昭和45年入学組通信

日本大学芸術学部演劇学科同期生の近況情報

中川晶一朗追悼公演

2009-03-09 22:37:57 | 先輩後輩仲間
「星の王子さま」の公演の案内をもらった。

実は、昨年10月に亡くなった中川晶一朗君が深く関わっていた「リューダの会」と東京演劇集団風による、特別な「星の王子さま」なのだ。

チラシにある文面をここに再録してご紹介したい。

公演日時: 2009年3月22日(日) 開場:14:00 開演:14:30
公演場所: 鶴ヶ島市女性センター 「ハーモニー」ホール

尚、観劇を希望される方は、

東京演劇集団風 電話03-3363-3261までお問い合わせください。

リューダの会のホームページはこちらです。






       リューダの会芸術監督、中川晶一朗を追悼して

    「星に旅立ったひとりの星の王子さま 中川晶一朗に捧ぐ-」

リューダの会に立ち上げから関わり、子どもたちを導いてきた、芸術監督中川晶一朗氏が2008年10月に急逝されました。 この公演を企画し、ワークショップがはじまると楽しみにしていた矢先のことでした。
東京演劇集団風との出会い、子どもたちに本物の舞台芸術を体験させる機会をつくってくれた中川氏に感謝と敬意をこめて、この公演を「中川晶一朗追悼公演」とさせていただきます。



          『無邪気のエネルギー』

    子どもたちの夢中で遊ぶ姿は、無邪気さに満ちている。

そのうち彼らは場の空気を次第に膨張させながら、最後には雲にまで駆け上がっていくようだ。
彼らに振り付けをしたり、演出をしながら、度々どきりとさせられるのは、その驚くほどの吸収力と、大人には真似のできない心のしなやかさだ。
そんな子どもたちを憧れにも煮た気持ちで見つめながら、時々『絶対少年』という言葉を思い出す。別の言い方をすれば、どんなことがあっても変わらぬ、また何者にも壊されない、「永遠の内なる少年性」とも言えるだろうか。
それは、生命の生きる力の静かに燃え上がる透明な炎のようなものだ。
少年性、少女性の中にこそ創造力の源はあるに違いない。ヒトが大人になっていくということは、その少年性を遠くに置き忘れていく道のりのようにも感じる。
子どもの無邪気さにはっとさせられる時、大人はその自分の忘れ物をあわてて取り戻そうと、うろたえてしまっているのかもしれない。

星の王子さまの物語世界は、子どもたちの遊びの中に生まれる無邪気さというエネルギーの世界に似ている。

その透明な世界、透明な意思は、時代や環境に左右されない消えることのない光。夜空に明滅する星の光にも、上演されてははかなく消えていく物語世界にも同じく不変の光を見出せれば、幸せだ。
今回、東京演劇集団風の星の王子さま公演に参加させていただくことを通して、子どもたちと、そして支える大人たちの力をあわせ、無邪気の光の柱を舞台に立ててみたい。
その光がどこまで届くのか、届けられるのか、ただそのことを見つめてみたい。

その光のむこう側に、幾重にも重なる星の王子さまの世界が透けて見えてくることを信じて。

                                          リューダの会 芸術監督代行 香春(カウラ)




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1 コメント

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ぜひ、お越しください (KAZE 木村奈津子)
2009-03-11 19:07:42
晶ちゃんが浅野に提案し、約束された企画がこの鶴ヶ島での『星の王子さま』。
「なつこ、頼むな」と2人から言われ、晶ちゃんと一緒にリューダのお父さん、お母さん、子どもたちに会い、企画を説明し、一緒に楽しもうね! と始まったとたんに晶ちゃんが居なくなってしまいました。
でもお父さん、お母さん、子どもたちは、天国にいる“なかジイ”に届けと、歌に踊りに芝居に、元気な笑顔と、すごいエネルギーを発しています。ぜひぜひご来場ください。
チケットはKAZEにあります!
お申し付けください。
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