昭和45年入学組通信

日本大学芸術学部演劇学科同期生の近況情報

片岡一郎君からのメール

2009-12-06 22:48:45 | 先輩後輩仲間
知り合ったのは、立川談四楼師匠の下北沢での独演会の会場。

会も終わり、会場で軽い打ち上げが行なわれた時に偶然隣りに居合わせたのだ。
聞くと師匠からゲスト出演を依頼されたので会場の下見に来た活弁、活動写真弁士との事。
その上、驚いたのは日芸演劇の後輩だったと言うこと。


2006年4月、左端が片岡君。談四楼師匠の独演会会場にて。

この出会いが先か後かは不確かながら、当時立川志らく劇団「下町ダニーローズ」の芝居にも役者として出演していたのもしっかり観ていた。


2006年12月、談四楼師匠の独演会のあと下北沢の打ち上げ会場に向かう途中、だと思う。

その彼が、クロアチアで海外公演だと言うメールをムコセからもらった。
以下に、その本文を転載する。

ぜひ、みんなで応援して成功を祈りたい。




向瀬様

 歳晩の候、いかがお過ごしでしょうか。
 お世話になっております。活動写真弁士の片岡一郎です。
 度々ご案内させて頂いておりますが、お陰さまで本年は東京国際レズビアン&ゲイ映画祭、ヨコハマ国際映像祭といった国際イベントや、VJの方に無声映画と活弁をリミックスして頂いたり、木馬亭でのお芝居でNHK交響楽団コンサートマスターとの共演等、実りの多い年となりました。
 そんな中で急遽12月13日にクロアチアでの海外公演・FILM MUTATIONS: THE
FESTIVAL OF INVISIBLE CINEMAへの参加が決定いたしました。

 しかし、残念ながら現在の無声映画業界は広報意識に低く、折角の3年連続海外公演という活弁と無声映画を世間の方々に知っていただく為の実績を全くアピール出来ずにおります。
 そこでお力におすがりしたくメールさせて頂いた次第です。

 何らかの形で今回の公演をご紹介頂けないでしょうか?個人ブログ等で取り上げて頂ければ、さらに言えば口コミで話題にして頂くだけでも十分にありがたい現状なのです。
 本来でしたら直接お会いしてお願いするのが筋では御座いますが、師走の折、お時間を頂戴するのも却ってお手間かと思いメールにてご連絡差し上げました。
 ご検討頂ければ幸甚です。何卒よろしくお願い致します。

会場となるザグレブ近代美術館のサイトはこちら→ http://www.msu.hr/#/en/
 どうやら展示の合間を狙っての上映のようで、情報が出てきませんがこちらで小津安二郎監督作品『生れてはみたけれど』を口演致します。
 

                       平成21年師走吉日 片岡一郎

 毎月5の日、インタビューサイト藝能往來更新! 今月は声優 江上リノさん・酒井相一郎さん
 http://geinou-ourai.com/

 『徳川夢声の小説と漫談これ一冊で』に音源提供しました。話術の神様・徳川夢声のもう一つの顔。
 清流出版より発売中。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
片岡君からの案内パート2 (muko)
2009-12-08 22:30:30
片岡君から公演の概要が送られてきたのでご紹介させて頂きます。

今回の企画は、その名が示すとおりクロアチア国内で知られざる名画を鑑賞するのが目的の映画祭です。
 上映会場がザグレブ現代美術館という場所もあって、若干アカデミックな企画のようです。
 上映作品の『生れてはみたけれど』は日本の名匠小津安二郎の無声映画期代表作であり、クロアチア人の日本映画研究家によって選定され上映する運びとなりました。

 私が呼ばれたのは、2年前に同じくクロアチアにモトヴン映画祭で衣笠貞之助監督作品の『狂った一頁』の弁士を担当した事がきっかけとなっています。活弁は日本独自の上映形態であり、海外で公演すると新鮮な体験として非常に高い評価を得ています。今回も日本独自の形態を尊重し、弁士の語りと、現地のミュージシャンによる生演奏での上演となりました。

 ザグレブは世界4大アニメフェルティバルの開催地であり、日本文化に対しても低からぬ関心を持っている土地柄です。そういった街で小津安二郎監督作品が上映される意義は高いと思われます。

 本当にざっくりとした内容ですが、概要は以上です。
 よろしくお願いします。

               片岡
返信する

コメントを投稿