動物日記

動物についての、いろんなお話し

狂犬病のお話し

2007年10月27日 | Weblog
狂犬病の予防接種と蓄犬登録は飼い主の義務であることは皆さん御存知かと思います。しかし、日本での発生はないから・・・と言って予防接種を受けさせない飼い主さんがいらっしゃるのも事実です

確かに、日本での発生(外国で犬に咬まれ、帰国後に発症した人を除く)は1957年以降にはありません。

しかし・・・外国では発生しているのです。海外へ犬を連れて旅行へ行ったり、または、逆のパターンなど容易に諸外国へ行くことができるようになった今、絶対狂犬病は発生しないと言えるのでしょうか?

法律で定められた飼い主の義務ということももちろんですが、人間を守るためでもあることを忘れないで下さい。

もし、狂犬病が発症したら、必ず死亡します。そんな恐ろしい病気は非常に少ないそうです

予防接種を受けていない犬が感染し、人や他の犬に噛み付いてまた感染・・・
どんどん広がっていきます。予防接種を受けない理由に『高いから』『混合ワクチンを受けてるから必要がない』とおっしゃる方がいますが・・・

高いからということについては、予防接種を受けさせられないのであれば、受けさせることができる頭数を飼育するべきです1頭なら、予防接種で3000円・登録で3000円(初年度のみ)で済むのです。後は毎年予防接種を受け、3000円支払うだけです。しかも年に1回ケーキやお菓子、お父さんのビールを数日我慢すれば払える金額です

混合ワクチンを受けてるから必要ないとんでもない話ですね。混合ワクチンの中には、狂犬病は含まれていません。もし、狂犬病が蔓延したら混合ワクチンでは感染を逃れることはできません。混合ワクチンは、犬が感染症にかからないための予防接種です。狂犬病の予防接種は義務です。ワクチン接種は任意です。そこを勘違いするのだけはやめてください

飼い主の義務はきちんと果たしてくださいわからなければいい・・・という安易な考えで命ある動物の一生に責任が持てますか?動物の一生に責任が持てないのであれば、動物の飼養はしないでください。
動物は、ぬいぐるみでもおもちゃでもありません