砂漠の井戸

メラノーマ治療の備忘録

細胞診(甲状腺の腫瘍)の結果

2018年08月04日 | がんセンター

 7月24日に頭頸科にて細胞診の結果をきいてきました。細胞を注射器で採取してくれた先生は緊急OPで他の代打の先生が結果を伝えてくれました。

「細胞はしっかり採取できていて、悪性度のグレードは5段階中のグレード1でした」グレード1と5のどちらが悪性度が高いのか知りませんでしたから一瞬息を飲んでしまいましたが、先生が悪性度について直ぐに説明してくれました。悪性度が低い方から1・2・3・4・5と段階的にグレードが上がっていくとのことでグレード1についてはもはや悪性ではなく良性ということでした。甲状腺というとやはり甲状腺のがんを一番に思い付く自分としては、メラノーマの転移ではないにしろ甲状腺がんの可能性を強く疑っていましたが取越し苦労だったようです。

7mmと言われていた腫瘍ですが、細胞診後は五割増しで大きくなったように感じていましたが、エコーで再計測してもらったところ4mmということで縮小していました。腫瘍自体は縮小していて針で刺激したために周りの組織が腫れていたのかもしてません。今日現在は発見時と同じくらいの大きさになっている感じです。良性とはいえ本来あるべきものではないので、大きくなるようなら切除しなければならず、経過を追っていくことになりました。

鎖骨付近のしこりについては相変わらずグレーなのですが、皮膚科の担当医がエコー画像の専門医に見解を詳しく聞いてくれて、メラノーマの転移とは少し違っているようだととのことで、ちょっとだけ気が楽になりました。お盆に両方のしこりのエコー検査を再度することになりました。2ヶ月に一度のインターフェロン注射のタイミングでもありましたが、6月の注射後にしこりができたこともあり一度休むことにしました。注射後の首の張りや痛みが毎回強くなってきていることも理由にあります。

首の専門だろうからと、頭頸科の先生にリンパ郭清後の後遺症が年々酷くなって困っていると相談すると、動かさないでいるとどんどん固くなる一方だから、積極的にガシガシ動かしなさいと指導されました。動かすと張りが出て、更に首肩が固くなるので、あまり動かさないようにしてきたのは、全くの逆効果だったようです。固くなった分はもう元には戻らないだろうとも言われました。固くならない新式の郭清OPもあるのだそうですが、僕のOPは旧式だから固くなってしまうのだと... 。

郭清手術を受ける際の説明では短期的には神経の麻痺などはあるものの、長期的な後遺症は気にする程ではないと聞いていたので、後遺症について自分はかなり楽観的過ぎたようです。早い内に頭頸科はすぐ隣の外来にあるのだから予約を取ってアドバイスをもらい対処していくべきだったと後悔しています。新式の郭清OPもあるのなら最初に知っておきたかった。とにかく、首肩積極的に動かさないと老後は大変なことになるような…。

さて、インターフェロンもそろそろ止め時かな。。。