まで行っているのですが、年間に何件か時間外に持ってこられたようでセンター入り口付近に置いて帰られる方がいらっしゃいます


鳥獣保護センターは県の施設ですので、本来は簡単な書類に記入をしていただきその用紙をこちらで保管しなければなりません


書類の問題もあるのですが、一番の問題は・・・傷病鳥獣自体の問題です


①入り口付近に置かれた傷病鳥獣は、一晩外にいることになりますので衰弱した体では夜間に気温が下がることで自分の体温も下がってしまうことがあるのです。そこに置かれていることも知らない職員が翌朝出勤したときには亡くなっていることもあります



②夜のうちに外敵に襲われてしまう。数年前までは外敵による被害はほとんどなかったのですが、ここ1~2年は捨てられた猫たちの餌食になってしまうのです。
鳥獣保護センター駐車場で猫に餌を与える人がいるために、だんだん増えています野鳥の楽園が猫により楽園ではなくなってきています私も猫が嫌いなわけではありませんしかし、餌を与えていい場所かどうかの判断は必要かと思います。



上記のような理由から、傷病鳥獣を置き去りにしないでください。せっかく助けてもらった命なのに、私たちが状態をみることもなく亡くなってしまうということは、結果的に助けてあげられたことになるのでしょうか?


どうしても、仕事の都合などで持込ができない場合には御相談下さい
時間さえあえば職場へ引き取りに伺うこともできますし、土曜日も日曜日も当センターは開館しています

せっかく助けてもらった命ですから、最後の引渡しまでのお世話をお願い致します。


最新の画像もっと見る